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学生より社会人の方が楽しい

世の中「社会が辛い」「会社はクソ」みたいな話であふれているので「社会人は楽しいぞ」という話をいたします。
社会に出るのが恐すぎて新卒カードをドブに捨てた十数年前の愚かな自分へ。

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子供の頃から社会は厳しいぞ、働くのは大変なんだと刷り込まれてきました。
親なりのアドバイスのつもりだったのかもしれませんが、私にとってはただ恐怖感しかなく、社会に出るのがすっかり恐くなりました。
(一方で早く働きたいとも思っていたので我ながらよく分かりません)

案の定ろくに就活をしなかったので就職先が決まらぬまま学校を卒業。
それでも働かないと生きていけないのでなんとかアルバイトから社会生活をスタートすることになったのですが……。

社会人の方が、楽しいな?

休みの日は全部が自由時間。学生みたいに課題がないし、アルバイトも行かないし、一日中やりたいこと、好きなことが出来る。
学生の頃も休みは殆ど遊んでいましたが、何となく課題の事やサークルの事などが頭の片隅にあって、漠然と心がモヤッとしていたのです。
社会に出てからはそれがなくなり、休日はその解放感に少し戸惑ったほど。
社会人は忙しいといいますが、忙しいのは仕事のある日だけですね。

そして、一番「自由」を感じたのはお給料をもらった時です。
社保完備の「お給料」はバイト代とは違う重みがあり、やっと社会人になれた気がいたしました。

今までは食べる物、着る物、お小遣いすらすべて親のお金であって、自分のでは無かったので使うことに罪悪感や申し訳なさがあったのですが、自分で稼いだお金にはそれがありません。
罪悪感から解放されたおかげで生きるのが大分楽になりました。
一人暮らしを始めたらもっと自由になりました。

そして、学生にはない最大の特権は「辞められる」事です。
苦しければ転職していいし、辛かったら辞めても大丈夫。仕事を変えるのはとても簡単です。

私は学校があまり好きではありませんでした。
圧力だけで上から抑えようとする先生が嫌で、一つの価値観が絶対の正義みたいな同調圧力や、閉塞感も苦しかったです。
(※そこまで周りに合わせなかったのでフツーに浮いていました)
学校は簡単に変えたり辞めたり出来ないと思うので学生は大変だよな……といつも思います。

一応弁明しますが、学生時代に出会い、今でも交流のある友人たちの事は大好きです。

さんざん社会は厳しいところだと刷り込まれたのに、いざ働いてみると色々な人間が居るなと驚かされました。
すごく仕事ができる人がいる一方で、どうやって生きてきたの? みたいなしょーもない人もいます。
私もしょーもない大人の一人です。
アルバイトに4件連続で落ち、やっと受かったところを1ヶ月でクビになったこともあるくらい社会不適合者です。
それでも社会人って出来るんですよ。
新卒で就職できなくても普通に生きていけるし、何回転職しても人生は終わりません。私? 5回していますが何か?

ネットの妄言 ぼうげんに惑わされないでください。

とはいえ、辛いこと苦しいことも沢山あります。
恥ずかしいですが毎日会社で泣いていた時期もあります。
社畜なんて自虐的に言ったりもしますが、学生の時の閉塞感や罪悪感といったものから解放された社会人の方が楽しいです。

明日から4月なので、新しい生活が始まる方も多いでしょう。
大丈夫、社会は自分が思っているより怖いところではありません。

働くのって、楽しいぞ!

老害の自分語りにお付き合い下さりありがとう御座いました。

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