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〇嘉大山(まるかおおやま)【Yoshi・生】純米

昨年、この〇嘉大山を飲んだときの衝撃といったらなんとまあ。とにかく、飲んでみなはれ、という日本酒。山形県鶴岡市は江戸時代より酒蔵が多く、東北の小灘と呼ばれておりました。灘というのは神戸の酒処の灘です。神戸匹敵するレベルではないものの、それに近い、小灘、という意味です。

この〇嘉大山を作った酒蔵は加藤嘉八郎酒造さんです。何と、この蔵は加藤清正の流れを汲んでいるそうです。加藤清正といえば「熊本」ですよね。なぜ、この加藤清正の流れと汲んでいるのか、というと、加藤家は改易させられているのです。つまり、領地没収で庄内藩お預かりとなってしまったのです。その末裔が始めたのが「加藤嘉八郎酒造」です。

商品名:〇嘉大山(まるかおおやま)【Yoshi・生】純米
蔵元:加藤嘉八郎酒造
住所:山形県鶴岡市大山3丁目1−3
精米歩合:60%
アルコール度数:14度

お酒の特徴は、「十水」よりさらに踏み込んだ「米10対水8.8」という超高濃度仕込に挑んだ作品です。とはいえ、なんのこっちゃ、という話だと思います。通常、日本酒は米10に対して水12の比率が基本のようです。それを8.8にするわけですから、より濃縮されているものとご理解ください。そして、何よりのポイントですが「低アルコール」です。通常の日本酒は16~17度が一般的です。こちらに日本酒は濃縮されているにもかかわらず14度なのです。

ぜひ、これは開栓後すぐに飲んで欲しい日本酒ですね。


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