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22.彼女の邪魔には、なりたくないから

最近、SNSでサブアカを持つ人が増えていると思う。メインのアカウントが自分の表の部分や広く知り合った人と交換するいわゆる名刺のような役割を持ち、サブのアカウントで仲の良いことの日常を載せる傾向にあるような、そんな気がする。

大学で知り合った彼女のサブアカウントと繋がった時、まだそこまで仲良くなってはなかった。最初はサブアカウントらしくメインアカウントに載せるまでもない些細な日常が綴られていたのだけれど、次第に彼女はそのアカウントを自分の気持ちを吐き出す場所として使うようになった。彼女は進学を機に上京してきて、慣れないこともたくさんあったと思うし、まだそれを吐き出せるほど信頼できる友だちがいなかったんだと思う。別にそれはアカウントを動かす彼女の自由だと思うし、私自身も会えてないときの彼女の様子がわかるから連絡も取りやすいのだけれど。ただひとつだけ、不安に思うこともある。


それは彼女のストレスの吐き口の邪魔をしてないだろうか。ということ。


遊ぶ回数を重ねるごとに、仲良くなるたびに、彼女がそのサブアカウントに不安を吐き出せなくならないか心配。仲良いからこそ言えない、と思われてないか不安だし、私のことについて不満があってもうまく吐き出せなくなって彼女が苦しまないか、考えてしまうことがある。

彼女は私にとって数少ない遊びに誘ってきてくれる友だち。(他は私から遊ぼうよって声かけることが多い。それがいいとか悪いとかって意味じゃないけど。)もちろん誘ってもらえるということは、とても嬉しい。持続可能な関係を続けたいからこその、私の悩み。

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