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5つのお金の使い方


お金で幸せは買えない、と言うけれど、
「あなたを幸せにする5つのお金の使い方。」
そんな見出しの記事を以前 どこかで見つけたことがあります。

その内容は、というと。

1)体験にお金を払う。

野球やフットボールなどのゲームを見に行く、
家族でピクニックに出かける、
パリへ旅行へ行ってみる、(なぜパリ、なのだろう?)
など。
統計によると66パーセントの人は、
買い物をした後に後悔するらしいです。
モノは有限でも、体験した思い出は失われません。

2)誰か他の人のためにお金を使う。

コーヒーや、アイスクリームなど、
小さなものでいい、誰かにご馳走してあげる。
どこかに寄付をする。

誰かのために使うことは、あなたを幸せにします。

3)給料から自動引き落としで貯金をする。

自動引き落とし、がポイント。
経済的安心は心の平安を呼びます。


4)自分に投資する。

習い事、
自分のビジネスを始めたり、
学校に戻ったりする。
自分への投資は、
あなたのライフを向上させます。

5)小さな贅沢

ヨガなどのエクササイズは身体の健康を保ち、
美容にもよく、
気分もすっきりします。

こんな内容だったと思います。


この5つのお金の使い方は、
確かに人に充足感をもたらすはずです。

ただ、5番目のヨガやエクササイズが
「贅沢、もしくは道楽」という、
カテゴリーに入っていたのが以外でした。

こちらでは、週に何日か(毎日)、ヨガや水泳、ジムなどに通う人は多く、
それは「贅沢」ではなく、
健康のために「するべきこと」と
とらえられていると 私は感じています。

店の常連さんで何年か前に、市議になった人がいましたが、彼女におめでとう、と言うと、

「どんなに忙しくなっても、
毎日のエクササイズ(水泳)と
家族で過ごす時間だけは確保しようって、自分に誓ったのよ。」
と 話してくれたのが印象に残っています。

2番目の、誰か他の人のためにお金を使う、については息子が小学生だったころ、こんなことがありました。
学校主催のお祭りで、息子の友達が母親にスナックのためのお小遣いをお願いしたときに、その母親は私の息子の分も買ってあげるようにと、お金を渡しました。それを知った私が彼女にお礼を言うと、

「うちの息子も、誰かにご馳走してあげる、
っていう楽しみを味わうことが大切だから」

という風に言っていて、そういった明確な意図をもって自分の息子にお金を渡すのは とてもいいと思いました。

自分の使おうとしているお金の用途が「消費」ではなく、自分への「投資」であることや、上にあげたような、自分を幸せにするための必要な出費であることを意識していれば、やみくもに、お金を使ったあとに後悔することも少なくなるでしょう。

私はずっと商売してきたこともあって、お金は循環するもの、というアイデアがいつもあります。昔から「お金は天下のまわりもの」と言いますね。商売を始めたころ、有難いことに一気にお店が繁盛して 扱うお金の桁も一気に上がっておじけづいたものでした。けれど、収入も多ければ、出ていくものもそれに劣らず多かったのです(笑)。そこから私とお金との健康的な付き合い方を模索する行脚が何年も続きました。

お金は循環するもの、という体験を多くしてきてそのアイデアが自分のものになったお陰で、お金の出入りを以前のように恐れなくなり、安心して商売をし、必要な人にお金を回したり、好きなことにお金を使うことができるようになりました。今、自分にまわってきているお金で十分なのだと、「現在」に満足したとき、安心が訪れます。

また、3番目のお金を貯めることに関しては、
漠然と預金するよりも「明確な目標」があったほうが、
貯まりやすいと前に会計士さんから聞いたことがあります。

何のために必要なのか、
いつ必要なのか、
いくら必要なのか、

そうすることで、人生設計もうまくいく、ということですね。

誰にとっても、大切なお金。
いい気分で使えば、そのいい気分に見合ったものが自分にも戻ってきます。

いつも「楽しいお金」を自分から発信していきたいものです。


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