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国民の方を向いて仕事をしなければ選挙で落選する世の中にする。

選挙によって選ばれ、国民や地域の住民のために働かなければならないはずの議員の不正やごまかし、怠慢が目に付きます。

また、選挙区や自治体によっては過半数にも満たない投票率で、当選したからと言って、まるで有権者から全権委任を受けたような傲慢な政治を行う政党や議員もいます。

選挙の時のインタビューなどで、投票を棄権した人たちの「どの候補者や政党も代り映えしない」「誰がなっても政治は変わらない」「自分の1票では何も変わらない」などのコメントを耳にします。

どんな政治をしても、次の選挙で有権者が鋭く反応しなければ、まず現役議員や与党の政治に対する取り組みへの緊張感は薄れていくでしょう。次の選挙で当選するために必要な特定の支持者の票だけを確保できれば良いのですから、政治は非常に偏ったものになる可能性があります。

現に与党議員のパーティー券に関わる政治資金の不正疑惑、特定の宗教団体とその関連団体への異常なまでの交流など、まさに、国民全体の方を向いた真剣な政治意識が働いているとは思えない事態が起きています。

私たち有権者が必要なのは、このような議員たちに、私たちの方を向いた真剣な政治を行わなければ次はないという、厳しい緊張感を与えることだと思います。選挙ではそのような投票行動をとることが必要なのだと思います。

私たち国民や地域住民全体のことを真剣に考えて政治に取り組む議員に対して、十分な経費や報酬が税金から支払われることに関しては、私は反対ではありません。

ただし、前提として必要なのは、特定の企業や団体、個人のために偏った政治が行われないということであり、公職選挙法、政治資金規正法などの遵守はもちろん、私たち有権者が、議員の政治活動や言動に日々注目し、国民や地域住民のほうを向いて真剣に政治を行わない限り次は無いという緊張感とプレッシャー中で、それでも公共の福祉のために真剣に政治に取り組む高いプライドを持っていただくことです。

政治家や政治団体のモチベーションが、特定の企業や団体からの訳の分からない支援金や、裏金などの金儲けというのであれば、私はそのような政治家、政党の表向きの言動に関わらず、その人たちが行う政治の本質を疑います。

今まで投票を棄権していた人には、ぜひ政治に興味を持って投票をしてほしいと思います。

それでも、もし投票したい人や政党がどうしても見つからないのなら、現役候補や与党以外の有力対抗馬に投票し続ける投票行動は意味があることだと思います。現役候補や与党の政治意識を変え、政治がより良い方向を向くかもしれません。

有権者の多くが投票することによって、期待通りでなければ現役議員や政党にプレッシャーを与え、期待に応えてくれればその議員や政党に投票するだけで、日本の政治は変わってくると思います。

私たちが無関心ほど政治は退廃していくのだなと、今回の国会議員裏金問題を見ていて私はつくづくそう感じています。


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