愛されていて欲しい。
夜眠る時に、息子のおでこやほっぺたに口づけする。
その時いつも想うことは、
彼が人に愛されて育ちますように、という事。
本当に優しくて可愛くて素直で面白くて、たくさんの愛されるべき要素を持った子ども。
愛されるためには。
人に何かしてあげられる事があると良いのかな。
辛いことがあった友を、なぐさめてあげられたり。
人のために何かを作ってあげられたり。
人を認めてあげられたり。
求められれば、豊かな経験や知識を集結させて愛を持ってアドバイスをしてあげられたり。
私が母として出来る事は、その「豊かな経験」を作れるよう、その素材を彼の近くに置いてあげる事だ。
豊かな経験、そこには挑戦があり失敗が有る。
大きな失敗をすると人は、人に思いやりを持てる様になる。
料理ができるようになれば人を笑顔にすることができる。
野菜を育てることや、狩猟が出来れば人の頼りになる。
英語が堪能なら情報量が格段に増えてそれが知識量になる。(頼りになる)
世界に友が出来れば人種や宗教へのヒエラルキーがなくなる。
(優しくなれる)
自分の息子が笑顔でありますように。
そんな極めて利己的な考えと、利他的な考えが繋がっていたなんて。
いつか、彼が私の手から離れていったとき、周りから愛されて生きていけますように。
笑顔が彼からなくならないように。
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