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50年目大会でパドルして30周年で3時間

Queen LILI'UOKALANI Canoe Race 50yearsに臨む


先日、パドルを握ってから早30年…
と記事をUPしたところだった、そのあとにハワイ島コナで開催される、世界最大のアウトリガカヌーレースに参戦する流れとなり、自身のモロカイレースから17年ぶりにレース遠征の為、再びハワイに向かう事になった。
当時はまだ20代鼻息の荒いパドラーとして、いわゆるアスリートとして参加していたものだ。
久しぶりのハワイの風を感じつつ、KONAでの練習や準備が進んでいく。
このハワイから僕のエネルギー感は明らかに変わった。
何かに打ち込む事。もちろん仕事もそうだけど。
楽しい事に打ち込む、やりたいことに打ち込む。没頭する。
改めてとっても、とっても大切な事なんだと体感した。

世界中から集まるパドラーたち

初めての土地で、初めての海。
どんなドラマが待ち受けているのだろう。期待と不安の中30キロのレースまでの時間がこくこくと迫る。
レースでは200艇以上のカヌーがスタートラインに並び見えないゴールを目指す。
僕たちの漕いでいる時間は約3時間だったけれど、その間に自分の中で動く感情や気持ちが依然と明らかに違っていた。
「この疲れは本当なのか?」
「頭がそう感じているだけなのではないか」
「他のメンバーをカバー」
「この疲れを受け入れてみる」
つらい、きついにフォーカスするのではなくて、それをともに受け入れて楽しみに変えることが出来るかどうか。
苦しみまでもが楽しみや味わいに変化した時あらゆるものはpositiveに働くのではないかと思った。
これはある意味人生でも同じことが言えるのではないか、
僕は経営をしていて、幾度となく苦しい状況、困難な状況、複雑な事などを味わってきているし、今も体験している。
まさに現在進行形だ。
でも、その経験があるから僕は生きている。過去の経験があるから僕の今がある。
今回のKonaレースはまさに「冒険へのいざない」であり、変容、勝負、帰還、そして日常へ戻ってきたのだと考えている。
ただ、以前と同じ日常ではない。
それはステージが上がった日常になっているという事だ。
すでに変容している自分にとっては、以前のような日常の風景ではないという事、見えること、聞こえる事、感じる事、考える事、すべてが以前と異なっているからだ。

Queen LILI'UOKALANI 彼女が伝えたい事は…

今回のハワイ島でのレースは僕にとってどんなメッセージだったのだろう。
そして、何をもたらしてくれるのだろう。
その結果はまだわからないし、その結果を求めていったわけではない。
僕にはそのコーリングがあり、ハワイのレースに導かれたのだと思う。
考えていても仕方ない、とにかくやってみる事だ。
理屈抜きにやってみる。
やってみると、リアルが動く。この面白さはやめられない。
だからこそ、「わからない」「不安」「怖い」はGOのサインなんだ。

今回一緒にハワイに行ってくれたメンバーのみなさん、そして、ハワイに行くことはできなかったけど、日本から無事の祈りを届けてくれたメンバーや仲間に心から感謝している。
この「感謝」を忘れずに、そしてその感謝を持ってじぶんの「至福」を求め漕ぎ続ける事をしたいと思う。

2023年50年大会 パドリング30年を無事に終える事が出来た事に誇りと感謝を胸に…
ありがとうございました。

大好きな仲間

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