火を囲んで話をする。それはカリフォルニアにいた時に、まだ日本から到着して数日の私が、ぽつん、現地の仲間の輪に入れてもらった時だった。
庭でいちじくの葉に包んだ魚を焼きながら、みんなで火を囲む。久しぶりの英語に頭がついていくのがいっぱいだったけれど、火を囲んでいると、不思議と輪の中に入れてしまうのだ。
私はちゃんと喋れていたのか、どうだったかは忘れてしまったけれど、あのえも言われぬ一体感と楽しかったことははっきりと覚えている。
　
火を囲む。
　
そこには言語を越えた何かがあると思う。それはまるで、太古の昔から続いてきた営みのような、共通のものが。

Around the fireでは、火を囲むことを大切にしています。ディスカッションや言葉でのシェアタイムも作りますが、ただ同じ火を見つめる。そこに感じるものを大切にしたい。
写真は高知でのこと。海。
森の中で火を囲む、4/29第5回はあと3枠です。
　
百聞は一見にしかず。考えるんじゃない、感じるんだ！
これを声を大にして言いたいのですよ。
携帯で調べられることが全てではないのです。
そして、小さな火も集まれば大きな火に。私たちの未来を作るのは自分たちです。
　　
ということで詳細はHPより。

photo Takatoshi Okura