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パートナーシップ、結婚観、チームとしての家族について

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パートナーシップや結婚観、私たち家族の関係など、私の個人的な観点や、周囲との会話や関わりの中から見えてきたことなどについて書いています。
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記事一覧

「男性が○○してくれない」を考える

こんにちは!最近、noteの記事や周囲の日本人の女性の中で「男性と女性の性差」の中に不便を感じている女性たちが多いのではないかと感じることがありました。例えば、男性上司が女性(である自分に対して)配慮がないと感じたり、男性パートナーとの関係の中で女性(であること)が利用されたり尊重されていない、と感じることがある…というような感じです。 「男尊女卑」とまではいかないまでも、日本の中ではまだまだ「女性であること」が男性との関わりの中で不便や不自由を伴う足枷になっている…と感じ

夫婦で混浴(裸)サウナデビュー!

こんにちは!昨日は義則と設定した「デート日」で、夫婦で混浴(裸)サウナデビューしてきました!ゆったりとした時間が過ぎて、とっても心地よかったです。 オランダのサウナって?私がこの国でサウナデビューしたのは、約2年前のこと。 オランダ在住歴の長い日本人の方にお誘いいただいて行ってきました!それがかなり楽しくて、そこから数回通っています! 義則を誘ってみた本当は別の友人と行く予定だったのですが、あいにく予定が合わず…ということで隣にいた義則に一言。 「サウナ、一緒に行こう

オランダのセックスライフが面白い(2)

こんにちは!前回の記事に引き続き、オランダのセックスライフについて描きたいと思います。 前回の記事はこちら↓ オランダでは、75歳以上の高齢者が若者(16~25歳)よりもアクティブなセックスライフを送っているという衝撃的な内容でしたが、働き盛りと言われるような現代人の多忙がセックスの頻度に影響しているのはオランダも同様なようです。 日本では「あなたがしてくれなくても」というドラマが大ヒット2023年、日本では夫婦のセックスレスをテーマにした「あなたがしてくれなくても」と

オランダのセックスライフが面白い(1)

こんにちは!2024年の挨拶…に続いて2つ目の投稿です! …がいきなりこんなタイトルかい!と思われた方、申し訳ありません。笑 でも、今回もめちゃくちゃ真面目な記事です。 前回の記事にも書きましたが、年末年始はゆーーーっくり過ごすことができた私たち。その中でも良かったなと感じるのが、とにかくゆっくりと過ごす時間の中で、パートナーの義則と思う存分対話できたことでした。 パートナーシップ観を見直すきっかけの時間学校が休暇に入ってから、そして新しい年を迎えてから、義則の仕事も完全

オランダ人パパが日本旅行で感じた、自己犠牲で成り立つ社会への憂い

こんにちは! 今日は、娘が通う小学校の打ち上げパーティーでした。 娘はgroep1からgroep2になり、その間クラス替えはなく、今のクラスで2年を過ごしてきたのですが、このクラスが子どもたちだけでなく保護者も仲が良く...去年も1年の終わりに学年末のパーティーをしたのでした。 今年もタイミング良くコロナの規制が緩くなった!ということで開催されたパーティー。多くの家族が参加して、子どもたちは恵まれた天候の中、海へ入ったり、砂遊び、泥遊びをしたり...と楽しそうに過ごしてい

忙しすぎた日本滞在、家族ファーストではなかった自分への猛省

こんにちは!今回の日本滞在ですが、私、めちゃくちゃ忙しくしていました…7月9日に出国して8月3日に帰国したのですが、約3週間のうち京都の自宅にいたのは…4日間…? それ以外はお仕事として講演会に呼んでいただいていたり、私が個人的に会いたい方々や訪れたい学校などの視察に出かけていました。日本滞在中は私の実家にいたのですが、私の家族を含め、義則も娘の面倒をよくみてくれていたと思います。でも、やっぱり私が家にいなさすぎて義則が一言。 「ほんまに家おらんな」 いや、ほんっっっっ

男性(夫)が女性(私)の生理痛に理解を示してくれている安心感

今日(月曜日)は生理2日目の私…朝から腹痛が酷くてベッドで横になっていました。月曜日ということで1週間の始まりの日…でもお腹が痛い…泣 当然、娘も学校があるので朝の準備を一緒にしなければいけないところですが、我が家では基本的に朝の色々は義則の担当です。ということで「お腹が痛いです…」と言う私に義則は「寝てていいよ〜、湯たんぽ作るわ〜」と温かい湯たんぽを差し出してくれたのでした。 私はこういった「安心感」があることで、自分の身体の不調に関して、義則にオープンに話すことが出来

自分と半径3m以内の人々を幸せにすることから始まる

こんにちは! 8/22〜8/29まで日本から来られた視察参加者の方々と合計6校の小学校を視察して、その後ずっと色んなことを考えていました。今回の企画は私自身がこれから何をしていきたいのか、どんな人間として生きていきたいのか、そんなことを考える機会にもなったように思います。正直、学んだことや得た情報が多すぎてまだまだ脳が混乱している状態です。笑 その中でも、今日は視察先で出会った校長先生たちの在り方について書きたいと思います。 校長先生には「明確な熱い」ビジョンがある今回の

頭カチコチだった夫に訪れた海外生活による色んな変化

こんにちは!今日は夫の義則に最近訪れた変化について書きたいと思います。 義則は結婚相手ですが、親友です私たちは1年付き合った記念日に結婚したのですが、私が彼と結婚したのは1年を通してとにかくたくさん話をした結果、彼のことを「親友」だと思えたからでした。 オランダに来てから自営業の私たちは、ある意味ずっと一緒にいます。それでも話は絶えず、ずっと一緒にいても楽です。彼は私と同じように家事仕事育児を全般的にするし、私たちはどこまでもフェアな関係です。 お腹を抱えて死ぬほど笑う

近所のゲイカップルと私の後悔

私が住んでいる自宅の近くには、初老のゲイカップルが住んでいます。 私が彼らを見かけるときはいつも一緒に歩いていて、時に手を繋いでいます。 そんな彼らを見ていると、私は自分の教員時代のことをいつも思い出します。 「他の男子生徒と一緒に着替えるのが嫌だ」と言った生徒高校で働いていた時、体育の授業や、体育大会、球技大会というような体操着に着替えなければいけない授業や行事があると、「他の男子生徒と一緒に着替えるのが嫌だ」と言う生徒がいました。 特に球技大会の時には、 「何故、こ

"保護者の配慮不足"と"親子関係の亀裂"

突然ですが、私は高校を2年生の夏に中退しています。 その後「高校卒業程度認定資格(大検)」を取得し、高校3年生にあたる冬、大学に合格しました。 オランダに来てから、私は周囲の保護者と子どもの「親子関係」をとても注意して観察しています。比較的自立を促すのが上手いこの国で、保護者は子どもに対してどういった態度や声かけを行っているのか。オランダで子育てをする身として、彼らから多くを学ばせてもらっています。 家族が空中分解しそうだった高2の夏話を戻すと、私の家族は私が高校を中退す

オランダで見た、様々な「家族のかたち」

オランダに来て驚いたのは、家族の在り方の多様性についてです。 今日は今まで出会ってきた家族について書きたいと思います。 IKEAで出会った同性婚の夫婦オランダに移住してから、家具の買い出しでDelftにあるIKEAに行くことが何度かありました。 オランダのIKEAではインターネットで全てを注文することができ(植物等は除かれる場合もありますが)、何品注文しても501kgまでなら送料は€39です。(2020.08.11現在) 娘がIKEAが好きなこともあって、よく2人で出かけ

夫婦の時間は「対話のレッスン」

オランダに母子で移住して1年と少しが経ちました。 1年を迎える2020年の3月には彼がオランダへ越してきました。 7月の中旬から夏休みに入り、24時間子どもと一緒に過ごす日々。 オランダでは例年通りの夏休み期間が維持されています。 夏休みに入って、夫婦の対話が減った娘と24時間一緒に過ごすようになり、家族3人の時間が増えました。 日中、彼に授業がある時は娘と2人きりになりますが、"娘がいない時間"つまり、"夫婦で過ごす時間"は娘の就寝後にしか確保できません。 家族で過ご

オランダの性教育絵本"Ik vind jou lief"

先日、オランダにある性教育の絵本"NEE(NO!)"という絵本を紹介させてもらいました。 今回は、それとは別の本を紹介したいと思います。 その名も、"Ik vind jou lief(I like you)"という本です! どんな内容?それでは少し、本の内容をご紹介したいと思います。 各ページにテーマがあり、見開き程度でその内容に関する絵と短い文章が書かれています。 友情や、何かを好きだと思う感情と愛情最初は「友達」への言及から始まるこの本ですが、友情は変化するという