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秋の夜長にココア

秋の夜長に本を読みながら、あるいは考え事などしながら飲む暖かいココア。秋らしくて好きです。

子供の頃は、この溶けにくいいわゆる純ココアを、母がココアの粉を入れた小さな鍋を温めながら、少しずつ牛乳を加えて鍋の底でよく練って、滑らかにココアが溶けたココアミルクをよく作ってくれました。

私も沸かした牛乳に純ココアを入れて溶かそうと試みましたが、ダマになってしまいなかなかうまくいきませんでした。ココアは少量の牛乳でよく練るのがコツなのですね。

冷たい牛乳にも溶けやすいいわゆるインスタントココアやミルクココアも発売されていたようですが、うちではしばらくココアと言えばねりねりするものでした。

そしてココアに似た「ミロ」も、1970年代に登場しました。ミロはココアに比べるとちょっと粉っぽい感じもしますが、それが「大麦麦芽」っぽい感じがして、牛乳にも溶けやすいし、甘くておいしいし、私は好きです。

東南アジアに赴任していた時、現地のスーパーでも「マイロ」と呼ばれて大きな缶入りのミロが売られていました。中東でも同じように手に入り、自分なりに安心して飲める飲み物として重宝していました。

秋の夜長、ココアを練りながら、今日は何をnoteで書こうか、今日は何を読もうか、などと考える時間も楽しいです。そしてめんどくさい時はミロでささっとミロ・ミルクを作って書斎に閉じこもるのもまた楽しいです。

そしてもう少し寒くなったら、「ココアで読書」が「炬燵でみかん」となってなんとなく堕落した生活が始まります。これはこれで冬の楽しみですね。

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