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[WS TIPS for PRO ] DIYワークショップでの施工範囲と、プロの施工範囲の線引き

*今回は少しプロ向きの内容です*

DIYワークショップとは、今までプロにだけに閉じられてきた現場を、学びの場として一般に開くことです。同時にそれは、今までプロだけが手がけてきた領域に、DIYという新たな要素、そして人が入り込んでくることでもあります。

DIYワークショップを、実際に住宅や店舗がリノベーションされる工事現場を舞台に開催する際には、プロとDIYの間に「線引き」をすることが大切です。

 A.  施工範囲の線引き
 どこまでをプロが行ない、どこまでをDIYワークショップで行うのか。
 B. スペースと時間の線引き
 DIYワークショップを、現場のどこで、いつ行うのか。

 「A.  施工範囲の線引きは、工事全体の中での、互いの役割分担を明確に決めることです。互いの施工範囲が事前に明確であることで、プロもワークショップ主催者も、自分の施工範囲に対して責任を持って仕事に臨むことができます。この線引きは、工事全体が始まる前の段階(できれば設計段階)に行います。

 「B. スペースと時間」の線引きは、DIYワークショップを行う場所と時間を明確にすることです。当たり前のことの様ですが、ワークショップが安全に円滑に行われるためには、とても重要な決定事項です。ワークショップを事前に計画する段階で、現場の職人さんたちと相談しながら、この線引きを行います。

線引きは、今までプロだけが行なってきた工事現場という場所に、「DIYワークショップ」という新しい要素取り入れるための、第一歩です。以降の記事で、これら2つの線引きについて、詳しく書いて行きたいと思います。

(おわり)

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 DIYワークショップを、現場のどこで、いつ行うのか。


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