食文化という言葉があります。

食べ物はその国を表現する大切な文化です。

全ての人は食べ物に育てられる、その上で必ず文化に触れて育っているはずなんです。
日本の大切な文化を食べ物を通じてみんな知っているはず。

その食べ物を粗末に扱う人がいるのはとても悲しいことです。

私は料理人ではありませんが、料理が好きです。
料理を作る時は、誰かが喜んでくれる顔を想像して作ります。

きっと飲食店で働いている多くの人もそうだと思う。
この料理を食べてくれる人が美味しさで笑顔になってくれたらいいなという気持ちを込めて作っていると思う。

その料理を使って、よくわからないことをして、誰かを笑わせようとするなんてことはしなくていい。

目の前に並んでいる料理は、それを見ている人を喜ばせるために並んでいるのであって、その料理を使ってふざけた動画を撮影して、誰かを笑わせるために並んでいる料理ではないんです。

自分の国の食文化を大切にしましょう。

回転寿司の事件は非常に悲しい

SNSが発達することにより便利になったと思います。
私もSNSがきっかけでたくさんの人に知ってもらうことができ、今はお仕事もさせてもらっています。ありがとうSNS。

けれどそのSNSで回転寿司の事件を見ました。
久しぶりに日本に到着して、美味しいご飯を食べるのを楽しみにしていた時に、残念な動画を見てしまいました。

https://twitter.com/ArturGalata/status/1619818855173599233

おこですよ私。おこなんです。
どれくらい怒ってるかというと、ものすごく怒ってるんです。

私の！大好きな！回転寿司に何してくれてるんや！推しの国の伝統的な料理やぞ！推しの国が推してる料理は私の推し！推しの推しは私の推し！

というぐらい怒ってる。
直接関係がないので私がこんなに怒るのもおかしいんですが、なんといっていいのかとにかく悲しい。怒ってるというか悲しいがあってるかもしれない。

回転寿司に限らずですが、飲食店で悪いことをする人はそこで食事をするなって思うし草でも食っとけって思ったけど、よく考えたら草すらもったいない。そんな人に食べられる草がかわいそうだから奈良公園の鹿にあげたい。

もう本当にこういったことが起きないようにして欲しい。

食べ物を粗末に扱う姿を見る人はもちろん悲しいし、怒る気持ちになる人もいる。それだけじゃなくてやった犯人は特定されて名前までネットで出て、学校にはクレームの電話がかかって、親も学校も本人もみんな大変になって、ネットもニュースもそればっかりになって。

誰が喜ぶのこれ！いないでしょ喜ぶ人！誰も喜ばないこと選手権が開催されたら上位入賞確実よこれ！寿司ペロ！？火炎放射！？スプレー噴射！？馬鹿じゃないの！！そんな人に馬と鹿の漢字使うのかわいそうだからカタカナで言うけどさ！！バカじゃないの！！ほんとに！！

もうそんなニュースみたくないの、もっと猫とか見たいんですよ私。

料理を作ってくれた人、そして全ての関係者に感謝を

私はこれからも感謝の気持ちを持って料理をいただきます。

食材を作ってくれた人、運んでくれた人、スーパーに並べてくれた人、お値段のシール貼ってくれた人とシール作った人、レジでぴってしてくれた人とレジ開発した人、冷蔵庫作ってくれた人、包丁作ってくれた人、まな板やその他調理道具作ってくれた人、皿やスプーンなんかも作ってくれた人、そして料理を作ってくれた人、目の前に並んだ料理に関わった全ての人。

目の前に並んだ料理はただその場所に突然現れたわけじゃなく、色んな人たちのおかげでそこにあるということをもう一回考えて、感謝していただきたいと思います。

そして『いただきます』と『ごちそうさま』という言葉を必ず添えたいと思います。