餃子にソースのすすめ
「水餃子にはソース」で育った
私が小さい頃から我が家では、水餃子にはウスターソースをかけて食べるのが当たり前だった。それがあまり一般的ではないと知ったのは10代になってからだ。
水餃子にソースというと、だいたいは驚かれる。『水餃子 タレ』で検索してもポン酢、醤油、市販のタレが主で、ソースが出てきた試しがない。
でも、一度試してみてほしい。できれば好きになってほしい。
醤油やポン酢ももちろんおいしいのだが、ソースのほのかな甘味が水餃子をまろやかで優しい味にしてくれるのがたまらない。
「焼き餃子にソース」を食べてみた
「水餃子にソースをかけるとおいしいのにな」と他の人にはなかなか理解されない味覚を抱えて長年過ごしてきたのだが、つい先日マツコデラックスさんが「焼き餃子をソースをかける」という食べ方をテレビでおすすめしていたことを知った。
焼き餃子はポン酢とラー油で少しピリッと爽やかにというのが私の当たり前だった。思ってみれば「水餃子にはソースだ」とあれだけ言っておきながら、焼き餃子にソースは試したことがない。目から鱗だった。
早速、焼き餃子にソースをかけて食べてみた。うちに中濃ソースはないので、ウスターソースで。
おいしい。おいしいけれど、少しスパイシーなのが気になる。「ソースはソースなのだからウスターでも中濃でも大して変わらないだろう」と思い込んでいたが、遅まきながら調べてみた。
なるほど。一口にソースと言っても、種類によって味がずいぶん違うらしい。もう少しまろやかな味の方が個人的には好きなので、やはりマツコさんのおすすめ通り中濃ソースにするべきだったのか。
水餃子を食べるときは、その水分がウスターソースのスパイシーさを緩和していたのかもしれない。もしかして水餃子にもウスターではなく中濃をかけると、もっと私好みのまろやかな味になるのではないだろうか。今度中濃ソースを買ってこよう。
餃子にソースのすすめ
調理方法、餡の材料や味付け、焼くときの羽の有無、タレなど、多様な食べ方や味を楽しめる餃子。今回も焼き餃子にソースという新しい発見があった。おまけにソースの味と種類に対する思い込みも正せた。
きっと他にも知らない食べ方がたくさんあるのだろう。「#餃子がすき」で検索して他の方のおすすめの餃子や食べ方を試したい。
逆にこの記事を読んだ人には、餃子にソースをかけてみてほしい。
誰にでも好きな食べ方やこだわりの味はあると思うけれど、他の味を試してみるのは新しい発見につながるし、自分のこだわりの理由の再確認にもなる。
ぜひ一度、餃子にソースを。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?