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1994年から夏の暑さが変わった?では冬の気温は?

昨日、熊谷における夏 (7・8月)のここ60年ほどの気温の変化を1日の時間帯ごとに見てみました。

子供の頃の夏より現在の夏の方が暑い気がしていましたが、データでも明らかに気温が上昇していることを示しているようです。それはどの時間帯でも表れています。

ただしこの60年の中で気温は徐々に上がってきているというよりも、急激に傾向が変わった年があるようです。それが1994年です。

昨日も掲載しましたが、たとえば、熊谷の朝6時の7・8月の平均気温を見てみると、1994年以降平均気温が一段上がっていることがわかります。この傾向は朝の6時だけではなく、他の時間帯でも見られます。

そしてこの傾向は下記サイトでも紹介されているように、8月の熱帯夜(最低気温25度以上)の日数、真夏日(最高気温30度以上)の日数、最高気温33度以上の日数、猛暑日(最高気温35度以上)の日数にもかなり明確に表れています。

では冬場の気温はどうでしょうか?せっかく昨日熊谷の7・8月データでグラフを作ってみましたので、今度は同じ熊谷の冬場 (1・2月) のデータでグラフを作ってみましょう。

熊谷における1・2月の各時間帯(6, 9, 12, 15, 18時)の年ごとの平均気温を以下にまとめて掲示します。

夏の気温変化と同じようにこの60年の中でやや気温は上昇傾向にあるようです。ただしやはり夏場の気温変化と同じように徐々にというより、ある年を境に気温が一段上がっているように見えます。夏場の気温は1994年が変換点であるように見えますが、冬場では1987年以降一段気温が上がっているように見えます。
夏場の1994年、冬場の1987年。これらの年が何を表しているのでしょうか?

昨日から、子供の頃に感じた体感気温と現在の体感気温の差を、データを基に数値で調べてみました。地球規模の気温の変化の傾向はもっと長い目で見る必要があると感じます。そしてその原因も注意深く検討する必要があると思います。まさに科学的な検討がさらに進むことを期待します。

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