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オランダでの日常的な暮らしの風景

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オランダの生活、レジャーや家族での過ごし方、それにまつわるサービスなどについてつらつらと書いています
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記事一覧

「お母さん、それってautisme(自閉症)のこと?」と娘に聞かれて

こんにちは!先日、夕食時に夫婦で自閉症についての話をしていた時でした。 「お母さん、それってautismeのことやんな?日本語で何て言うの?」 「autismeは日本語で"自閉症"って言うんよ。自閉症知ってるん?」 「うん、この間、10 uurtje(10時のスナックタイム)で自閉症のklokhuis観たよ。自閉症がどんなんか、私もう知ってる!」 と言ったのでした。 "het klokhuis"とは?娘が話してくれた"het klokhuis"とは、国営放送のチャンネル

ユーモアがあって溶け込んでいける

こんにちは!先日、Voicyで私が勝手に考察するオランダ人の性質についてお話ししました。 これは決して、"全てのオランダ人"を総括するものではありません。これは、私がオランダで暮らし、学校の先生や、保護者、一緒に働くフードバンクのスタッフとのやり取りや、観察の中で見えてきたものです。 きっと君は関西人〜 by.嘉門達夫↑ ご存知ない方は"1:00"からご覧ください。 私の勝手な考察として、オランダの人々は関西人に見えます。その理由として、 ・思ったことは口から出ちゃう

マネージャーがくれた嬉しいひとこと

こんにちは!もうすぐ(日本で言うところの)春休み!を前にして、もう息切れしている子どもたちもいれば、同じく大人たちも(笑)…の状況が続くオランダです。笑 この国ではおおよそ2ヶ月に1回は大型連休(1週間〜2週間)が存在するため、面白いことに子どもたちや、子どもたちの連休に合わせて休暇を取得できる人たち(学校の教職員など)は、それに合わせて息切れします。笑 まるで朝ごはんを食べたら12時頃にお腹が空くように、人というのは一部で「サイクル」に適応しながら生きていくものなんだと

低所得の子どもたちに差し伸べられるチャンス

こんにちは!先日、いつも通りフードバンクで活動した日のことでした。朝の連絡事項の際に、チームリーダーのSara(仮名)が言いました。 「今日は、子連れの家族が来た時にはこの用紙を紹介してね」 そこで見せられたのは、"samen lachten(一緒に笑おう)"という団体が用意した紙でした。 低所得層の子どもたちにも機会の均等をよく見てみると、その紙には「2月のある週に子どもたちを室内スポーツ施設に無料で連れていきます」といった内容が書かれていました。 samen la

夫婦で混浴(裸)サウナデビュー!

こんにちは!昨日は義則と設定した「デート日」で、夫婦で混浴(裸)サウナデビューしてきました!ゆったりとした時間が過ぎて、とっても心地よかったです。 オランダのサウナって?私がこの国でサウナデビューしたのは、約2年前のこと。 オランダ在住歴の長い日本人の方にお誘いいただいて行ってきました!それがかなり楽しくて、そこから数回通っています! 義則を誘ってみた本当は別の友人と行く予定だったのですが、あいにく予定が合わず…ということで隣にいた義則に一言。 「サウナ、一緒に行こう

"高齢者の孤独"を何とかしたい!「おばあちゃんのスープ」という企業団体の活動

こんにちは!前回の記事で、オランダの大手スーパーで試験的に導入されている取り組みについて書きました。孤独を感じている高齢者の人たちが、スーパーに来て「誰かと喋りたいな」という気持ちを、緑の買い物かごで表現できる…という面白い取り組みです。 取り組み自体、とてもユニークで面白いのですが、さらに私の興味をそそったのはこれを実施した企業団体でした。その名もOma's soep…「おばあちゃんのスープ」という名前のこの企業団体は、若者の力でお年寄りの孤独を何とか解消したいと活動をし

"緑の買い物かご"は「スーパーで誰かと話したい」というサイン?

こんにちは!先日、時々チェックしている"De Westkrant"というニュースサイトで面白い記事を発見しました。その記事のタイトルは、 "Green basket in supermarket for a chat"日本語にすると、「おしゃべりをするための緑の買いカゴ」という見出しの記事でした。 オランダの高齢化どの国、社会においても課題化されているのが「高齢化」です。オランダも例外ではなく、CBS(オランダ統計局)によると、1950年代には8%だった65歳以上の人口は

オランダの市民化テスト受験中!

こんにちは!降り積もった雪が少し残っている寒い中、先日夫の義則と一緒にオランダの市民化テストを受験しに行ってきました。実は2023年の12月に初めて試験を受けて、試験会場に向かうのは今回が2回目です。 2019年(義則は2020年)にオランダに移住して5年目(義則は4年目)に突入した私たち。娘の小学校も5年目に入り、さて、そろそろ市民かテストでも受験しましょうか…と重い腰をあげて試験に臨みました。 オランダの市民化テスト(inburgering examen)とは?inb

オランダのセックスライフが面白い(2)

こんにちは!前回の記事に引き続き、オランダのセックスライフについて描きたいと思います。 前回の記事はこちら↓ オランダでは、75歳以上の高齢者が若者(16~25歳)よりもアクティブなセックスライフを送っているという衝撃的な内容でしたが、働き盛りと言われるような現代人の多忙がセックスの頻度に影響しているのはオランダも同様なようです。 日本では「あなたがしてくれなくても」というドラマが大ヒット2023年、日本では夫婦のセックスレスをテーマにした「あなたがしてくれなくても」と

オランダのセックスライフが面白い(1)

こんにちは!2024年の挨拶…に続いて2つ目の投稿です! …がいきなりこんなタイトルかい!と思われた方、申し訳ありません。笑 でも、今回もめちゃくちゃ真面目な記事です。 前回の記事にも書きましたが、年末年始はゆーーーっくり過ごすことができた私たち。その中でも良かったなと感じるのが、とにかくゆっくりと過ごす時間の中で、パートナーの義則と思う存分対話できたことでした。 パートナーシップ観を見直すきっかけの時間学校が休暇に入ってから、そして新しい年を迎えてから、義則の仕事も完全

2024年はもっと"自分なりの幸せ"を中心に

こんにちは! 2024年を迎えてしばらくが経ちました。年末年始は自宅を離れて、友人家族と国内のvakantiehuisで年越しを過ごしました。この国の文化として私が大嫌いな年末年始の花火(笑)から逃げるように、自宅を離れたのでした。 2023年もたくさん旅行した1年でした!2023年は両親が日本からオランダを訪れてくれたおかげで、ヨーロッパ国内をたくさん旅行することができました。2022年に11ヶ国を旅行したのには及ばなかったものの、二世帯で旅をできたのは大きな思い出です。

「愛は放っておいても育たないのに」

こんにちは。少しずつ寒さが増してきたオランダ。街はすっかりクリスマスモードです。「良い年末年始を」という声も聞こえるようになってきた今日この頃… そんな中、先日、少し離れたところに住むオランダ人の友人から離婚するという話を打ち明けられました。娘と2歳くらい離れた子どもが2人いる彼ら夫婦はうまくやっていると思っていたのですが、どうやら違ったようです。そして、話を聞くとその核心にあったのは、生活の中で看過され続けてきた「忙しさ」でした。 ※本人の許可も得て、この記事を書いていま

フードバンクでボランティアをすることにした

こんにちは!最近、自宅の近所でフードバンクのボランティアを始めました。フードバンクって何なの?というところから、何故異国の地でボランティアをしようと思ったのかということについて書きたいと思います。 ボランティアとは縁のなかった人生私はこれまで、日本で生活していた時もボランティア活動というものをほとんどしたことがありませんでした。イベント運営などに係る、単発のボランティアであれば何度かしたことがありますが、地域社会に根ざしたもので定期的に行うボランティアはしたことがありません

スマホをベッドに持ち込むのをやめてみたら

こんにちは!サマータイムも終わり、日本との時差が7時間から8時間になってからしばらくが経ちました。これから私が勝手に"暗黒の時代"と呼んでいる、暗くて寒くて長い冬がやってきます…あぁ、憂鬱。 朝もなかなか起きられない季節がやってくる…ということで、質の良い睡眠を志すために、夏の一時帰国から戻ってから(8月から)というもの、ベッドにスマホを持ち込むのをやめています。今日はその習慣からもたらされた良い効果について書きたいと思います! 「眠かったのに、眠くなくなった」がなくなっ