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国際女性DAYに思うこと:もっともっと幸せに!!

女性のエンパワーメントが叫ばれて久しいけれど、実感としてはこの20年、女性の社会的地位がどれほど向上したか、少なくとも働く女性として感じるのは、さほど変わってないな・・・ということ。日本においては、特に。至極残念。

もちろん、自分らしく生きる、やりたいことをやって生きる、みたいな考えはだいぶ定着したし、実践している人も沢山いる。

でも、ず〜っと根底にある、社会的な風潮であったり、女性が感じる窮屈さであったり、年齢が上がるにつれて女性としての自信をなくしてゆく姿だったり。そういうのがあるのが、まだまだ現実。

今朝も、33歳の女性から(大企業に勤めるもう死後だけどバリキャリ女子)、会社から海外赴任の話を内々に受け、数年と言われ、迷っていると相談があった。

↑同じ歳の男性が、同じように迷うのか、甚だ疑問で。これってやはり女性特有なんじゃないかなと思う。

33歳って複雑な年齢なのは、女性の私は嫌というほど、経験済み。もう20代ではない(20代って、別に結婚にも出産にも焦らなくてもいいし。数年とか別に大した意味を持たないし。なんだかモテるし。無敵)。でも、30代となるとそうはいかない。自分は結婚したいのか、子供が欲しいのか、産めるのか、どんなキャリアを築きたいのか、どんな結婚相手がいいのか、今の彼氏でいいのか。そんなことがグルグルグルグルと頭を駆け巡る年頃な気がする。少なくとも私はそうだった。

で、その根底にあるのは何かと考えると、突き詰めると、やっぱり女性特有の性の課題がある。女性の生殖年齢は男性ほどは長くない。これに尽きる。そして、女性は大体の場合、自分の身体をそれに費やさねばいけない。今は生殖医療がかなり進んで、色々な課題を乗り越えられるようになってきたとは言え(医療の他に、よくわかんない、法的な規制が色々なことを阻んでいるけど、それはさておき)。それでも、どんなに頑張っても、自分の卵子で自分で産むのは、多分今のところ50歳が限界値(それもかなりなチャレンジをした限界値)。まあ、40代前半がギリギリどうにかなるかならないか。(←こんな話して、ゴメンなさい。夢を打ち砕くつもりはありません。ミラクルも時に起こるし。これはあくまで統計的な話)

それに、出産って、母体にかける負荷がかなり強い。妊娠〜出産〜授乳期にかけて。間違いなく、自分の栄養分を別の人間に供給しているわけで。その養分の持っていかれようといったら半端ない。それに、産後の身体はホルモンにかなり左右され、増してや子供は思うようには寝てくれなかったり、日中もお世話が必要。

だから、30代〜40代の女性は兎に角、一つしかない身体を何にどう向かってゆけば良いか、悩む。社会が長年、それを前提として構築してきた、専業主婦(時にパート)として生きる選択をしたとしても悩む。もしかしたら、そうなっても全然ハッピーじゃない場合だってある。子供を抱えて、いざ離婚したくなっても、経済的理由で離婚できないケースも沢山ある。

で、私が言いたいのは、やっぱり↑の性別として変えられない事象はあっても(産み・育む性)。社会はやっぱり変わってゆかなくてはならないってこと。

社会は変わってゆかなくてはならない!!!!

女性にはそういう事情があることを先ずは社会は受け容れないといけない。これ、全然変わってない。建前では変わってるかもしれないが、内容は変わってない。

生理のサイクルによって、女性がどれだけ1ヶ月の間で身体に変化があるか、それも汲み取られてない。

今日はそもそもお腹が痛く、早くお家に帰ってあったかくして休みたいっていう日がある。仕事がしたくたって、子供を9時半までには寝かせたい、そんな想いがある。

これまでは、そういうことの大半を、女性が社会に合わせるように生活をしてきた。お腹が痛いけど、薬を飲んで、なんとか皆んなの支障にならないように、頑張る。9時半までに寝かせたいけど、会議が入ってしまっているのを断れない(子育てと仕事の狭間で悩む)。

そんなことをずっとこれまでしてきたけど、それってやっぱりおかしいよね?って思う。どっっちかがどっちかに合わせるんじゃなくて、皆んなが皆んなの都合の良いように生きられるのが一番良い。

私は本気でそう思っているし。

もっともっと皆んなが、それは女性だけじゃなくて、どんな人でも、その人らしく生きられる世界であって欲しい。そのために、何かできることをしたい。

国際女性DAYにそんな想いを託します。

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