同人イベント当日~設営とか過ごし方とか〈後編〉
みなさんサークルスペースの設営ってめちゃくちゃ調べますよね。
私もそうだったので書きます。
同人歴1年の意見ですが、少しでも参考になりますように。
辛辣なことも書いていますが私の絵の自己分析ですので誤解なきよう。
※この記事は随時更新します。
準備編はこちらから
*バッグ
旅行で使うキャリーがメジャーかと思いますが、私はキャリーとしても使えるリュックにしています。
理由は4点あります。
重い物を入れるのに、そもそもキャリーバッグ自体が重い
雪が積もるとキャリーを転がせない
災害時には防災リュックとして使いたい
ポスタースタンドの土台にしても荷物を出し入れできる※後半で分かります
*会場へ行く前に
前日はしっかり睡眠を取り、忘れ物がないように確認して余裕を持って家を出ます。
食料調達
ウィダーなら一瞬で食事が摂れるのでオススメというのを見てからそうしています。
もぐもぐしていると喋れなくなってしまうので、プロテインもバータイプから飲料に変えました。
*設営
設営はとっても大事
私が一番重視しているのはサークルスペースの設営と言っても過言ではありません。
なぜなら、知名度も絵の魅力も画力もない一次創作専門の私は、ただ本を並べておいても誰にも見てもらえないからです。
売れる売れないみたいな言い方が良くないのは存じておりますが、モノが売れるのは商品の良し悪しより置き方や売り方です。←販売員です
全体像
ポイントは
見やすさ
わかりやすさ
雰囲気の統一
見やすさ
気軽に見てもらえるようサンプルはスペースの一番手前か、手に取りやすい高さに置きます。
あとこの時はビックサイトが会場だったので、高さを出して少し目立たせました。
こちらのディスプレイラックがとてもおすすめです。
わかりやすさ
掲示物はとにかく何でも大きく見やすく。
私は値札は名刺サイズ、POPはハガキサイズにしています。
会場で見ると小さく見えるので、少し大きすぎるかなと思うくらいで丁度良いです。
また、本のサンプルシールも大きく。絵が隠れても実物を見ていただければ良いのでそこは気にしません。
雰囲気の統一
これは私もまだ出来ていないのですが……。
私が会場内で目に入るのは、世界観がしっかり表現されているスペース。
例えば作品が全て青で統一されていたり、木の什器に展示されているのがナチュラルな画風だったり。
これはセンスな気がしますね……。
*頒布物
一次創作の同人誌は中身の見えない福袋みたいなものだと思っています。
タイトルや表紙を見ても、どんな作品なのか、自分の好みかどうかまったく分からない。
買って試すには決して安くない値段。
ただの素人が趣味で出している何の保証もない本です。
圧倒的な画力や魅力があればそれでも見てもらえるでしょうが、残念ながらそうではないので、スペースを見た一瞬で作品の中身が伝わらなければ見向きもされません。
あの短いイベント中にオリジナルのストーリー漫画を吟味する時間は無いでしょう。
ならば設営を、売り方を工夫するしかないのです。
値札とあらすじ
買う気がなくてもつい見てしまうお値段。
予算の都合で気になってしまうお値段。
恥ずかしくても大きく掲示します。
本のあらすじも書いています。
タイトルが『impasse』とか『コネートル』とか意味不明なので、内容を書かないと「へえ」で終わりです。
帯
これも中身を伝えて興味を持ってもらう工夫です。
書店でも帯を見て中身が気になったりするので、本の宣伝にはピッタリだと思っています。
私の勘違いでなければ結構見ていただけています。帯だけは。
配置
一般的には売りたいものを右に置くと手に取ってもらいやすいらしいです。
配置については色んな考え方があり正解はないので私も模索中です。
*ポスターの設営(posuta不使用)
コミティア145の記事で軽く書いたのですが、詳しく書きます。
使うもの
伸縮旗ポール2.4m 715円(購入時)
突っ張り棒(最大幅60㎝のもの) 110円
(A1サイズに対応できます。B1もいけますが少し不安)ヒモ 110円
結束バンド(何回も使えるやつ) 110円
搬入時に使うキャリーバッグ
1.旗ポールと突っ張り棒を角縛りします。
2.そこにポスターをくっつけます
3.結束バンドでキャリーバッグの持ち手部分と旗ポールを固定します。
4.旗ポールを伸ばします
5.設置完了!
安定性は高いです。
バッグを倒す勢いで揺らしてもポスターが倒れてくることはありませんでしたが、万が一があるので、重りとして在庫の本などは入れておきます。
posutaは8000円しますが、それよりも安くポスターを貼ることができてお得!
また、私はリュックタイプのキャリーなので途中で荷物の出し入れもできて便利。
*開場中
設営が終わったらドキドキの開場です!
お隣の方にもご挨拶をして待機です。
あいさつ
少しでもスペースを見てくれる人がいたら「こんにちは」「見るだけでもどうぞ」と軽く声をかけています(多分職業病)
それ以外はこちらから声をかけませんが、私は話しかけられるの大歓迎ですのでどうぞお気軽に(間違いなく職業病)
買わなくても全然気にしませんので(職業が以下略)
立ち読みしてくださる方を見るのも失礼だし相手もプレッシャーになると思うので、見てくださっている間は私も違う作業をします。
整理整頓
開場から暫く経つと陳列が乱れてくるので、1時間を目安に直します。
その時に配置を入れ替えたり見直したりすることもあります。
離席
一人参加だと離席しづらいのですが、それでも気になる同人誌を求めて旅に出たい。
あまりゆっくり見れないので、事前にSNSで気になったところだけ回ることが多いです。
なのでサークルさんはおしながきを事前にSNSに出してほしいなーと思っています。
*閉会〜通販準備
終わったら私は直帰します。
イベント中はとても楽しいのですが、あとから急に疲れるのはHSPあるあるですよね。
加齢ではない……ハズ……。
どちらにしろ、帰宅後はBOOTHを開く準備や片付けもあるので、早く帰って早く寝たい。
*売り子をして思うこと
一次創作は見てもらえるだけで嬉しい……。
自分の作品に何かを感じて手にとっていただける奇跡は、イベントに何度出ても感動してしまいます。
弊サークルを、スペースを見つけて下さりありがとうの気持ちです。
*またまた偉そうに語ってみたけれど
ここで、私が初めてサークル参加した時の設営を見てみましょう。
何も……
何も言わないでください……。
2023年11月13日 ディスプレイラック追記
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