誰もが、それぞれ、自分自身の特別な瞬間や、思い出、感情を呼び起こすような特別な歌、思い入れのある歌を持っていると思います。

私も、過去の note の記事の中で、私自身にとって思い入れのある曲をいくつか紹介してきました。

1989年暮れに発売された浜田麻里さんのバラードを集めたベスト・アルバム「Sincerely」も、私にとって心に残る曲が集められたアルバムです。

浜田麻里さんというと、1988年にはNHKのソウルオリンピックNHK中継テーマソング「Heart and Soul」や、CMとのタイアップで大ヒットした1989年の「Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。」など、私は力強いロックのイメージでした。

ある日、車を運転していて、たまたま聞いていたラジオで浜田麻里さんのバラードが流れていて、バラードを集めたベスト・アルバムが発売されると聞きました。流れていた曲は、アルバムにも収められていた「Over the Rainbow」と「In the Precious Age」。

すぐにCDを買い求めました。

好きな歌手のアルバムでも、私はどうしてもあまり馴染まない曲があって、つい聞き飛ばしたりしてしまうのですが、このアルバムは本当に「ベスト・アルバム」でした。これだけのバラードを集めたアルバム、すごいなと思いました。

社会人になってしばらくして、家族がみんな海外赴任で出払ってしまって、クリスマス、年末、正月と私だけ日本の社員寮で越冬することになって、ウォークマンでこのアルバムを聴きながら、近場の山に登山に行って夕陽を見たことを思い出します。

中でも特に好きなのは「Restless Kind」。

浜田さんは去年デビュー40周年を迎えられて、コンサートツアーを開催したとのこと。ますますお元気に活躍されているようで、うれしいです。