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ブックピックオーケストラ

暑い中じゃが奉還町商店街のラウンジ・カドで行われたブックピックオーケストラの「Sake to Books」の昼版「Coffee to Books」に行ってきたんよ。

概要を上記サイトから転載させて頂くとじゃな、

「book pick orchestra代表の川上洋平が、ひとりひとりお話を聞きながら、あなたのための本をお選びします。(中略)話を聞きながら、今宵のあなたに合わせて、本を3、4冊ご紹介いたします。
1冊の本には多様な側面があり、自分が意識していないようなジャンルの本棚にも、実は今の自分に適した本があったりします。SAKE TO BOOKSでは、ひとりひとりのお話を聞きながら、あなたにあった本への道を探し、紹介させていただくよう心がけています。」


置いてある本でまず刺さったんがこれ。

○萩原朔太郎全集別冊「遺稿」(上下巻)
○散文詩(ソルゲーネフ・中山省三郎譯(訳))


で「詩を書いてます」という旨を言うたら
こういう本はどうですか、と以下の本を提案して下さったんじゃよ。

○現代アメリカ詩集(片桐ユズル訳)
○人間は瞬間瞬間に、いのちを捨てるために生きている(岡本太郎)
○アルプ(1974年9月号)



散文詩にインパクトを感じ、現代アメリカ詩集にこんな表現あったんかなと思い、アルプの写真を使わずに文章で山を表現する想像力に素晴らしさを感じ、岡本太郎のエッセイに勢いを覚え…萩原朔太郎全集別冊(のご無理言って上巻のみ)を買うた。
(ほんまなら下巻も欲しかったんじゃが…財布が…)

なぜかというと詩だけじゃなく独特の詩論や(その中に中原中也のわが半生が取り上げられていたり)

「詩批評家出でよ」
「三木露風一派の詩を追放せよ」

という考えれん喧嘩腰か対立に「うわぁぁぁ」となって…なんとか頼み込んで買った。
ブックピックオーケストラの川上さん、感謝御礼申し上げます。
無理聞いてもらってありがとうございます。

行かずして出会いなし。人間にしてもそう、本にしてもそう。と感じた夏のような暑さの昼じゃった…。

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