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53.すべてが壊れた夜に

思えばライブの初めてはいつもセカオワと共にある。初ライブ、初ドーム、初遠征、そして初Zepp。彼らは私にいつも新しい経験をさせてくれる。



声出しも許されたライブで、あまりの近さにMC中にうまくいけばお話しできる。レスポンスももらえて、クラップもすぐ届く。アンコールの前のスターライトパレードもみんなの距離が近いからずれずに歌える。こんな幸せな場所があっていいの?初めてのライブハウスで、音も照明も最高だった。今までストーリーが作り込まれたライブしかみたことなかったから、こんなにセカオワの音楽だけを噛み締めたのは今回が初めてだ。周りを見渡せばみんな笑顔で。大歓声を浴びる彼らも笑顔で。そんな場所にいられたことが、幸せだった。こんな経験を10年前にしていたら。私はきっと音楽の道を進んでいただろうと思うほど、大きな熱量がそこにはあった。



一緒にいった友だちとは、約1年前のドームツアーを最後になかなか会えてなかった。それなのにその時間のブランクを感じないほどずーっと話していられる。くだらないことも、夢の話もちゃんと向き合ってくれる彼女は最高のライブのバディ。あなたの夢を追いかける姿、本当に応援してるよ。これからも一緒にセカオワを追いかけようね。

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