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私は何でもないものです

だから私は色んなストーリーを、この何でもない空間に、創り上げることができるのです

先日 ある文章に出会いました
「私は花粉症です」
と始めに書いてありました
私は なん度もその文章を読まないわけにはいかなかったのです

だって それは花粉症自らが名乗り出た貴重な記事であるようでしたから

そういうわけで 私というのは何にでもなれるものなのです

私は花粉症です

私は女の子です

私は読書家です

私は病気です

私は金持ちです

私は愛です

「私」の後に続く言葉は 何でも好きなものを入れてみることができます

だって 私は空っぽだから

何かでぎゅうぎゅうであるならば、私に花粉症になる余地はないのです

ある朝、足がつってその痛さで目が覚めました

私は痛い

私は「痛み」になっていたので
私から 痛みを切り離してみることにしてみたんです
だって、あまりにも辛かったから

すると、ポコっと
痛みと私が離れました

良かった、
もう 私は痛みじゃない

私は空っぽだから 油断すると何でもかんでもが この空間に引き寄せられてくる

*****

改めて自己紹介。

空っぽな、空間
それが私です

日々のどんな輝きも、闇も、受容するしかないように作られています

たまに、こんなのはムリ、って突き返したいこともあるんですが
そういう時は さっきみたいにポコっと私から切り離してみるとかね
どっちみち すべて借り物の「私」なんですから
私の空間を利用して いかにも私になりすまそうとしてくるし、
私も図らずもその気になってしまうこともあるんですが、
やっぱり私はただの空間なんですから

そんな私にやってきたストーリーを書いています

「私は」、の後に続く言葉はとてもパワフルで、
そこからいくらでも、その言葉を支えるモノゴトがこの空間にやってきて、勝手にストーリーが展開していくかのようです

いくらでもやってきては消えていき、また次の景色が見えてきます

この肉体を持った「ヒト」というのは どうやらストーリーを創るというのが生態のようです
ハチが巣を作るように
ビーバーがダムを作るように
ヒトはストーリーを作り続けるようなんです

それを、捕まえてそれが自分だと、錯覚してしまわないようにしています

だって色んな可能性を持ったストーリーを見たいから

捕まっちゃうと、それだけのストーリーになるでしょう?

ヒトによっては、苦しかったり、大変だったりのストーリーに気づかないうちに中毒してることもあるんですよ

でも、どうせなら楽しいストーリーがいいよね

そういうとき、

私は、楽しい

になってみて、
それを、空間に引き寄せてストーリー創りをするようにしてみます

知ってました?

この、私の空っぽな空間は、実はあなたのと繋がっていることを






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