1. 彼との出会いから別れまで

こんばんは。naoです。

しばらく前の記事でマッチングアプリ で出会った人に恋をしたとご報告させていただいたのですが…

↓これ

なんとこの度失恋しました。

しかも、なかなか残酷な失恋の仕方でした。

まず、彼との失恋するまでの流れについてご紹介させていただきます。

①アプリを初めたその日　彼とマッチング
②彼とマッチングして2日ほど　LINE交換（アプリをやめるので交換しませんか？と言われて）
③LINEを交換して10日　初めて通話しながらゲーム（6時間）
④次の日も通話しながらゲーム
⑤何度も通話を重ね、初めての通話から8日　初デート
⑥初デートから1週間後に2回目のデートの約束
⑦2回目のデートが相手の仕事の都合でキャンセル
⑧代わりにその1週間後に約束
⑨2回目のデートの2日前　未読無視されはじめる
⑩デート当日　待ち合わせ場所に行っても来ない・LINEブロックされてた

こうして見てみると「あなたに興味がなかっただけじゃない？」と思われそうなのですが、そうじゃないんです。

だって、彼とはしょっちゅう電話していたし、いつもかけてくるのは彼で、しかも仕事の夜勤の時でもかけてきていたし寝落ち通話もしていたほど。
3回目の電話から恋愛の話をするようになり、彼は「声が落ち着くから好き」「もっと電話したい」「早く会いたい」仕事頑張ってねというと「うわぁー、明日頑張れるわ」「また電話していい？」「naoちゃんと一緒ならどこに行っても楽しいよ」「仕事中もずっとnaoちゃんのこと考えてる」など、アタックが凄かったんです。LINEの返信も早くて、大体1時間以内だったし早い時は1分くらい。絵文字もたくさんつけてくれてたし、未読無視される直前のLINEも1分で返信が来てたんですよね。しかも内容は「本来あった予定を、大事な予定がある（デート）と言ったらそっちを優先していいって言われたよ。だから夜は何時まででも大丈夫だよ」という内容。

小さな変化にも気づいてくれて、電話してる時も少し声のトーンが下がっただけで気づいてすごく気遣ってくれたし、自分のことをものすごく大事にしてくれていると感じていました。

ただ、彼は過去に2年付き合った元カノに浮気されてふられたみたいでそれがトラウマになっていたよう。
よく考えたらそれ以外にもすごく自信がなさそうだったり、不安が強そうだったりという側面もありました。例えば「他の男に取られそう」などの発言や学歴コンプレックスや見た目など、自分を卑下する発言が多かったです。
さらに、私、もともとかなり自分は繊細な方だと思っていたのですが、彼はそんな私よりも繊細で、褒め言葉のつもりで言ったことをネガティブに捉えていることもありました。

突然音信不通になったときは本当にパニックでした。LINEは会話の途中で、しかも彼はデートをすごく楽しみにしているようだったので、未読無視をわざとするなんてありえないと思いました。だから、もしかしたらスマホを無くしたとか壊したのかも、と思い、それならきっと彼も待ち合わせ場所に来るはずだと期待し、彼への誕生日プレゼントと貸すはずだった本を持って待ち合わせ場所に行きました。
（ちなみに待ち合わせ場所に行く前の時点ではブロックされていませんでした）
いくら待っても彼は来ず、いくら電話しても出ず、楽しそうに歩くカップルを見て泣きそうになりながら、1時間待った後に帰ることにしました。
家に帰って、泣きながら「今日は来てくれなかったね。すごく心配してるよ、お願いだから連絡して」とLINEをし、その後にLINEを確認すると、ブロックされていました。
あまりにショックで、死ぬほど泣きました。辛すぎて死にたいと思いました。もう生きていたくないと思いました。あの言葉が全部嘘だったはずはない。でも、あれほど優しくて誠実でデートを楽しみにしていた人が、理由もなくこんな残酷なことをするはずがないと思いました。とにかく混乱したし、パニックでした。
起きていると辛いので、薬を飲んで寝ましたが1時間しか寝れず、起きてから母に電話をかけました。
親には彼のことを話していたので、話を聞いて母は「帰っておいで」と言いました。それで帰省することになり、次の日に帰省してきた、というわけです。

帰ってきてから3日目ですが、親といる時は明るく振る舞えるのですが、親が仕事でいない日中はボロボロ泣いています。好きだったことにも手がつかず、クリスマスを思い起こさせるようなものはひたすら避け、ご飯もお腹は空いても食欲がないので夕食しか食べず、そしてお酒を飲んで夜を乗り越えています。

何がつらいのか、自分でもよくわからない。信用していた彼に突然裏切られたショック、無言で拒否されたショック、1ヶ月の間に話したこと、言ってくれたこと、初めてのデートでまっすぐ目をみてくれていたこと、これから行こうと話していた場所のことを思い出しては虚無感に襲われ、泣きたいのに泣けず、悲しい曲や動画をみて無理やり泣いてみたり、突然涙が溢れたり。どうやって前に進んだらいいのかがわからないんです。

2. 彼はなぜこんなことをしたのか

このお話を聞いたら、大体の人は「そいつクズじゃん」って言うと思います。私の親、友人、知り合い、誰に話しても「そんな男、はやく気づけてよかったじゃん」と言われます。でも、彼をただのクズだと考えてしまうには違和感があり、色々と調べていると「愛着障害」や「回避依存」という言葉が出てきました。

簡単に言うと、回避依存というのは「愛着障害」という過去の親との関係などが原因で人間関係の構築に問題が生じる障害で、「回避依存」というのはこの愛着障害の中の「回避型」の人に対して恋愛において使う言葉のようです。彼の場合は、原因は2年付き合って浮気された元カノなのではないかと思っています。（それがトラウマだとよく言っていたため）

回避依存には５種類ほどあるみたいですが、その中でも彼は多分「脱走者」タイプ。
恋愛初期には猛アタックをするものの、関係が深まり始めると「裏切られるのが怖い」と感じ、自分から先に距離をとるタイプ。突然音信不通になったり無視したりする人はこのタイプみたい。

そういえば彼は「友達がいない」とよく言っていたし（地元にはいるっぽいけど）、よく私が他の男に取られないか心配していたんですよね。自分のことも卑下していることが多かったし。しかも、最初の頃に私が「ちょっとペースが早すぎる」と思い、それを彼に話した時、彼は自分の気持ちを私に話さずに「naoちゃんがそういうなら」しか言わなかったんですよね。大事な時には自分の気持ちを言ってくれなくて、「あなたはどう思うの？」って2回くらい聞いた覚えがあります。しかも、私は「別れたいとは思ってない。でもペースを遅くしたい」と言っているのに、「じゃあもう会わないでおく？電話は数週間に1回にする？」など極端な意見しか言ってくれず、逆に私が「私ってその程度の存在？」と不安になったり。（結局、彼も私も我慢できず週に何回も電話してましたが。）性的な関係についても、彼は「疲れるからそういうのは好きじゃない。むしろのんびり過ごす方が好き」と言っていました。
（回避依存の脱走者は、自分の話をしない・人と深い関係になれない・自信がない・「見捨てられる」ことに対する不安が強い、性的な関係になることをさける・束縛を嫌がる・パーソナルスペースの侵害を嫌がる、などの特徴があるため。その割には「重い女が好き（浮気しなそうだから）」とか「うちにこない？（結局お互いにあとからやめておこうとなった）」「naoちゃんの地元に行ってみたい。」「妹にnaoちゃんのこと話したんだよね」などの発言もあったけれど。だから彼が回避依存かはわからない。でもそれしか考えられない。だって彼は絶対私のことは本気で好きそうだったから。遊びにしては私に時間をさきすぎているから。）

このような点も、今思えば回避依存の特徴に当てはまっていたなあと思います。

私はもう彼のことが完全に好きでした。顔がタイプだったわけじゃないけど、そんなことはどうでもいい、むしろそんな彼も好きだと思えるくらい彼の内面が好きでした。もう付き合えると思っていました。ふたりで2 月に箱根温泉に行こうねとも話していたし、私が「たくさんいきたいところがある」と言ったら「時間はたくさんあるから、ちょっとずつ行こうか」と言ってくれました。毎日おはようLINEもしてくれて、私が少し落ち込んでいたらすぐに心配して電話してくれて、私にとってまさに完璧な存在でした。運命の人だと思っていました。

だからなのでしょうか。
こんなに残酷なことをされても嫌いになれないんです。むしろ同情してしまう。「私なら彼のそばにずっといてあげれるのに。浮気なんか絶対しないのに。心の傷を癒してあげれるのに」って思ってしまう。だからLINEもブロックできないんです。

3. もしかして、私は「共依存」っぽい？

これだけ傷ついてもまだ彼に怒れない。
でも周りは「なんで怒れないの。おかしいよ」って言う。

ここで気づいたのが、もしかして私は「共依存」タイプの傾向があるのかもしれないということです。

「共依存」とは、自分のことよりも相手を重視・優先し、「頼りにされたい」という思いが強く、どれだけ傷つけられても「私なら彼を変えられる」と考えてしまう人たちのこと。簡単に言うと相手に依存するひとのこと。

回避依存は人と距離を取りたがるのに対し、共依存はできるだけ相手の近くにいたいタイプなのかな。どちらも「見捨てられる」ということに不安があるのは同じなのですが、方向性が違うんですよね。

実際、これだけ傷つけられても「私はあなたに合わせるから、また戻ってきて欲しい」と思っている私は多分、共依存の傾向があります。

そんな一見正反対に見える「共依存」と「回避依存」って、実は惹かれあいやすいそうです。出会ったら「初めて会った気がしない」と思うくらいの運命性を感じるほど。実際、私も彼に対してそう感じていました。「この人、他の人とは違って話してて楽しい。こんなに気が合うなんて運命の人じゃないか？」と。

私は、自分自身が完全に共依存に当てはまるかと言うと「ちょっと当てはまる」くらいなので、自分が共依存だとは言えませんが、やはりその傾向があります。ただ、同時に「回避依存」の傾向もほんの少しあるような気がするんですよね。（共依存と回避依存の複合タイプもあるみたい）恋愛関係において「親密になる」ということに不安を感じ、性的な関係を結びたくないという思いが強いところとか。（なんならそれを彼に伝えたこともある。）だから、彼の気持ちもなんとなくわかってしまうから許してしまうんです。よくないですよね。

4. 彼へ

ここからは、きっとこの記事を読んでいないであろう彼へのメッセージになります。私の彼への気持ちを成仏させるためにも、自己満足ですし私はお酒を飲んで酔っていますが書かせてください。（LINEもブロックされてるし！）側から見れば、メンヘラだと思われるかもしれない。でも、誰かがみてくれるところに書いておく方が、私としては気持ちが楽なので。
「絶対自分じゃないだろう」と思う方は別に読まなくていいです！（恥ずかしいので）ただ、音信不通にした経験がある方は読んでおくといいかも。音信不通にされた側の気持ちを味わってみてください。別に彼を責めてる訳じゃないですけど、やっぱり音信不通って最低な行為ですから。実家に帰るくらい辛かったですから。

Rくんへ

2回目のデートに来てくれなかったね。
猫カフェに行く約束をしてたのに。
最後に電話した時、Rくんが「ふふっ」と笑うから、「なに？どうしたの？」と聞いたら、「猫をだっこしてるnaoちゃんを想像して笑ってた。俺きもいな」って言ってたね。
私は嬉しかったんだけどな。私もRくんが猫と遊んでるところを想像してたから。

訳わからないところで未読無視したね。そしてLINEも突然ブロックしたね。
未読無視する前は1分で返信してくれてたのにね。

待ち合わせの時間も場所も決めてたのに、来てくれなかったね。私、新宿駅の南口で1時間待ったんだよ。
おしゃれして、Rくんに渡すプレゼントと本を持って、ずっと待ってたよ。
スマホが壊れてるなら、待ち合わせの時に私を見つけられないかもしれないと思って、初めてのデートの時と同じ髪型、同じ靴、同じマフラーを持って行ったよ。
短髪の人が通るたび、Rくんじゃないかって期待した、でも毎回そうじゃなかった。自分だけ時間が止まってるような感じがした。

Rくんはきっと来てくれないだろうなってなんとなくわかってた。
順調だった時に、「時間はたくさんあるから」ってRくんが言った時も、「本当にそうなのかな。いつか消えてしまいそう」っていつも思ってた。
Rくんも不安だったかもしれない。でも、私も不安だった。

Rくんはいつも自分に自信がなさそうだった。「naoちゃん、他の男にとられちゃいそうだな」とか「俺ってバカだから」「不器用だから」ってよく言ってたね。でも、私はRくんのそういうところも好きだった。

Rくんは身長が高い方じゃなかった。筋肉質で、細身なわけでもなかった。でも私はそんなの気にしてなかった。むしろそこが好きだった。
初めてのデートの前、電話している時に「私、本当に太ってるから。期待しないで」って私が何度も言って、Rくんは「そうかあ。別に気にしないよ」って言ってくれた。そしてデートにもきてくれた。一緒に代々木公園を歩いて、木の下でレモネードを飲みながら、Rくんは「俺、naoちゃんが自分のことデブって何回も言うから、実際の2倍くらいかと思ってたよ。全然太ってないじゃん」って言ってた。そのとき、「私がデブだと思ったけどきてくれた」って言うのが私はすごく嬉しかったよ。

私が電話で「Rくんって犬っぽいよね」って言った時、Rくんが「naoちゃんは猫っぽいね」って言ってた。でも後日電話した時、「俺、犬っぽいって言われた時、犬臭いって意味かと思った」って言ってた。Rくんの香水の香り、好きだったよ。恋愛身分証明書っていう性格診断をした時も、Rくんが送ってきたスクショをみて私が爆笑してたら「やっぱり消す」って言ってあなたは送信取り消ししてたよね。わたし、何も否定してなかったのに。むしろ、恋人にはデレデレになるRくんがすごく愛おしかった。だから嬉しくて笑ってたのに。

私と猫カフェに行くの、そんなに怖かった？夜には夜景を見て、ゆっくりしようねって言ったのが嫌だった？Rくんは「職場の予定があるけど、大事な予定があるって言ったらそれを優先していいよって言われた」って言ってたよね。それとも、私が場所を提案したのが嫌だった？それとも、デートの数日前にスノボに行って、友達に何か言われた？学歴のことでコンプレックス抱えてた？私は自分にできないことを仕事にしてるRくんを尊敬してたよ。それとも、LINEの返信がすごくマメだったの、無理してた？わたしのこと、本当はそんなに好きじゃなかったのに、無理してあんなこと言ってた？別の女がいた？遊びだった？最初から１ヶ月だけの関係にするつもりだった？私の大学の授業中にRくんが電話をかけてきたとき、私がキャンセルして「ごめん、授業中で出れない」って言ったのが嫌だった？あのとき、電話に出てたらよかったのかな？なかなか目を合わせられない私とは反対に、Rくんはまっすぐ目をみて話を聞いてくれたよね。必ず車道側を歩いてくれて、歩くスピードも気遣ってくれた。頑張りすぎて疲れちゃった？Rくんは「俺、naoちゃんの前でタバコ吸わないから」って言ってた。吸ってもよかったんだよ。「タバコはちょっとずつでいいから健康のためにやめて欲しい」って言ったけど、それが重荷だった？私の目の前からいきなり消えるくらいなら、タバコを目の前で何本も吸われる方が断然マシだった。

言ってくれなきゃわからないよ。

いきなり音信不通なんて、どれだけ私が辛いかわかる？
私はあまり態度にははっきり出さないタイプだから、あなたにはそれが感じられなかったかもしれない。でも、私はあなたのことがすごく好きだったから、この先生きていけないかもしれないって思うくらい辛かったよ。

私はあまり自分から愛情表現をするタイプじゃない。いつも電話をかけてくるのはRくんだったし、最初にデートに誘ってくれたのもRくんだった。でも、私、Rくんが「嫌じゃない？」って聞いてくるたび、「嫌だったらこんなことしてないよ」って言ってたよね。はじめてやっとデートに誘ってくれた時、「全然誘ってくれないから、私が誘おうかと思ったよ」って言ったよね。あれ、遠回しすぎたけど、「あなたのことが好きだから、喜んでそうしてるよ」「あなたにはやく会いたい」って意味だったんだよ。気づかなかった？

それじゃ不十分だった？私の愛情表現が足りなかった？

「naoちゃん、俺の名前あまり呼んでくれないよね」ってよく気にしてたよね。Rくんは呼び過ぎなくらい私の名前を呼んでくれたけど、たしかに私はあんまり呼んでなかったよね。だって恥ずかしかったから。名前をあんまり呼ばなかったのが嫌だった？

不安にさせてしまったんだったらごめんね。

私のこと、そんなに好きじゃないのに無理させてたのならそれもごめん。

でも、やっぱり音信不通になる前にLINEでいいから一言欲しかったよ。

どうせRくんはこれを読んでないと思うけど、

もし、もしも「戻りたい」って思ってくれてるなら、私はLINEをブロックしてないから戻ってきて欲しい。傷ついたのは事実だけど、それでもまだRくんのことが好きだから、戻ってきて欲しい。
戻りたくないとしても、一言でいいから理由を教えて欲しい。

私は今でも陸くんのことが好きだよ

12/3 追記
完全に吹っ切れました。まだ1週間経ってないけど。笑
だからといって本当は好きじゃなかったんじゃないかって思われそうですが、そんなことはないです。大好きでした。本当に。
でも相手の悪いところがはっきり見えるようになりましたし、あの時無視していた違和感の正体にも気づけました。
きっかけは、地元の友達と直接会ったこと、そこで新しい出会いがあったことですね。今までは友達と電話でばかり相談していたのですが、実際にあったのが大きかったです。新しい出会いも気持ちを前向きにしてくれました。
Rくんの卑怯さを今まで見ないフリしてました。記憶にばかりしがみついていて、現実を直視できなかった。でもちゃんと直視できるようになりました。きっと彼は私に対して真剣ではあったと思います。私も真剣でした。でも、私はこんな終わり方をした彼をもういい人だったとは思えません。

やはり持つべきものは友です。そして家族。

Rくん、あなたのことは大好きだった。出会いにも感謝してる。だけど、もう2度と戻ってこないでね。私は平和に生きていきたいので。次に同じように女の子を傷つけたるくらいなら一生恋愛するなよ。その権利なんかあなたにはないので。本当に傷ついたけど、でもいろんなことを学べたよ。どこかで勝手に幸せになってね。私も幸せになるね。さようなら。

naoより。

5. 彼に贈る曲たち

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