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20周年旅行行けなくなっても理想の結婚記念日をうちで全部やってみた。

昨日4月1日は私たちの結婚20周年記念日だった。
新婚旅行以来、初めての夫婦旅行を4月中旬に予約していた。
1月から京都の人気宿をおさえて、旬の京会席を堪能したり、最高なシュチュエーションをあれこれ妄想していた。

んが、、、、外出自粛の時節柄、
泣く泣くキャンセルすることに。。。

しかーーしっ!!
記念すべき20周年、旅行に行かなくとも最高の記念日にしたい!!!!
【妄想してきたことを全部叶えて記憶に残る2020年4月1日にする】

不便な加子母に住んで、都会で当たり前に享受できる事が出来ないなんていくらでもあった。
それでも自分で選んだ場所だからと、都会で出来ない楽しみをいっぱい見出して味わって来たこの10年。
生きる力を呼び覚ましてくれて、ありがとう加子母。
限られた環境でも本気で楽しめるのは私の能力だと自負する。
良い大人とは、自分をご機嫌にするのが上手な人なんだと思う。
旅行でやりたかった事5つ全部うちでやったるど~~~~。 

~2020年3月31日前準備~

【記念旅行でやりたかった事】

料理長おすすめの地酒で乾杯する

アルコールに超弱い私が、加子母に来てから唯一美味しいと思えるお酒がある。
年取り(大晦日に家族で年神様を迎えて家族全員で年を取るお祝い)で乾杯する時の日本酒。

それは毎年隣の下呂市で造られている
“天領”。
口に含んだ時のふぁ~〜と広がる芳醇な香りが好き。
発酵で生まれる天然炭酸の発砲日本酒があるのを天領酒造のHPで見つけた。
乾杯にはこれしかない!!

仕事を早めに切り上げて、萩原宿街道にある天領蔵元まで買い付けに行った。
グーグルで17時まで営業と確認したのに、到着した16時40分には閉まっていた。
ここで帰ったら乾杯できない!!

「17時までと思って来たんですけどぉ。今店の前にいるんです。」

と諦めず電話すると、快く開けて下さった。
すみません。。。

お目当ての発泡日本酒と、
娘たちには萌え〜♡な桃色甘酒を買った。
お祝いをくれた実家の母へも一本買って。

店内貸し切りで買い物して、
帰りには接客してくれた奥さんに加え、若旦那と大旦那さんまで3人でお見送りのVIP待遇。
もう感謝いっぱい。ありがとうございました。

コロナ落ち着いたら、キモノ仲間で酒蔵見学に行こ〜。
ちなみに天領のHPでアンケート答えると全員に甘酒プレゼントされるよ♪
https://tenryou.biz/enq/

20本のバラを主人からプレゼントされる


これは切り花屋自体が村にはないし、20年一緒にいて、ありえないので自分で用意するしかない(笑)

バローで食材買いついでに供花コーナーでわずかな洋花を買った。

1束498がおつとめ398に値下がっててちょっといい気分な主婦魂。

バラ4本だけど、1本=5年換算てことで20年分にした^^。

2020年4月1日当日~

◎手紙も添えてあったら泣くかも

これも20年一緒にいてありえないので、私が言われたい事を書いて主人のお弁当に内緒で添えた。
(いざペンを持つと朝から泣きそうになったから、シンプルに)

「結婚してくれて、ありがとう。
 20年一緒にいてくれて、ありがとう。」

私たちの結婚生活には両家の支えも絶大だった、

実家にも甘酒と一緒に感謝のカードを贈った。
心配かけた母は泣くだろな。。

着物が似合う女将が、旬の揚げ物を運んでくる

お祝い夕食は娘たちも喜ぶ串揚げ10種にした。

ホタテ、アスパラ、チーちく、エリンギ、うずらetc...
衣付けは下の娘がせっせと手伝ってくれた。
揚げる状態になったとこで、ちょうど主人が帰宅。

バラは持ってなかったけど、
コンビニスイーツ(村に洋菓子店がない)
家族分買って来てくれた。
スイーツまで仕込めなかったから、通じた感じがして、ささやかな気遣いが嬉しかった。
本当にありがとう。

キモノ着たいから揚げるのは長女にやってもらおうと思ってたら、ちっとも部屋から出て来ない。

“俺が揚げるか~”って、、お手紙効果??

主人が揚げてくれる間に、ささっと春色の着物に着替えて席についた。

やっとリビングに来た長女が、
『ママその着物かわいい~』って、言うから母喜ぶ☆

アツアツの揚げ物は、女将みたいに旦那さまが運んで来た(笑)

そして娘たちが書いてくれたお祝いカードと動画をプレゼントしてもらった。
マメな娘たち、本当にありがとう。

発砲にごり酒を開けると泡が溢れて、主人の手にしゅわしゅわ流れてみんなで笑った。約束通りの乾杯☆
去年も長女が動画を作ってくれて号泣したけど、
今年は途中で志村けんさん追悼番組に切り替えられて、泣く暇なくて良かった^^

今は4人で食卓を囲めるのが一番の宝物。
来春は長女が進学で家を出てしまうから。

貴重な残り1年間を大切にしたい。

御室の遅咲き桜と、春色のキモノで写真を撮る

都市部ではもう満開の様子をテレビやSNSで見かけるけど、
標高650mのこちらはまだ蕾。

毎年4月10日頃からの遅咲きだ。
2000年の結婚時に植えた記念樹の桜も、枝が広がり幹も年季が入った。
満開になるとリビングからの一服の絵になる。
今年も満開になったら家族で写真を撮ろうね。

こうして私たちの磁器婚式は予定以上に思い出に残る日になった。

【磁器婚式とは】
磁器は、年代を重ねるごとに値打ちが上がるため、結婚20周年を迎えた夫婦も、長い年月と共に値打ちが上がり価値のある存在だと例えられた。

今後25年、30年と年を重ねるにつれてさらに価値も高まっていくという思いが込められている。

どんな夫婦もいつもうららかなな春風に揺れている桜のようなわけはない。
日照りの日も、枯ら風に葉を落とす日も、冷たい雪をかぶる日も色々あるよね。
だけど年を重ねるごとに根が深まり枝が広がり花が増えて行く。
毎日記念樹を見て自分たちを重ねている。

私たちもこの土地で根を下ろして、花を増やして行けたらいい。
旦那さま、これからもどうぞよろしくね。

(私が西野カナの「トリセツ」みたいなかわいい女子じゃなくて逞しい人で良かったね。)

支えて下さる皆様、

こんな私たちだけど笑って許してね。
末永くよろしくお願い致します。

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