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英国人と芝生 - 'The grass is always greener.'

日本語のことわざにもある「隣の芝生はなんとやら。」
ってやつですよ。英国には'the grass is greener syndrome' (差し詰め「青い芝生シンドローム」と言うところかな)と言う心理学の用語にもなっているみたいよ。人種を問わず、人間って似たり寄ったりなのね。

今日はそんなこと書きたいわけじゃなかった。英国人にとって芝生とは?と言うことだったわ。今年の夏は史上最高の40度越えの猛暑だったここロンドン。ホースでの水撒きは御法度となり節水要請が出たりと、どこもかしこもカラカラ。因みに日本の夏と違いかなり湿度が低いので日陰で風が少しでも吹いていればクーラーなくてもしのげるのよ。青々とした芝生も見るも無残、茶色に禿げちゃったりなんかして。それでもあちこちのお庭からは芝生刈機の音がぶぅーんぶぅーんしているのです。私が住んでいるところには共有の大きな庭が何個かあるのだけど、9月になって秋らしくなった今ではすっかり柔らかい緑の絨毯が戻ってる。それにしても異常なまでの英国個人の執念よ、折り目じゃないけどライン正しく芝生の目が揃っていて、ちょっとでも伸びようものならまた芝生刈機の音がぶぅーんぶぅーん。うるさくてしょうがない。園芸家の友人に言わせると、「男はすぐ機械を使いたがる。」そうだ。妙に納得した私。

リサイクルの仕分けも出来ないのに、英国人よ(ここでいう英国人とは、主に庭付き一戸建てもしくは、庭付きのフラットにお住いの方々かな。)なぜにそこまで芝生に固執する?

そういえば、元夫と日本でお付き合いを始めた当時、彼のお父さんが写っている写真を初めて見せてもらったの。お父さんが芝刈機を運転している写真で「なんで???」と、どうリアクションしていいか、焦ったのを今思い出したよ。
(;ॢꈍ૩ꈍ) ॢぷ४४४*

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