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オンライン日本語教師のいいところ

最初は日本語教師の資格をとったら日本語学校で勤めなければ道をひらくことができないかのように思っていた私だったけれど、

今までの記事で書いてきた通り、とりあえず日本語学校には就職せずに
オンラインで教えるという道を選んだ。

コロナがなければこの選択肢は絶対なかっただろうと思うけれど、

オンラインで日本語を教えてみてはっきり言ってごく控えめに言ってめちゃめちゃたのしい!!!!!!!完全に私見にはなってしまうけれど、今日はオンライン日本語教師のいいところを書いてみたいと思う。


我が家の長男はもう10歳だけれど、今年度わたしは長男が所属するサッカーチームのマネージャーをしていることもあり、事務的な仕事も多いし土日にサッカー関係の予定が入ることもしばしば。

そして次男はまだ3歳で保育園ではなくて幼稚園に通わせている。まだまだ手がかかる。つまり家事育児に結構な時間をとられて自分の時間はあまりたくさんあるとは言えない状況の中、

もし日本語学校に就職していたら
はじめのうちはたった週1回か2回の授業のために授業準備でてんてこまいになって他に何もする時間がなくなって
日本語漬けの日々になっていただろう。
(以前はそれを承知の上で覚悟もしていたつもりだった。)

オンラインで教えるにしても
勿論授業準備は必要だし
本当に勉強勉強勉強の毎日だけれど、もうどうしてもスケジュール的にきつい!ということになれば自分で調整することができる。

そして何と言っても生徒さんに色んなことシェアしてもらったり、
授業のアイデア探しをする中でニュースや
今まであまり知らなかったジャンルのことを調べたり、
まさかのこの歳でアニメに目覚めたり、
本当に自分自身の興味の幅が広がったことを感じる。

一時期コロナのせいで世界は
遠くなってしまったと絶望的になっていたけれど、
毎日色んな国の生徒さんと話ができる今は
そんな気持ちはすっかりどこかへ行って、
毎日が旅のよう。

わたしはマンツーマンで教えているので
日本語学校のように直接法にこだわる必要もないから
必要に応じて媒介語に頼ったって別にかまわない。
レッスン前に英語で世間話をすることもあるし、日本語で説明しても難しそうなときは英語で説明することもある。
メッセージのやりとりも一部の生徒さんは英語だしなんだかんだ自分の英語の勉強にもなる。

日本語学校だったら特定の誰かと
親しくなることはえこひいきになってしまうけれど、
生徒さんとはそれぞれ1対1の関係なので
親しくなることに全く問題はない。
逆になんか合わないな~と思う人は
やっぱり相手もそう感じていて
レギュラー生徒さんになる可能性は
極めて低いのも1対1のいいところ。
つまり気の合う生徒さんばかりが
定期的にレッスンを受けてくれることになる。

誰にやれと言われたわけでもなく
自分のお金を使って自ら日本語を勉強している生徒さんしかいないので
みんなとても熱心だし、
留学や旅行や仕事や生活など目的は様々だけれど
英語やスペイン語の学習者と違って
彼らの多くの行き先やこころの矢印はピンポイントで「日本」なのだ。

いつか生徒さんが日本で日本語を話している姿を
見ることができるかもしれないと思うとワクワクするし、
絶対いつか乾杯しようと約束している生徒さんもいる。

生徒さんとは涙が出るほど一緒に大笑いすることもあれば、
上級レベルの生徒さんだと深い話をすることもある。
中には本当に0初級からレッスンをはじめた生徒さんもいて
まだそんなに深い話はできないけれど
着実に信頼関係を築いていっていると感じる。

画面越しだけれど、
毎日マスクをつけずに誰かと笑えることが本当に幸せだし、
クソ暑い日も雨の日も通勤しなくていいし
とにかくいいことだらけなのだ。

コロナがおさまったら
もしくは次男が小学校に行ったら
また日本語学校という選択肢を考える日が
来ると思うけれど、
今はこのスタイルを楽しんでいるし、
満足している。

レッスン、フィードバック、準備、レッスン、
生徒さんとの連絡のやりとり、レッスン、準備、勉強・・(夜更かし)・・・

みたいな感じで日々本当に忙しいというのに

好きなことをひたすら追求したり
コミュニケーションを純粋に楽しんだり
先生としてのやりがいを感じたり
という幸せが大きすぎて
あまり働いているという感覚がなく、

ときどきふと
「あ、わたしこれでお金もらってるんや・・・」

ということを思い出してめっちゃうれしくなることもある。笑


レッスン代はドルで溜まっていっていて
いつでも引き出せるのだけれど、
どうせなら円安の時に引き出したい。
たまーに為替レートをチェックするけどそんなに一気に上がるわけもなく。
そんなんで引き出しを全然していないので
余計お金もらっているという実感がうすいのかも。笑

10月11月は写真の仕事もたくさん入っていて、
クレイジーな日々になりそうな予感・・・。

年も年なので無理しないようにがんばりたい・・。


そんなこんなで日本語教師1年生の記録をここに。

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