FPの9:FP2級試験勉強はこれなしじゃできなかったと対策

試験勉強時間を10日や7日など詰め込めますという方、気を付けたいことがあります。
 
実技の過去問復習に対し、ネットを通してやる場合です。
 

過去問道場など、多々あります。印刷などプリントアウトするとものすごい量になるので、ネットだけで済ませることになる方が多いと考えられます。
 
ネット中心ということは、一日3・4時間、ブルーライトで目を酷使するわけです。目の疲労は色んな疲労に直結します。目の情報で動く脳への影響は避けられません。特に寝る少し前までPCやスマホで勉強しようものなら、脳の疲労はさらに増し、日常のパフォーマンス低下は避けられません。生活に支障が出始める方も。
 
よってネットを使った勉強は、眠る2時間前で止めるくらいがベターと考えます。
 
とはいえ、2級以上は実際紙で試験を行います。実践慣れしておくという意味で学科、実技とも一回前(例えば9月試験の方は5月)位はプリントアウトしてもいいんじゃないかと。
 
学科試験対策について記載がほとんどないのは、マークシート4択だからです。終了5秒前でも、塗りつぶせば4分の1で当たるからです。過去問とテキストを繰り返し行っていれば、時間不足は回避できるからです。
 
私が書くよりも、動画サイトを見て勉強した方が、圧倒的に身に着くのがホントの理由ですが。実技は他の理由も含め、もっとです(13章参照)。
 
とはいえちょっとだけ記載します。
 
学科実技とも、ネットによる動画サイトの解説を見ると、理解が深まります。特にユーチューブなど動画をみることが大事です。私の場合、動画視聴なしではFP2級試験は受からなかったと、ハッキリ言えます。
 
暗記に頼る詰め込み学習ではなく、理解と考えを元にする学習のため、学んでいて楽しくなってきます。
理解と考えの両輪で挑まないと、特に3級暗記詰め込み独学で受かった方は、行き詰まるんじゃないかと。
 
注意すべきは、動画の存在に気づいたら、早めに試験を受けることです。
前に述べましたが、動画がわかりすぎて、受かる人が増えてしまい、結果試験の難易度が上がってしまったからです。試しに5年前と今の過去問を比べると、パターンで解けたりする問いが減って、ひっかけや言葉の言い回しで落としにかかる問いが増えています。
 
次に注意するのは、動画視聴時間。丁寧にお伝えしている分、講義時間が長いです。講義本数が何十本もあると、タブレットなど大きめの画面を使っていても大変なことになります。

こまめに分けて行ってみてください。最悪1回目はナナメ読みし、気になる分野だけ再視聴や倍速でいいと思います。倍速の速度は、聞いていて不快じゃないこと、考えをちゃんと咀嚼(そしゃく)できる速さです。私は1.2倍速がベースでした。
 
実技ですが、試験時は4択以外の計算書き込み型は、半分出きれば良し位でいいです。勉強したことが出ればいいですが、焦ると、時間と不回答というダブルの痛手になるからです。
40問を90分で回答というのは、それほど受験者のメンタルを削りにかかるってくるのです。
 
実技といいつつ、6~7割くらいは選択で出てくれます。この選択は計算が出来た結果、これが答えだろうとわかるので、こちらを大事にします。
 
実技試験の書き込み対策勉強は一生懸命に。
試験時の書き込み対策は半分できれば可。
これ位で落ち着けるのではないでしょうか。
 

学科は不動産など6分野あります。各分野10問で計60問。うち6割36問とれば合格するため、苦手を得意分野でカバーできたりします。
 
ポイントとして2つ。
1:年金や不動産など、出題側が応用問題を出しにくい分野に、得意分野を設けておく
2:時間短縮や、時間に余裕ができる分野を作っておく
 
1について。
近年遠回しな文面やひっかけ文など、実際にお客はそういう聞き方しませんよね?という問題文が増えています。
一方、金融資産分野は、証券会社勤務など専門家が解ければ良しという傾向です。5問以上取って、他でカバーしたほうが得策に感じます。
 
私は金融が5点でしたが、不動産が偶然含め10点とれて、カバーが効きました。
 
2について。
試験は緊張の連続です。自分に余裕がなくなってもおかしくないです。余裕が出ると、一歩引いて状況が見られるようになるので、得意分野というよりも、余裕ができる問題をいくつか作っておくといいです。
 

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