速度中毒、あり得ると思います
こんにちは。今日は「速度中毒」について。昨日のネタから派生です。
速く作業することの中毒性?
昨日の記事でも挙げた通り瞬間の速度には強い魅力があると私は考えています。
しかし、本当にそれ、魅力ってレベルに収まっているのだろうか、ということが私の中で新たに疑問として浮かびました。
車の漫画とかで「スピード中毒」という単語を目にしたことがあったのもそれを加速しました。
今回はタスク処理における「速度中毒」について考えていければと思います。
速さと早さ、そのタスクではどっちが重要?
まずタスクを速くこなす、ということはそれ自体悪いことではありません。むしろ問題を短時間で片付けたのですから良いことだと思います。
ですが、その快感に飲まれて速くしかできない、速くこなせるタスクしかしないようになってしまうのは問題です。
昨日も言及しましたが、世の中には「早さ」のほうが有益なタスク、開始を早め、その分時間をかけるべきタスクもごまんとあります。
もちろんそれらを速くこなせるようにタスク分解する、というのも一つの手なのですが、一作業が重くタスク分解できない、意味合い的に分解にそぐわないケースも多いです。
加速のための減速
また、短時間で色々なことをやった、というのはその作業内容を問わず快感になると思っていますが、それを続けようと思ったとき、じゃあどうやって続けるか、という話になります。
これにはやり方を変える、新しい技術を導入する、気合・精神力で乗り切るなどが考えられますが、前者2つには「新しいものが馴染むまで一時的に速度が落ちる」というデメリットがあります。
問題は速度中毒状態の人が、一時的にせよ作業速度が落ちる状態に耐えられるか、という話になりますね。
そうなると最後の気合・精神力頼りになってくるわけですが、このリソースには限界があります。
これらで引き上げたスピードは長続きしません。継続力のある加速のためには「一時的に速度を下げる」手法、つまり作業の基盤となるシステムの変更が必須になるのは、パソコンやスマホの更新を見ていれば納得できるかと思います。
強制減速してみる
この速度中毒状態を脱するためには、強制的にすべての行動、それこそ歩くペースから作業の速度までのすべてを減速するくらいしかないような気がします。
言い換えれば、なるべく加速・集中状態に入らない行動を心がける、ということです。
どうせ普段の手癖がありますから、既存の作業はある程度の速度でできると思います。もしかしたら「その速度で十分だよ」と言われるかもしれません。
最初はアクセルに対するブレーキでも構わない、減速することで消耗しても構わないと思います。
いずれはアクセルの踏み具合の調整になると思いますが、それは速度中毒から脱していない今やるべきことではありません。
とりあえず私はしばらく「減速」を試してみようかな、と思っています。ここでレポートするかどうかはまだ決めてはいませんが……
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