見出し画像

「40歳・子持ち・未経験」の私がスタートアップ企業でお仕事する話(1)

はじめに

こんにちは、杉浦那緒子です。

HRTech のROXXの経営管理部にて労務を担当しつつ、一般社団法人ミライの学校の事務局長を務めつつ、Voicyの「母親アップデートラジオ」で月曜パーソナリティをやっています。

ノリと勢いを持ちながら、観察・情報集め・合いの手・しゃべることを生業にしています。

「40歳・子持ち・未経験」で、スタートアップの法務労務メンバーに

労務・法務のしごとで読んだり積ん読したりしている書籍。kindleにも関連書籍あります

ふと「『40歳・子持ち・未経験』でのスタートアップのコーポレート業務を「平メンバー」として、担当している人は他にいるんだろうか」と思って検索したところ、見つけることができませんでした(30代ママさんは見つけることができました!)

それもしかたのないことかもしれません。転職活動において、「年齢」と「経験(特にマネジメント経験)」は一つの目安です。年齢は、「成長の伸びしろ」の推測。経験は、「やりきった実績」からの活躍の推測。

年齢と経験のふるい

ですが、はじめから「年齢」「経験」のみで、ふるいにかけてしまうと、「出産・育児で前線を離れたコーポレート部門経験者」「類似業務を経験しているが専門職は未経験である者」「部門や組織が小さく、マネジメントするだけのメンバーが揃わなかった者」が取りこぼされてしまいます。

もちろん、経験者を採用するのが定石ですが、ベンチャー・スタートアップ企業のコーポレート部門においては、ルーティン業務を高品質で回すだけでは会社組織の変化に対応することが難しいです。

特に、スタートアップ企業においては、スピード感を持って事業部門と連携しつつ、将来を見据えて安定的なフローの設計と運用にのせるまでの実行力が求められます。

果たして、それだけの経験者がいつも転職市場に多数いるでしょうか。

こんな人もいる、ぐらいの気持ちでご覧ください

我ながら決して標準的なキャリアとは言えない者ですが、こんなキャリアのケースもあるという例として記録に残します。

これから転職を考えている方への希望と、求人企業の方の最初の「ふるい」の目をちょっと粗くして新たな出会いがあるといいなという希望の、2つを込めて。

今後いくつかのnoteに分けて、「40歳・子持ち・未経験」で、「平メンバー」として、コーポーレート業務に従事し、現在に至るまでのお話を記載します。