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ディナチャリア2 ジャラネティ - アーユルヴェーダの学び

ジャラネティ

陶製ネティポットと専用ソルト

ジャラ=水、ネティ=鼻 と言うことで、鼻を水で清浄するというものです。
実はアーユルヴェーダではなく、ヨーガのシャットクリヤ(6つの浄化法)のひとつです。

ネティポットと専用ソルト

私のはヒマラヤンチャンドラのセラミックポットとソルト(1回目だけジャータイプを買って、後は詰め替え用の袋入りを買ってます。どちらを買っても専用のスプーン入り)です。
通販だとiHerbで買えます。

やり方

ソルトを付属のスプーンのくぼみが浅い方で1杯すくってポットに入れて、水かお湯をポットの8〜9分目くらいまで入れます。溶けるのは早いですが、私は指で軽く混ぜていますね。(ただの水ではなくて生理食塩水になるので、まったく痛いとかはないです)

ポットを片手に持って、洗面台で洗顔するように顔を出してから、ポットを持つ手の方に向けて軽く横を向きます。

傾けてる顔の、上の鼻の穴から入れて下の鼻の穴から出ていくので、ポットの注ぎ口を上の鼻の穴にぴったり当てて、反対側から出てくるのを待ちます。呼吸は口でしてる感じです。

コツとしては、顔は横に向けつつも目線は下(排水口とか)を見るようにするといいと思います。目線が上がると顎が上がって、水が耳の方とかへ行ってしまうかも知れません。

ポットの半分くらい行ったら、反対側の手で持って、反対の鼻の穴から入れて行います。
反対側に交代するときに、鼻水が垂れるのが気になって鼻をかみたくなるかも知れないのですが、耳をいためないように、ジャラネティの際には強く鼻をかまないようにしましょう。指で鼻のふくらみをつまんで出すくらいにとどめます。

左右行って終わったら、ポットをさっと水洗いしてタオルでふいて終わりです。

鼻に水分が残ったら

鼻の中の形状などにもよると思いますが、私の場合はどうしても奥に水が残るので、終わったらウッターナーサナ(※)で頭を下げて、ゆっくり左右に首を動かしたりして、頭を上げるときにこぼれ落ちるのをタオルでおさえて水分を取っています。

※ヨーガのポーズ。足を腰幅に開き、つま先とかかとを結んだ線が左右で平行になるようにして、膝の向きをつま先と同じ前へ向けて立ち、軽く膝を曲げて足の付け根から前屈していき、太ももとお腹をくっつけて(くっつくとこまで膝を曲げる)頭を下げる。ふくらはぎ、ハムストリング、臀筋がストレッチされるので、気持ちいいよ。

ネティ(鼻の浄化)は他にも、紐を鼻と喉に通して軽くゴシゴシするのとかある(テレビで面白おかしく放送されてる場面もあったりするけど)のですが、本来、先生の指導のもとで行うようなものなので、家で個人ではやらない方がいいです。

効果と実感

個人的には、ジャラネティをするようになってから、耳鼻の調子がめちゃめちゃいいです。耳鼻科に通って10年以上かけて難病(完治できない病状)と付き合って寛解まできたので、薬を使わずに毎日快適でいられるのが、本当にありがたい〜って感じです。

乾燥する季節は、ジャラネティをお休みして代わりにオイルを塗るのも良いと聞いて、冬になってからやってみたのですが、逆に鼻の中が痛いほど乾いてしまったので、私には冬でもジャラネティしてる方が乾燥を防げてる感じがしています。

ヨーガ的には鼻と脳は密接な関わりがあるとされていて、鼻の奥の方の浄化は脳の健全な働きにも良いようです。鼻だけじゃなくて、体と心を清浄することは、すなわち健康ってことに繋がると思います。
また、魂の入れ物である心身を清浄に保つということは、神社で境内を掃き清め、静かで良い気を流しているのと同じことだと思っています。

次回はガンドゥーシャです。


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