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SONGS感想(2024/3/14放送分)

(約4,900文字 読了まで約10分)
ご覧いただきありがとうございます。
適応障害治したいマンです。

「玉置浩二ショー」の感想を書いてますが書きたいことが多くて、順番的には前後しちゃいますが先にこちらの感想を投稿することにしました。

そして先に投稿するつもりの「SONGS」も、色々あってもう一月半ほどが過ぎてしまいました…


今回はなんと、玉置さんがMCです!!!
え、えむしーー?

いや、司会って…玉置さんは歌ってる時は人間離れした音楽のレジェンドなんですけど、話すとなると一気に口下手な人になるんですよ。

昔からそうです。トーク苦手な印象。

まず早口?というか独特な喋り方でちょっと何を言ってるのかわからないことが多いです。弾き語りのほうが伝えたいことがわかるので、全部弾き語りでMCしたほうがいいと私は思います。

でもものすごく深いことを仰ることもあり、油断なりません。

大丈夫ですか…??大変失礼ですが、おひとりで番組回せますか??

そんなこんなでニュースウオッチ9が終了しました。




玉置さん「ニュースウォッチ9をご覧の皆さん、こんばんは。恐縮です。わたくし、玉置浩二です。」

おおおお!!

玉置さんの口から、ニュースウォッチ9が聞ける日が来るとは思いませんでしたよ。

とても失礼なのは承知ですが、玉置さんってニュースウォッチしてなさそうなんですよね。
というのも寝るのがお早いので…(夜9時に寝るらしいです)。

いや、いい導入なんじゃないですか玉置さん。
これなら安心できそう…。

ちょっとぎこちない紹介の仕方をして、メインゲストの大泉さんが緊張気味にあいさつします。

今回は大泉洋さんが主役として、いつもの司会からポジションチェンジしています。

私の中の大泉洋という人物は、水曜どうでしょうでサイコロを投げて、乗り込んだ深夜バスでケツが痛いと絶叫するとか、腹太鼓して相撲をとるとか、そういう印象が強いです。

俳優として一流になった今の彼はそういう意味でちょっと遠い存在になっちゃったな、と思ってましたが、ああちゃんと大泉洋だ、と思える回でした。根っこは変わってないなあ、と。

玉置さん「名前言ったほうがよかった??」

あれ、雲行きが怪しくなってきたぞ。誰か傘持ってきて、傘!もうすぐ雨が降るかもしれませんよ。

大泉さん「司会したことあるんですか?」
玉置さん「ない。あるわけないじゃん笑」
大泉さん「どうして今回ぼくの司会してくれようと思ったんですか?」
玉置さん「自分で自分を紹介するわけにいかないもんね。」
大泉さん「ほかにもアナウンサーいっぱいいるし。。」
玉置さん「いやでも、やっぱ、俺でしょ笑」

あーーー。
やっぱり、そうなりますね玉置さん!
いやそれでいいんですよ!アナウンサーのように流暢になってしまったら、玉置さん感がないんで安心しました。

玉置さん「俺一人じゃあまりに心配でしょ?この方に来ていただきました。」

戸次さんが登場。よかった。というかやっぱり自覚はあったんですね。
戸次さんが玉置さんに恐れ多く礼をしていました。
そりゃそうなりますよね。私も恐れ多いです。

これで実質的なMCが交代しました。

戸次さん、玉置さん、大泉さん

の並びなので真ん中なんですよね玉置さん…ギターおいてあるし…
自分でもゲスト認めちゃったし。。

大泉さんの経歴が紹介され、歌手デビューまでの色々が紹介されます。
今回は特に武道館単独リサイタルにスポットが当たっているようです。

大泉さん「僕の紅白みました?」
玉置さん「多分見たと思う!」
いやたぶんって。。
玉置さん「紅白の真ん中くらいの時間で、ちょうど俺そのくらいの時間寝てるんだよ。ものすごく頑張って起きてた。でも一人で頑張って歌ってるの記憶に残ってるもん。俺も緊張してた。」
あぁ、もうこれは師弟関係ですね。頑張って起きてる玉置さんかわいいな。

VTRを振られる玉置さん。
玉置さん「それでは、えっと、、、どうぞっ!」
スタジオ爆笑
ぎこちないですね。。ほんと歌ってるときは別の人間か音楽の神か何かに思えるんですけどね。しゃべるとこうなっちゃうところが好きです。

紅白の舞台裏映像が終わった後は、大泉さんに書いた曲「あの空に立つ塔のように」についてのトークがはじまります。

玉置さん「いいよね、北海道って感じで。空が広がっている感じ。」
この感性が玉置さんの曲作りの基本ですね。

大泉さん「詞を書いてみたけどラブソングは自分にはそぐわない。だから玉置さんにきいたら北海道でみてきた空とか風とか、そういうのでいいんだよ、って言われたんでそれを書いた。それでまた玉置さんに相談したら、ラブソングとその故郷っぽいのをまぜちゃえばそれで完成だって言われて笑」

玉置さん「素晴らしいって思った。今はないものだもん。彼女との思い出も駅もない。塔はそれを象徴している。でも心の中に燦然と輝いている。絶対に心だけは奪えない。それを見事にラブソングで書ききった。」

出ました!唐突な名言。玉置さんの曲や歌声に感じる郷愁とかって、こういう考え方がベースにあるんだろうなぁとうかがえる発言です。

しかし戸次さん、ほんと見事に玉置さんのコメントを引き出すなぁ。

人それぞれ強みがあって、それを活かせる環境に身を置けるか、人に恵まれるか、そういうのでずいぶんと変わってくるんだなぁと学びました。

これだと玉置さんをただディスってる感じになりますが、そうではないんです。
完璧超人な人って、魅力的じゃないんですよ。
玉置さんのステージにいるときとの差がとてもいいんです。
ああ、彼も人の子なんだなぁ、いくら天才といっても、苦手なことあるんだなあ、そこも含めて味があっていいよなぁ、となるのです。

あと、普段はメガネをかけてらっしゃいます。
このメガネモードも、ああ、玉置さんも人間って感じがしていいなあ、と思うのです。

このSONGSみた後に玉置浩二ショーの歌ってる玉置さん見ると、「誰??」ってくらいに差があります。
別人なんですね。本当に今の玉置浩二というミュージシャンはあまりにも完成されていて、もうただただ素敵だとしか言いようがありません。

そしてギター弾き語りで「あの空に立つ塔のように」を歌う玉置さん。

アレンジを加えながら、なんかちょっとフレーズをいじくって、「これいいな。これにしよう。」って。勝手に変えちゃってます笑

多分こんな感じで曲を作ってるんでしょうね。よし、作るぞ!!!っていうよりは自然にご飯食べる的な流れでギターをもってメロディーを作る感じ。

トークの後に大泉さんが曲を披露。
ふたりの色んなやり取りで生まれた結晶だと思って聴くとじーんときます。

その後は、歌手としての大泉洋について玉置さんが語ります。
玉置さん「てらいがない。こうしてやろう、ああしてやろう、っていうのがない。そのまんまでいい。純粋で素晴らしい人間。純粋が歩いてきたって感じ。俺も純粋だもん。」

純粋同士の師弟関係なわけですね。
玉置さんはカッコいいですが、カッコつけようと思って狙ってやってる感じではないんですよね。結構ずっこけた生き方をしてきている人なので。そういう意味では本当に純粋なんだなぁと思います。

戸次さんのことも「純朴だ」と褒めていました。

お次は大泉さんの武道館単独リサイタルの一部始終の映像。

彼の曲に「ハナ~僕とじいちゃんと」というのがあるそうです。
水曜どうでしょうのロケ中に亡くなってしまったおじいさんを想って作った曲だそうで。。
なんだか玉置さんの「花咲く土手に」とちょっと雰囲気が似てるなぁと思いました。北海道感があり、同じくおじいさんのことを想って作られた曲です。

ピアノを弾きながら歌うというパフォーマンスに挑戦し、苦戦する大泉さんの姿が映っていました。
本番もまさに七転び八起きという感じで、ファンに応援されながら八回目でようやく成功。

大泉さん「あんなのないよね。一万人以上いるのに延々とピアノが弾けないんだから。」
玉置さん「あれでよかったんだよ。全部が演出。会場がひとつになってた。」
玉置さんが大泉さんを見つめる目が暖かい。もう愛弟子じゃないですか!

玉置さんも歌詞が出てこないってことがいつもあるそうです。
玉置さん「歌詞が出てこないときはそのままいって、なんとかする」

確かにそういう場面、結構あったな。それも演出に変えちゃう、というより結果的に演出に変わっているパフォーマンスができるのがすごいところなんですけどね。

大泉さんにとっては、今でも悔しさはあるけど、失敗しても諦めず挑み続ける姿を見せることがファンの人生に重なる側面もあったり、振り返ればあれでよかったんだ、という武道館リサイタルになったようです。

しんみりした雰囲気に変わって、「ハナ~僕とじいちゃんと」をピアノ弾き語りする大泉さん。
彼の曲ではこの曲が一番好きです。なんだか真心って感じがします。

最後はGLAYのTAKUROが登場。「ふわり」という曲を大泉さんに今回提供したとのこと。

大泉さんが「あの空に立つ塔のように」でいっぱいいっぱいだったので、作詞と作曲両方とも引き受けてリサイタルに向けてプレゼントしたそうです。

私は友人にライブに誘われたのがきっかけでGLAYも好きです。というか、安全地帯と玉置さんよりも前からGLAYを聴いてるので、年月だけでいうとGLAYのほうが長い付き合いです。

GLAYも北海道なんですよね(函館)。
函館って、本州に非常に近いですし、歴史的にもそのあたりから北海道がはじまるので、北海道の中では本州よりな空気感があります。

TAKUROからのビデオメッセージ
演劇をやっていた大泉さんとの出会いがあったこと。
大泉さんの言動を解釈して、彼なりにイメージして作ったこと。
同郷として共通する部分(北海道から東京へ出てきて色々悩みながらやってきた)がGLAYにもあって、そんな想いをこめて贈ったと。

玉置さんが戸次さんから問いかけられます。
今後、歌手としての大泉洋に期待すること。

「歌手っていうか大泉洋しかいない。世の中を救うのは。そのまんまでいい。俺は音楽しかやってきてないけど、洋ちゃんには演劇とか、テレビとか、色々ある。それでいいんだよ。安全地帯みたいな感じで、世界が平和になったらいいなって。平和そのもの!ただ歌っていくだけでいいんだよ、全部揃ってるんだから。」

べた褒めじゃないですか!白い鳩なんですね!!

大泉さんも今後の歌手活動について語ります。
「今後は、歌手活動しかしません!すっかり味をしめまして。」

いや、そこは真剣じゃないんかい!
でも大泉洋って感じでした。笑いをとりに来るお調子者。それにもう一人のお調子者がのっかります。

玉置さん「SONGS半分、俺が司会やろうか、せっかくいるんだから笑」

本当にちょっかい出したり楽しそうに笑ったり、やたら大泉さんの話に割って入っていったり、師弟関係でありつつも結構いちゃついてるんですよね。微笑ましい。

そして大泉さんが「ふわり」を歌います。

あぁーーすごくTAKUROって感じの曲ですね!
「春を愛する人」にすごく近い。かなり似た雰囲気の曲。いいですね。好きですよ、「春を愛する人」。あと「Pure Soul」も好きです。

それを自分の歌として堂々と歌い上げる大泉さん。いいですね。拍手!!

安全地帯、玉置さんの醸し出す春とは違う
春を音で表現していて、この違いがまた面白いですね。音楽は感性がそのまま出てきますね。

曲が終わると番組も終了。
「SONGSをもう一度見たい方は、NHKプラスで!」
おお、三人揃ってる!この収録で三人の息が合ったんですね!!

最後に玉置さんがシャウトしました。
「じれったい」とか「キ・ツ・イ」とか、そんなノリでした。
やっぱりどこかでふざけずにはいられないんですね笑
65歳を過ぎても子どもらしさを出しまくっているところ、生き生きしていて本当に好きです。

というわけで私は即座にもう一度再生しました。

これを書いているのは何回目の再生かはわかりません。
結構番組レポって書くの大変なんですね。。疲れました。。
議事録書いてたの思い出しました。。

いやぁ、とにかく素晴らしかったですよ。
玉置さんが初MCというのだけでもすごいのに、大泉さんとのコンビですからね。
豪華な「SONGS」でした。永久保存版です。

ありがとうございました。





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