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学校に行きたくない!と思ったときに読む本vol.5

 こんにちは。菜のはな書房です。
 今日紹介するシリーズ第5回目の作品は、

「世間」とのつき合い方〜「空気」を読んでも従わない/鴻上尚史(岩波ジュニア新書)〜

息苦しさを感じる人への処方箋のような読みやすい中高生向け新書です。
ではさっそくあらすじをどうぞ!

あらすじ
日本に脈々と残る「世間」の正体とは? 「世間」と「社会」の違いって? 自分の本当に求めているものはなんだろう? 日常に起こるような出来事を例に採りつつ、「こんなとき、どうすればいいの?」の答えがきっと見つかるはず。

 スマホ、SNS普及時代にぜひ読んでほしい本。日常生活で起こりがちな「あるある」でも「なんとかしたい…」と思うような事例を挙げ、対処法を伝授。なぜ「空気」を読めと言われるのか、そもそもなぜ「空気」が存在するのか、明治維新にまで遡って(!)「日本的風土」が形成されていった過程やその社会での生き抜き方を展開している。
 具体的な事例がまさに「日本社会あるある」といった感じで、誰もが経験したことのあるような「些細なことだと自分でも思いがちだけど嫌なこと」への対抗策が書かれています。
 人との関わりに機密性が高くなった、ある種「インターネットサバイバル」とも言える時代の、光のような一冊。

学校に行きたくない!と思ったときに読む本、折り返してあと2回です。次回も同じ岩波ジュニア新書からのおすすめです。お楽しみに!

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