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近くを見てるとつらくなる。遠くを臨むとホッとする。

この年末年始、こつこつと本を読み進めている。

仕事もプライベートもSNSを使いすぎていて、描くや書くより「打つ」ことや、読むや見るより「眺める」時間が圧倒的に自分の中に増えたことに、少し胸騒ぎがしたからだ。(って、日記書いているこれもまあそうなのだが、最近は書くより打つのほうが圧倒的に文章を考えるほうが早いから好き)

寝る前や移動中、空いた時間に1人お茶をしているときや待ち合わせ場所で
今はこのあたりを読んでいる

【デザイン・教育】
我々は 人間 なのか? - デザインと人間をめぐる考古学的覚書き

「もの」の詩学―家具、建築、都市のレトリック (岩波現代文庫)

【歴史】
自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫)

【推し】*最高である
SMAPと、とあるファンの物語 -あの頃の未来に私たちは立ってはいないけど-

特に多木浩二さんの本「ものの詩学」は、もう大好きで大好きで大好きで、道に迷った時にいつも引っ張り出す。

あとこれは仮説なのだけど、教育事業を考えていくときに私自身の影響に根強くあるのがバウハウスで、自身の仕事のビジョン作りを考える時に参考になりそうな予感がしている。(そしてこの本読みたい)
バウハウスに関しては、教育事業ということのみならず、当時彼らが背負っていた歴史、政治、生活者の暮らしから世界の見方・これからの生き方の眼差しについて、捉えなおしてみたい。

なんでこんなに本を読み出したかというと、昨今の「心」中心の物事の捉え方がしんどくなるときがあるからだ。私自身相当繊細なので、人の「心」がズサズサズサとネット上にあがりつづけているのを見ると、なんというか、言葉を失ってしまう。「心」が競われているように見えてしんどい。(あーもう繊細)

なので、もうちょっと別の意識で物事を見たくなった。私や私たちが見つめているものを、近いところから遠いところへ少し視点をずらして、「我々はどこからきて何に悩み、喜び、どこに向かおうかねえ」というのを、歴史(生活史とか物語、デザインや建築)から見ていこうと思っている。
長い旅路が楽しみ楽しみ。

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