見出し画像

人生がダイヤモンドに変わります。

斎藤一人さんの近著です。ご存じのように、一人さんは、「銀座まるかん」(日本漢方研究所)の創設者。2003年に累計納税額で1位になるなど、日本一のお金持ち。

私と一人さんの出会い。



私は19年前に専業主婦からいきなり商売の道に入りました。

お金のこと、商売のことを、自分で商売を始めるほどには知らないと思ったので、とにかく本を読みあさって勉強しました。

一人さんの本を読み始めたのは、その頃からです。

一人さんのお話は何が魅力かというと、とにかく分かりやすい、面白い、あったかい、ということだと思います。そしてご本人の偉大なる功績があって、説得力満載ですね。


19年前に、一人さんから初めに教わったのは、天国言葉です。

感謝してます。嬉しい。楽しい。ついてる。愛してます。幸せ。ありがとう。ゆるします。

これらの言葉で自分の心の中のコップの水を満たしていくことから始めたのです。

自分のアンテナはいつも天に向けておくこと、
自分の機嫌は自分でとること、
風邪をひいたら焼肉を食べなさい、

などなど、たくさんのことを楽しく教わってきました。(これらは一人さんの他の著書に書かれていたことです)

風邪をひいたら焼肉を食べる、というのはどういうことかというと、
焼肉って、ふつう元気な時に食べますよね。
風邪をひいているときには、食べません。だから風邪をひいているときの波動に合わないんです。だから元気なときにする行動に、自分を合わせてみることで、元気な波動になるよっていう例え話です。

冗談みたいな話だと始めは思ったのですが、応用して、窮地を乗り越えてきましたよ。

例えば、店を開けて2年くらいしたとき、売り上げが落ちて、この先どうなるかと不安になったことがありました。その時に思いついた、できることは全部やってみた後で、子供たちを連れて4泊5日のスキー旅行に行ったんです。お店はスタッフにまかせて。

ふつう、そんな状況のときに旅行なんて行きませんよね。だから、行ってみたんです。不安な波動を出し続けるよりも、スキー旅行でぱーっと遊んで明るく軽い波動になってみるのです。やるだけのことをやったあとは、天にお任せの境地で。

どんなときにも、心を軽く、明るく。

この本の中でも一人さんは、どんなときにも、心を軽く、明るくしていることの大切さをたくさん語ってくれています。

つらいとき、苦しいときこそ遊ばなくちゃ。

成功したかったら、まず成功者の波動を出さなきゃいけない。それには遊びが一番。だって、成功者はいかにも楽しく遊んでそうでしょ?(笑)

この地球は、楽しんだ人が成功し続けるようになっています。だから遊ばなきゃいけないし、遊ばないとたちまちうまくいかなくなるんだ。辛い時ほど遊びな。苦しいときほど自分を笑わせ、楽しませてあげなきゃいけません。それこそ、死ぬまで遊んで、遊び倒すんだよ。

もちろん、スキー旅行から戻ったときには不思議なことに、色んなことがうまく回り始めていたのです。
その時に、自分の出す波動がどんなに現実に反映されるかを、実感したものです。

私はプロフィールにも書いていますが、今は引き寄せのことや、自分を愛すること、喜ばせることにフォーカスして日常を過ごしています。久しぶりに一人さんの本を開いてみて、そのエッセンスがぎっしり詰まっていることに、改めて気づいたのです。

一秒たりとも自分をがっかりさせない。


成功には、愛が不可欠なんだ。じゃあ愛ってなんですかって、優しさだよ。相手のことを考え、思いやる気持ちがあること。
全力で自分に優しくする。それが成功の第一歩。
自分に優しくすることが、他の人への優しさにつながる。間違いなく自然にまわりの人のことも愛おしくなってくる。


自分をうんと褒めてあげな。自分のなかにある宝物を掘り起こせるからね。
自分の否定に走りがちな人は、自分と親友になるといいんです。大好きな親友は否定したくないし、どんどん褒めたくなっちゃうでしょ?そういうつもりで自分とつきあってみな。親友だと思えば 欠点だって許せるよね。

自分褒めをしていると、魂がピカピカに磨かれるんだよ。
コンプレックスを輝くダイヤモンドになるまで磨けば、他の人にはない、唯一無二の魅力になる。
何が起きても自分をゆるすの。だって自分をゆるせないままであなたの心は晴れるかい?楽しいかい?スカッと晴れやかで楽しい人生を選びたい人は、自分をゆるすしかないんだ。
だからとにかく、気持ちが軽くなるまで「ゆるします、ゆるします」の言霊で心を浄化し続けたらいいですよね。

仲間と一緒に栄養満点なものを食べて、旅に出かけていい景色を見る。1秒たりとも、自分をがっかりさせない。誰よりも自分の機嫌をとって、笑いながら生きる。それが一人さんの毎日です。
毎日、自分の好きなように生きる。それ以上の贅沢ってないんだ。

1秒たりとも、自分をがっかりさせない、誰よりも自分の機嫌をとって、笑いながら生きる。
自分を愛することをこんなに明確に、はっきり言いあらわす言葉が、ここにあります。

すべては自分の考えた通り。

どうやって自分をゆるすのか、どうしたら自分をがっかりさせることなく生きられるのか、様々なことがあるこの世界で、どうやって笑って暮らせるのでしょうか。

それは「自分の考え方」次第。その考え方のアイデアを 一人さんは軽快に教えてくれるんです。

幸せって、どう考えるかだよ。考え方次第でいい方向へもいくし、そうでない方向にもいく。すべては自分の考えた通り、そっくりそのままのストーリーが展開されるの。考え方が変われば、運気も人生も変わる。人生という名の電車は、自分の意志でいくらでも乗り換えられるんだ。

今回、この本の中で、特に私にわくわくをもたらした一人さん金言は2つ。
ひとつめは、

オトクな人生はオトクな考え方から。

この言葉は、考えてみると、これって我が家の家訓かも!?と思いました。というのも、私の夫がまさにそんな人なのです。
長い間、私は、「そんな自分に都合のいいことばっかり考えて!」と夫によくキレていました。けれど、そんな夫をずっと見てきて、今は私の考え方こそを、アップデイトしなければならなかったのだと、深く納得しています。

どれだけ自分に都合よくオトクな考え方ができるかで、人生は決まっちゃうの。
目の前の現実をどう捉えるか、どう考えるかで、次の現実って本当に変わるんだ。
みんな、ものごとを自分に都合よく考えちゃいけないと思い込んでるの。自分に都合よく考えることをまるで利己主義のように考えている。もちろん、人を傷つけたり、法律を破ったりするような考え方はいけないけど、そうじゃない範囲のなかで自分が楽しくなる考え方をすることの何が悪いんだろう。
誰かを傷つけるわけじゃない。誰かに損をさせるわけでもない。それなのに、なぜ自分にトクする考え方をしないんだい?
オトクな考えもしないで、オトクな人生は送れません。どうすれば自分にオトクな考えになるのか、楽しい考え方にできるのか、徹底的に追及しな。それが豊かな人生のカギだよ。

二つ目の金言はこれです。

このことがダイヤモンドに変わります。

人はつらいことや苦しいことがあると、心に石を投げられたような痛みを感じます。悪口や陰口という石を投げられたり、失敗という石が飛んできたり、悲しみという石が降ってきたり・・・いろんな石に悲鳴をあげるよね。そんなときにぜひ思い出してもらいたいのが、自分に向けられた石をダイヤモンドに変えてくれる、「このことがダイヤモンドに変わります」という言葉です。
どんなときも、とにかく「ダイヤモンドに変わるから大丈夫」っていう気持ちを忘れないこと。それで絶対、うまくいくからね。

私は今、もやもや、っとしたことがあればこの言葉を自分のために使ってあげます。すると不思議な安らぎが訪れます。

これまでの経験上、どんなひどいことに思える出来事も、すべてうまくいくための途上だ、って知っています。だから、そのことをすぐに思い出させてくれる、こんな言葉は、魔法のように自分を救ってくれるのです。

人は皆、自分の中の引き出しに救急箱を持っていると思います。その中には、自分を慰めてくれる言葉、元気づけてくれる言葉、笑顔にしてくれる言葉が詰まっています。そして用途(その時の状況)によってそれらの言葉から必要なものを自分に処方してあげるんですね。

そしてそんなオトクな言葉を自分にかけてあげた後は、もやもやも忘れて、自分を軽く、軽くしてあげる。軽やかさという波動が私は大好きです。
そして一人さんもこんなふうに言っています。

人生というのは、もっと気楽に生きなきゃだめなんです。楽しく、軽~い気持ちで毎日笑うこと。簡単に見えて、ものすごく難しい。でもね、これができたらもう神様の域だよ。気楽に笑って生きるって、それくらい大事なことなんです。じゃあ、どうすれば重く考えずにすむか。まずは、細かいことをいちいち気にしない。多くの人は、自分に対して100点を求め過ぎなの。だけど俺に言わせると、人間なんて60点くらいでちょうどいいんです。

60点でいいなんて、グッドニュースではないですか?たくさんの人は、きっとこの言葉で、もっと、もっと、自分をゆるせるはずです。

そして最後に、一人さんは最後、この本をこんなふうに締めくくっています。

楽しい人生を送るためには、楽しい考え方が必要です。
少しくらい嫌なことがあっても、
「このことがダイヤモンドに変わります」
この言葉を言うだけで、
不思議と肩の荷が下りるものです。
こういう言葉を一つ持っているだけで、人生は劇的によくなるものです。
ともに、幸せの道を歩いていきましょう。

これまでたくさんの本を読んできましたが、時々こうして一人さんの本を読み返すと、まるで実家に戻ったような、ほっとした気分になります。親戚のおじさんが優しく語りかけてくれるような、あたたかさ。そして、そうだった、こんなふうに生きていくんだった、と思い出させてくれます。

一人さん、いつもありがとうございます。







この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?