携帯の名義変更をしたという話。
先日、携帯の名義変更をした。
ようやく、といった言葉が正しいほど、長い道のりだった。
実は自分の契約状況は複雑で、もともとauからpovoに移行していたのだが、povoでは名義変更ができず、なくなく料金の高いauに戻してから名義変更の手続きを行うといった流れだったのである。
かの会社の手続きはめんどくさい。
こと実店舗において、至近距離でひとにあーだこーだ言われながらものを選ぶのが大の苦手な自分からして見れば、地獄のような時間だった。
今の時代、オンラインでなんでもできるというのに、なぜ通信事業主であるはずの携帯会社の手続きは実店舗にいかなくてはならないのか。
甚だ遺憾である。というか軽蔑する。
そもそも今時小学生ですらスマホを持つ時代、支払い主である親が契約者を自分にすることは容易に予想がつく。
それなのに、いずれ予期される手続きをなぜこんなに複雑にするのであろうか。
初手から客を逃すつもりがないという魂胆が見え見えである。
今の時代、子供だろうが自分で好きな会社が選べない、というのはお世辞にもスマートとはいえない。
それをスマートフォンを取り扱っている携帯会社がやるのだから、世の中終わっている。
ほとんど学生が名義変更を行うときなんてのは、親元を離れて独り立ちし始めたくらいだというのに、なぜわざわざ契約者本人(親)の委任状なり、家族間証明なり面倒なものを求めてきやがって。そんなものは本人確認書で事足りるものだというのに。
名義変更のために実家に帰るなんて、深夜バスでさえ5000円超えるってのに、舐めてんじゃねぇぞって感じである。
というかpovoで名義変更できないというのは、サービスとしてどうなのか。
総務省の勧告とはいえ、突貫工事のように子会社をつくって格安SIMにすればいいというものなのか。
かといって肝心のau自体の料金体系は見直しも特になく、ただ値段を下げただけのお粗末さ。
iphone7のスペースブラックと美しいフォルムを片手に興奮した高校時代に戻りたいである。
当時は自分も情報弱者であったとはいえ、さすがに腹がたつ。
まぁ結局povoに戻るのだが。
非常に不服だが、楽天モバイルに魅力がなくなってしまったので消去法としてしかたなく、povoに戻ることにした。
ちょうど4月から留学するので、基本料0円というのは理にかなっている。
さて、これから子供に、あるいは自分でなにか契約を取り付ける際はゆめゆめよく調べてから手続きに進むようお進めする。
当たり前のことではあるが、ひとはそれをあまりできない。
自分が情報弱者でいることほど、怖いものはない。
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