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フィルムで写真を撮ってみたら学んだことが予想以上に多かった件

これまた久々のnoteになります。なかなか書く気力が・・ホント言い訳しか出ないですね。
先日、私の好きな写真家である平野太呂さんといく渋谷フォトセッションツアーに参加して参りました。

内容は、最初に「一二人の写真家」というドキュメンタリー映画を観たあと、(木村伊兵衛や土門拳の実際の撮影の様子を動画で見れる貴重な映画!)平野さんから写真に対する心構えやレクチャーを受け、実際に渋谷の街に出てフィルムカメラでスナップ撮影というもの。撮影後は渋谷の写真屋さん、フォートウエノさんにフィルムを現像に出し、後日もう一度集まり現像した各々の写真を見ながら講評会を行うというもの。これ、撮影と講評会で2回集まることになるんですけど、正直遠方からなもので2回目の参加は躊躇っていたんてす。でも1回目の撮影で他の参加者の方や平野さん、ニッチャートラベルの柴田さん、上野さんとの交流がとても楽しくて講評会も参加することにしました。結果的に本当に楽しかったし、良い経験になりました。ただ、いざ自分が撮影した写真を見てみると反省点ばかりで、今まで自分が撮っていた写真はデジタル頼みだったんだなーということを痛感しました。以下写真を載せていきます。

自転車のヘルメット着用が努力義務になりましたね
どういう意味でしょう?動かないから撮ってねということかな?
水平はわりと取れているけど面白味がないかなー
これも構図的に面白かっただけで特に意味はなし
地元ではこのサイズのバスは見ることがなかったので
渋谷のわりと真ん中で緑がありゆったりした空間が面白かった
のんべい横丁。再開発の狭間にある光景。ただ、構図が単調で面白味がない。
LGBTQのパレード。これは被写体頼りの写真ですね。
supremeの行列。客層を見て色々考える。予想以上に水平垂直が取れてなくて愕然とした。
集合住宅と選挙ポスターという生活感が渋谷っぽくなくてこれはわりと好き

どうでしょうかね。フィルムならではの色味や粒状感はあると思いますが、これは撮影とは関係がないですからね。フィルムとフォートウエノさんの現像のおかげだと思います・・実際、写真の内容は置いておいてプリントした写真の質感は素晴らしかったですね。
そして、講評会での他の参加者の方の写真の自由な雰囲気に感銘を受けました。道端の草や落ちているゴミ、放置自転車や廃墟、渋谷を歩く個性豊かな人々の表情など、のびのびとした作風の方が多いように感じられました。それに比べて自分の写真は構図を気にし過ぎていて型にはまっている肩肘張った写真に見えたんですよね。
何を撮りたいかという具体性がなく構図や配置を気にし過ぎたつまらない写真に見えたんです
実際に平野さんから言われたのは「構図は悪くないが写真に一貫性がないのでもう少しセレクトすると良いと思う」ということでした。また、「構図を気にするんであればいっそのこともっと突き詰めた作品を作っても良いと思う」といったとてつもなく適格なアドバイスを頂きました。完全に心の中を見透かされていると思いましたね 笑

でも本当にこれが自分の写真を考える良いきっかけになったんです。どんな写真を撮りたいかというより何をどう撮りたいのか。構図というものはそれを伝えるための手段にしかすぎないんだなぁと。要はまだ自分の撮りたいものが細かく掘り下げられていないんだなあと思いました。
ああ、この雰囲気いいなぁと思ったら、具体的には何が良いのか?光が良いのか空間が良いのか物の配置が良いのかなどもっと深く突き詰めていかなければならないと思いましたね。

いずれにしろ多大な収穫があったことは間違いありません!講評会のあとはスタッフの皆さんと参加者の皆さんで懇親会。東京でお酒を飲むのは久々だったので刺激的だったなぁ。

平野太呂さんは皆さんから質問攻め
星野源さんとの共作「ばらばら」へ平野さんのサイン

平野さん、柴田さん、上野さん、ニッチャートラベルのスタッフの皆さん、そして参加者の皆さんへ感謝です。間違いなくコロナ禍以降で一番楽しかった 笑 所詮は趣味の写真でももっと続けていこうと思えました。あ、動画もね。

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