2024年は最善努力で

今年は保険業界全体がより良くなるために時間を使いたいと思います。本格的にSaizen(最前/最善)努力。保険業界Ops(operationg sysyem)の設計、拡散に力を入れていきます。

国内の保険事業は生損保とも現在大きな戦略転換点にいると考えています。昭和99年の慣習をはじめ、デジタル活用の遅れ、代理店の自律/自立の未達、担い手の不足とサービスの低下、国内市場の見込減など、多くの課題が山積みになっています。

96年の金融ビッグバンからもうすぐ30年。創出された乗合保険代理店業界も進化してきましたが、そのビジネスモデルについて、更なる高度化が求められるようになるタイミングです。生命保険においては生保協会から出されている代理店業務品質評価運営が新たなスタンダードに。まさに保険会社並の管理監督代理店には求められることが明記されております。”代理店業務品質評価運営とは、生命保険協会が主体となり、「業務品質評価基準」に基づいて代理店の業務品質向上をサポートする、 消費者のための取組みです。とあります。今までは”募集人に任せているから”という体質から組織全体として最低限やるべき基本項目からやるべき応用項目まで整理されたということを考えると、ある程度やるべきお手本が整理されたというのはプリンシパルベースで、ということよりもルールベースに戻った=業界全体では自立/自律できなかったということでもあったような気がして残念ですが…品質を向上させる二はいい機会だと捉えたい。

生保協会のHPよ一部抜粋
https://www.seiho.or.jp/quality/pdf/kijun.pdf

また先に出された新法令(「金融サービスの提供に関する法律」の一部改正)においても法的義務となった”顧客の最善の利益を追求する方法”についても平仄を合わせておくべきことですし、今後業界がより良くなるためには必須であると考えます。保険業法300条だけでなくなるという意味ではしっかりと新たな法令を頭に入れて募集を行う必要があるかと。

損保においても、今まである意味弱者に寄り添う戦術を行なっていた保険会社の代理店支援策が、手のひらを返してトップラインを国内では諦めしっかりとした収益ベースで物事を考えてくる/自立と自律を新設される?かもしれない損害保険の業務品質評価基準で代理店の活動を審判してくるとどうなるでしょうか…代理店は雇用ではなく、独立した企業として扱われるのだとすると、常に競争にさらされ、比較検討され、顧客から指示をされる存在でなければなりません。”消費者のための取組み”という言葉には、実はそんな甘えた代理店の姿勢は許さない、という意思が込められているようにも思いますし、損保強化としても"代理店・募集人向けの対策として、「募集コンプライアンスガイド」を改定し、独占禁止 法上の留意点を追記(2024 年 2 月予定)"とあります。

他の業界を見回しても、とあるきっかけで既得権益層や既存の価値観が崩れ、大きな変革が起こっている事例をよく見ることになりました。”今まで”の話はのちにするとして、”これから”の具体的な話をできるようにしっかりと最善な一手を実行して積み上げていきたいと思っています。

新法令、直前の案内にもかかわらず、昨年200名弱の方にご参加いただきました。同じ内容ですが1/15にもアンコール会があります。お時間が許す方はぜひ。


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