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版元品切れのようです

昨日の朝日新聞です。

「折々のことば」で取り上げられているのは明石海人です。明石海人って、ご存じでしょうか? 「あかし・かいじん」と読みます。たぶん読めない人も多いだろうと思ったのでしょう、朝日新聞も「かいじん」とルビを振ってありますね。

あたしは辛うじて知っていたのですが、それは何故かと言いますと、あたしの勤務先で『幾世の底より』という、明石海人の評伝を刊行しているからです。情けない話、この企画が出るまで、あたしも明石海人という人のことはまるっきり知りませんでした。

明石海人はハンセン病患者ですが、出身は沼津なんですね。沼津と言えば、あたしの妹家族が住んでいるところなので、なんとなく親近感を覚えます。ちなみに妹のところの姪っ子たちは学校で明石海人についてはなにも習っていないようです。聞いても知りませんでした。生家とか記念碑とか、沼津にはあるのでしょうか?

そして明石海人の作品は岩波文庫から『明石海人歌集』という本が出ているのですが、こちらは現在品切れになっているようです。岩波文庫は時々復刊をするので、この本も復刊されないかなあと密かに期待しているのですが、いまのところそのような気配はありません。

売れ残っている一冊が書店店頭に置いてないかと、営業回りの途次に探してみますが、目にしたことはありませんから、市場から消えてずいぶんと時間がたっているのでしょう。それとも岩波書店に問い合わせれば、倉庫に一冊くらいは残っているのでしょうか?
https://www.rockfield.net/wp/?p=5136

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