見出し画像

婆さんの通院

来週でも良かったんだけど、婆さんが急に「今日医者に行こう」と言いだしたので、午前中に定期受診。

5月末に受けた高齢者検診の結果を持っていく。いろいろと「正常値」より外れた数値はあるんだけど、去年一昨年と比較して急激な変化は無い。ただ徐々に血中たんぱくの低下や貧血が進んで来た感じ。

主治医は、貧血がちょっと気になると言い、3ヶ月経ってるからもう一回調べておこう、と。

婆さんには、暑いけど畑やってるのか?秋の作付けには、雨が足りないねとか。

こういう会話は、さすが田舎のお医者さんだ。

私には、歩行の具合や物忘れ、怒りっぽくなってないか?などと質問される。

時々つまづいたり、動けば腰が痛くなったりする。着替えなどの動作が以前よりワンテンポずつ遅くなっている。

物忘れはあるけど去年と比べても大した変化はなく、他人のせいにすることもなく、怒りっぽくもないと答える。

処方せんを薬局に出し代金を支払って終了。薬は来週日付けなどを書き入れて、配達してもらう。

その後、銀行に生活費を下ろしにいく。前回下ろしたのは5月末。婆さんの手元に9万円置いていた。今回確認してみたら、3万円残っていた。3ヶ月で6万円か。

普段は生協で牛乳や生活用品を注文し(私が)、昼食は毎日お弁当を配送してもらっている。全て口座から引き落とし。集金は新聞代と毎週通う高齢者のサロン代金。妹が来るときに何か買い物を頼んで、その代金を支払うくらい。あとは、毎月の通院代か。

田舎なので、冠婚葬祭、特にお葬式は多いけど、親類以外は香典も少ない。ただ回数だけは多いので、去年香典袋に押す名前と住所のはんこを注文した。

婆さんは今は生活するのにお金に困ってないけど、今後施設に入るとか、もし亡くなったら、その後の家やお墓の後始末を考えると、一体いくらかかるのか不安になる。

特に家の始末。その時に自分たち三人きょうだいがそれぞれ何歳になってるのか、どんな状況なのか。今想像しても全くわからないけど、せめて自分たちの代で始末をつけたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?