ボディシェイミング(体型批判)について私が思うこと。

1. What is BODY SHAMING?

こんにちは、naoです。

今回はいつもとは少し違ったテーマについて語ろうと思います。

そのテーマというのは『ボディシェイミング (Body Shaming)』。
ボディシェイミングというのは、簡単に言うと体型批判。噛み砕いて説明すると、他人の見た目を馬鹿にしたり批判したり否定的に意見したりすること

現代の日本では、ボディシェイミングが当たり前。
例えば、お笑い番組などでは芸人が容姿をいじられて笑いを取るというのは当たり前ですよね。
ダイエットに関しても、「健康になるために痩せよう」というより、「他の人によく見られたいから痩せよう」という人の方が圧倒的に多いのではないかと思います。私もその1人です。

2. 私のからだについて

今回は、このお正月に帰省した際に私が体験したボディシェイミングについての経験談をシェアさせていただきます。

まず、そもそもの私自身の体型について。
この記事を書こうと決めたのは私自身ですが、自分の体型について話すのは正直なところ好きではありません。
私は幼い頃からずっと自分は太っていると思いながら育ってきました。昔の写真を見返しても一切太っていないのに、なぜか自分は太っていると思っていたんです。その原因は、母や叔母などに言われた言葉。
ただのおふざけのつもりだったのでしょうが、「お尻が大きい」「足が太い」などとからかわれることが、幼い頃から当たり前でした。そのせいで、太ってもいないのに私は「自分は太ってるんだ」と思い込んでいたんです。

小学校の時の水泳の授業の時、いつもプールに入る前に体操をする時間がありました。私はその体操の中でも屈伸が嫌いでした。自分の太い足をさらけ出すことになると思ったから。実際は大して太くもないのに。

そして、私は温泉に入るのが好きではありません。お風呂につかるのは大好きなんです。でも、温泉で他の人に裸を見られるのが嫌。

そして、恋愛に関してもどうしても「親密になるのが怖い」(静的な関係になるのが怖い)と思う理由もやっぱり見た目。体型もそうですし、脱毛だとかその他の問題も含めて。

これまでずっと自分は太っていると思いながらここまでやってきましたが、自分が間違っていたと気付いたのは最近のこと。
きっかけは、本当に太ったこと。(皮肉ですね笑)

原因は、大学に入ってから自由な生活を送れるようになり、寮生活で制限だらけの生活をしていた高校生の時との差が大きく、自由を謳歌しすぎたこと。そして、コロナや大学のストレスでお菓子を食べ過ぎたこと・運動しなくなったこと。これらが原因で、大学入学時から最大で10kg太ってしまったんです。

10kgですから、見た目も変わったと思います。顔は丸くなり、お腹に肉がつき、太腿がさらに太くなり、腕も太くなりました。そして、おまけですがバストサイズも上がりました。笑

元からすごく痩せているというわけではなく標準体型だったため、服を脱いで見れば「ぽっちゃり」になってしまったわけです。

そんな私がダイエットをしてみようと初めて決意したのは一昨年の夏頃。
コロナ疎開のために1年間実家に帰っていたために貯金に余裕があり、親の勧めで半ば強制的にジムに通い始めたのです。週2回、毎回1時間程度通いました。しかし、まじめに筋トレしても体重も体脂肪率も落ちず、半年ほどでやめました。(インストラクターにどう思われているかが怖くてストレスだったのも理由)
その後に始めたのはSwitchのリングフィットアドベンチャーとフィットボクシング2。これはわりと効果がありました。2ヶ月ほど真面目に取り組んだ結果、体重が3kg落ちたんです。

このように、私自身も痩せるための努力をしていないわけではありません。
これ以外にも、できるだけ自転車で駅まで行くようにしたり、大好きだったお菓子を控えたり、野菜も食べるようにしたり。それでもなかなか痩せれないんですよね。
ちなみに痩せたい理由は健康のため、そして自分に自信を持つためです。

3. 私が経験したボディシェイミング

そんな私は、この冬休みは実家に帰る前に、1週間ほど母方の祖母の家に帰省していました。もちろん母とです。
は体型批判をよくする人で、太っている人に厳しく「怠けている人」というレッテルを貼る人。私にも「痩せろ」、服を買うときには「そのサイズじゃ入らないんじゃない?」、父方の太っている祖母や太っている友人のことを悪く言ったりなど、とにかく体型への執着がすごいんです。母自身、しばらく前はぽっちゃりしていましたが、最近山登りにハマってから痩せたため、私にも口煩く言うようになったのだと思います。何様だよ。本当にうざい。
そして祖母。祖母は私にとっては気難しい人で、いつも小さなことで私の愚痴を母や伯母(母の姉)にこぼす人でした。しかも声が大きいから私にも聞こえるんです。愚痴を言うぐらいなら私に言えよと思うし、そもそも愚痴を言っている内容が小さなこと(洗濯物が裏返しとか)で、「そんなことで私がまるでろくでなしみたいに言わなくても良いじゃん」と思っていました。そんな祖母は熱心なカトリック信者。毎週、足繁く教会に通う人で、私も一応信者なので元旦に一緒に教会に行ったのですが…
久しぶりに会うおばさんなどが「あら!久しぶりね〜きれいになって!」と声をかけてくると、祖母は必ずこう言ったのです。「丸くなったでしょ。太ったのよ」と。(ちなみに母も言っていた)

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なんで他人の前で私が傷つくことをいうの?しかも毎回。

本当に意味がわかりませんでした。嫌がらせかと思いました。
でも、これだけじゃないんです。

母には姉がいます。私にとっての伯母
基本的には私に理解を示してくれる人ではあるのですが、性格的に皮肉をいうのが大好きな人なのです。そして、人をからかうのも大好き。
もうわかりますよね。
母、私、祖母、伯母、伯父(伯母の夫)、いとこ(伯母の息子、私の1歳年下)で何度かご飯を一緒に食べたのですが、私が食べれば「よく食べるねえ」、一緒にお店に行けば「この服、入らないんじゃない?」、ことあるごとに私の体を触っては「あらぁ〜」などというのです。
そして伯母と一緒になってからかう母。一緒になって「痩せなきゃね」という祖母。
(そこで男性であるいとこが「ガリガリはモテないよ」とフォローしてくれて助かった。ありがとうね、いとこ)

ここまで読んだ方、きっと私がとんでもないデブだとお思いでしょう。
自分で言うのもなんですが、服を着てれば普通体型ですからね。服を着てればの話ですが。座っている時にお腹に段ができたり、多少足が太めだったりはしますが、俗に言う肥満体型には見えない程度のぽっちゃりなんです。
具体的に言うと、体重は[身長-100+5]kgくらい。例ですが、身長が150cmなら体重は55kgとか、そのくらいです。あ、大事なことなのでもう一度いいますが、ただの例ですよ。

それなのにここまでボディシェイミングされるお正月、最悪すぎませんか?

正直、今回のお正月はただひたすら苦痛だったしストレスがたまるばかりで、「もうしばらく祖母の家に帰省するのはやめよう」と本気で思いました。春休みも絶対帰りません。絶対に。

4. 「お節介」にならないで

今回は主に体型に対するボディシェイミングについての体験談をお話ししましたが、他にも「顔が小さいね」「肌が白いね」「痩せた?」「もっと食べなきゃダメだよ」などの言葉も一見褒め言葉のようですが、ボディシェイミングに含まれるそうです。

つまり、「人の見た目に口出しするな」ってことですね。
人に害を与えていない限り、人の見た目に口出しをするべきではない。当たり前だと思いませんか?

褒めているつもり、心配しているつもりでかけたその言葉。
ただのお節介になっているかもしれません。その人を傷つけているかもしれません。

看護学生の友人から聞きましたが「よく食べるね」という何気ない言葉が拒食症の原因となったこともあるみたいです。

人の見た目には口出ししない世の中が当たり前になりますように。
(口出しするのはお医者さんくらいでいいです、本当に)

nao


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