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『当たり前だと思っていた事がこんなに嬉しいなんて。涙でしょっぱかった母との3年ぶりのランチ。』

胃腸炎で3日に一食しか食べられない。
喘息で息が出来ない。
ぎっくり腰で動けない。

そんな2023年の上半期。

ようやく毎日、食事が出来て
咳がおさまり、
腰の痛みが消えましたー(o^^o)

当たり前に出来ていたことが出来ない辛さ。
当たり前が戻る嬉しさ。

生きる辛さと喜びが
毎日、身にしみる日々でした。

そして!
ついに!!

この日がやって来たのですー♫

コロナで実家に引きこもり、
私が帰省するのを禁じていた母との
3年ぶりの食事ですーーー( ^ω^ )

それでも、
実家には入れてもらえません(^◇^;)

なので、
タクシーで実家まで母を迎えに行きました。

ピンポーン…
他人の家のように
実家の呼び鈴を鳴らします。

3年ぶりに家から出る母…
ドキドキします。

玄関から顔を出した母。
表情は元気そうですが…
私が知っている母より随分と小さくなっていました。

『わざわざ迎えに来てくれて有難うね。
 あっ。』
ヨロっ…

えっ…。
1人では歩けなくなっていたのです。

3年前は1人で新幹線に乗って
神戸までやって来ていたのに…

愕然としました。

思いのほか弱っていて…
今にも崩れ落ちそうです。

思わず抱きかかえたくなりましたが、
我慢。

『自分で歩けるから。』
まもなく91歳になるのに気丈な母です。

私の腕にぶら下がるようにしても
自らの足で歩きタクシーに乗りました。

コロナの3年。
家にこもりきりの3年が
どれだけ人を大きく変えてしまうのか…

とは言え、
タクシーを降りてからも
どんなに時間がかかっても自分の足で歩く母。

ようやくお店に着きました。

そして、
3年ぶりのランチ!
3年ぶりの乾杯!!
3年ぶりの会話!!!

もうずっと食事はしょっぱいままです。
嬉し涙が止まりません。

家族が、
当たり前のように食卓を囲んでお喋りをする。

それが、
どんなに掛け替えのないことか…

母との食事で
気持ちもお腹も幸せで満たされました。

一緒に食事ができる有難さ。
家族の温かさ。

もう2度と失いたくありません。
お母さん、長生きしてね(o^^o)







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