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酒蔵のなかった町から、自信を持って全国へ発信する酒造り(東川町)

 北海道上川総合振興局です。
 令和6年1月に鈴木知事は上川管内東川町の「KAGUの家」と「三千櫻酒造株式会社」を訪問しました。

 今回は、KAGUの家で懇談させていただいた三千櫻酒造株式会社と東川町の取組をご紹介します。


おいしい水とおいしい米がある東川町

 東川町は全国的にも珍しい、道内で唯一「上水道」がない町です。大雪山系の雪解け水が長い年月をかけ、地中深くに染みこみ、濾過され蓄えられており、各家庭はその地下水を家庭用ポンプでくみ上げ、生活用水として使用しています。

 また、その豊かな天然の地下水を活かした稲作が盛んで、良質な環境の中、独自の厳しい栽培基準によりブランド米である「東川米」を作り上げてきました。

公設民営の酒造へ

 おいしい水とおいしい米があれば、地酒も!というイメージが強いと思いますが、残念ながら東川町には酒蔵がありませんでした。

「東川町らしい日本酒」をつくりたいと考えていた町は酒造りを行うため、2019年に事業者を公募、岐阜県で酒造りを行っていた山田代表取締役の三千櫻酒造株式会社に決定。

 建物などのハード面は東川町が、酒造りなどのソフト面は三千櫻酒造が行う、公設民営での酒蔵がスタートしました。

三千櫻酒造株式会社

東川町らしい日本酒

 そんな酒蔵でつくられた日本酒は、大雪山系の豊かな自然で育まれた地下水と、JAひがしかわの有志が、三千櫻酒造のために作付けした酒米「彗星」「きたしずく」を使用し、東川町のおいしい水とおいしい米が掛け合わせられた「東川町らしい日本酒」として愛されています。

ショーケースに並ぶ日本酒

 また、札幌国税局主催の2022年度「新酒鑑評会」純米酒の部で金賞を受賞したほか、道主催の「北海道米でつくる~日本酒アワード2022」において呑兵衛部門賞を受賞されるなど、高い評価を得ています。

 ふるさと納税の返礼品にもなっていますので、ぜひ一度ご賞味ください。


 北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、道の施策に反映するとともに、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
 今回ご紹介した東川町でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。

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