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note を書こうと思うようになったいきさつ。

重度の椎間板ヘルニアで手術を経て、現在自宅療養中。

手術後、2ヶ月が経過したが回復が遅いようで、椅子には20分ほどしか座れない。

夜は、腰のだるさや痛みなどでそもそも寝付きが悪い。
寝ている間に無意識に寝返りを打つと痛みで夜中に目が覚める。
そのまま朝まで眠れない時もあり、毎日寝不足…。

医師の説明によると、体が強い痛みにさらされると、神経が痛みを覚えて痛みの回路が出来上がってしまい、体が過剰に反応することがあるそうだ。

思い当たるフシはある。
もう7年ほど前になるが、バイクで転倒して肩を脱臼した時、ただの脱臼かと思っていたら、腋窩神経麻痺を起こしてなかなか治らず、左肩は未だに横方向90度ぐらいまでしか上がらない。
神経が痛みを覚えやすい体質なのかもしれない。

その「痛みの回路」を断ち切るために、いろいろな痛み止めの併用やリハビリを組み合わせての対処により、少しずつ改善が見られてきた。
ご自身も腰痛持ちで、改善策を真剣に検討してくださる医師に感謝。

食事も10分ごとに立って食べたり、途中で横になって少し休んでから、また座って食べたりしている状態。

それでも入院中も自宅療養中の今も、できることが限られる自分にとって、食事の時間は、ささやかだが楽しいひと時である。

写真:入院中の食事時
 味気ないという病室友だちも多かったが、
 「住めば都」「食べればごちそう」だった。
 ささやかな幸せに感謝。


休み休み

一度にたくさん書けないので、ちょこちょこと書いては、リハビリや通院を挟み、休んではまた少し書く。休み休み。
こんな状態でも記事が書ける幸せを噛み締めている。

私はインフルエンサーでも何でもないが、病床に伏しておられる方々のうち、お一人にでも役立ったと思っていただけると、さらに幸せだ。

そもそもどんな手術をしたのか?

医師からの手術説明の前、病院が用意してくれている、いろんな術式が載ったパンフレットの一番軽い術式を見て、
「こんな感じで、背中にちょっと穴を開けて、飛び出ているヘルニアを、チョチョッとほじくり出せば完了!」
ぐらいにチョロいと思っていた。

しかし、医師から告げられたのは、腰椎後方椎体間固定術という手術だった。

後方、つまり背中側からアプローチして(穴を開けて)、飛び出してヘルニアになっていた椎間板を丸ごと完全に除去。アプローチの際に削った自分の骨などを粉にしてカーボンやチタンのカゴに入れて人工骨を作り、その人工骨を元々椎間板のあったところに置き換えた。

そして、人工骨が定着するように、上下の椎体つまり背骨を4本のボルドで固定して手術は完了。

(術後の私の骨の様子)

「術後はコルセット着用」と聞いて、手術前にも腰痛対策として自前で買ったコルセットをしていたので、

あぁ、あんなのをまた着けるのか。すでに持ってるのに、買わされるのかな?
自分の持ってるコルセットでもいいのかなぁ?

簡単に考えていたが、そうではなかった。

術後少なくとも3ヶ月間は硬性コルセットの着用が必要で、一切腰を曲げることができない。膝も上げられない。
歩くときも、体が揺れるだけで腰が痛む。ロボットのように揺れないように歩いている。
もちろん、長時間椅子に座ることも禁止。というか、痛みが出て長くは座れない。


硬性コルセットとは?

硬性コルセットについて感じたことなどは、コチラの記事をご覧ください。

 

note を書こうと思うようになったいきさつ。

療養させてもらう前までは、ITエンジニアとして、過労死ラインを超えるほど目まぐるしく仕事していた。

ヘルニア持ちだが毎週飛行機に乗って出張。
一泊のつもりが、帰りの飛行機をキャンセルして、急遽そのまま別の出張先にまた飛行機で移動して、1週間そのまま延長。なんてこともあった。
私生活にかまうこともままならない日々だった。

❅❅❅

だが、今はこうしてゆっくり家にはいるのだけれど、出来ることは限られて、少し何かをしたら横になって休む。
何かを成し遂げたと感じることもできない毎日。
あっという間に時間だけが過ぎて一日が終わってしまう日々。

それでも、顔も知らないけど会ったこともないけれど、
同じような病気を抱えるあなたや
病床から起きれないあなたの役に少しでも立てたらと願い、
病気を通して体験したことや、こうしたら良かったということを note に綴ってみることを思い立った。


また、過去の旅行などを振り返ることで、回復してまた行けるようになるか自信が持てない、大好きな海外旅行への思いも馳せたくて。

Photo by Naonardo Galleria Vittorio Emanuele II, Milano
ナターレの時期のヴィットーリオ・エマニュエーレ Ⅱ ガッレリア in ミラノ
スワロフスキーのツリーが綺麗でした。

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さて、椅子に座れないながらもどうやって書くとするか。
それはまた別のお話。

A dopo ciao ciao!

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