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令和4年度の遠軽町はどうなる!?

※今回の投稿は議会議員としての活動報告も兼ねており、遠軽町の新年度予算に特化した内容となっていますので、見る人にとっては面白くないかもしれませんが、ご容赦ください。

令和4年遠軽町議会3月定例会が、3月10日~18日まで開催され、先日閉会を致しました。

町民の皆様の中には、『来年は遠軽町は何をするんだろう?』、『僕たち私達の税金は何に使われているの?』などなど、興味はあるけど、よくわからないやという方々が多いのではないかと思います。

今回の投稿では、写真を駆使したりしながら、町の広報をあまり見ない方や、普段SNSから情報を仕入れる方にもわかりやすい記事で、説明をしていきたく思います。

令和4年度の遠軽町の一般会計の予算は168億!?


そうです。思ったより多いでしょ!?一般的に遠軽町の20000人規模の人口だと、100億くらいが普通かと思われますが、遠軽町はそのような部分から比べると少しというか、かなり多め!
その理由として・・・

ざっくばらんにいうと『合併した自治体で使える合併特例債や過疎地域認定を受けている地域で使える過疎債という有利な財源を使って、国より多額の交付税措置を受けている』ことから、身の丈以上のいい買い物を町が進められていることが挙げられます。

実は令和3年度の一般会計予算は、更に多い194億でした。これは町民センターの建設に関わる費用があったことによるものです。

如何に町民の皆様の税金を使わずに、交付税で事業を行うか、町も全てが完璧というわけではございませんが、日々知恵を振り絞っていられるのは間違いありません。

ということで、ここからは大きな事業について、写真と私の所感をつけて事業概要を紹介をしていこうと思います。

1 新庁舎建設基本計画策定事業 660万


金額は少ないですが、築50年が経過し、未来永劫今のままの庁舎で業務をしていくことは困難と判断し、行政よりまずは計画策定の予算が計上されました。

現在の庁舎です。雨漏りや壁が剝がれている場所などが散見されます。


新庁舎の構想では、現庁舎の公園を活用し建てる計画です。


壁も直しながら使っていますが、そろそろ限界にきているのではないかと感じています。


私の所感としては、築50年が経過し、このまま60年70年と今の庁舎で歴史を積み重ねていくことは難しいのではないかと感じています。

しかしながら、道の駅や町民センターに多額の建設費をかけたあとに、庁舎の建設に向かうことが果たして適切なのかという、財政運営上の懸念はありました。

総工費については、40億~50億程度かかるのではないかと想定をされており、如何に有利な財源を活用し、一般財源からの支出を少なくするかが求められます。

現在活用を示唆している合併特例債の期限が令和7年度まで、また防災拠点としての機能も有することから使える有利な財源も時限的な可能性が高いため、遠軽町の一般財源からの支出を最大限に抑えるのは今しかないとの結論で計画策定に踏み切ったとのことです。

私もそのようなところは十分に理解し、議会の中で前向きな形で発言を致しました。
『建設費の一般財源の支出はできることなら、総工費の半分程度まで抑える努力をしてほしい。』
『どうせ建て替えるなら、住民サービスの向上に努め、総合窓口機能を作り、ワンストップ化を実現してほしい。』

今回の計画では、離れた場所にある保健福祉課(げんき21)や教育委員会の統合も考えられているので、ワンストップ化については是非、今回の建て替えを機に実現して欲しいものです。

来年度に本格的な建設に関わる事業費や設計費の詳細が出てくると思いますので、引き続き議論を尽くして参りたいと思います。

2 子ども広場整備事業 3400万


遠軽町中心部にも遂に屋内遊戯施設ができます♪
旧ふぁーらいとを活用した幼児から小学生までが遊べる施設で令和5年秋頃オープン予定です。
令和4年度は内装の改修工事などを行うようです。

現在は町民センター(芸術文化交流プラザ)の現場事務所に隠れてしまっています。
来年のオープンが待ち遠しいですね♪


3 芸術文化交流プラザ整備事業 1億4500万


建築工事は令和3年度いっぱいで完成を致しました。令和4年8月のオープンに向けて、令和4年度は外構工事や舗装工事、岩見通りの舗装工事を行います。

コロナウイルス感染症蔓延の影響で1年完成が遅れましたが、なんとか完成を迎えることができ、改めてよかったと感じています。

これからは運用について、しっかりと議会議員として見守ると共に、遠軽町内の皆様や道内の音楽を愛する皆様に、たくさんの利用を頂くことを願っています。

入り口もおしゃれでいいですね♪


外観はこんな感じ♬開館が待ち遠しい!


4 まちなかイルミネーション整備事業 995万


街中のにぎわいを創出するために、毎年少しづつ進めているまちなかイルミネーション事業ですが、今回は遠軽教会のライトアップを行います。

昼はこんな感じです。


ちょっと暗いですが、工事が完了すると非常に幻想的になる予定です。

工事費の一部は国の補助を採択されているので、工事費は抑えられているとのことです。

飲食店も近いので、コロナが終息し、遠軽町内中心部のおしゃれスポットになって注目されるといいですね♪


5 東小学校長寿命化改修工事 2億3925万

令和4年~6年までの工事を予定しています。

東小学校の長寿命化改修工事については令和4年から6年までの3年間の工事になっています。

校舎全体を改修する予定で令和4年度は旧校舎等の解体や倉庫の新設や図書室を新設したり、トイレの改修を行います。

令和5年~6年において、体育館や廊下などの長寿命化工事を行うとのことです。

子ども達がたくさん通う学校ですので、しっかり改修工事を行い、長きに渡り今後も使える施設であることを願っています。


6 ヒルトップハイツ移転改修事業 4億4000万


特別養護老人ホーム丸瀬布ヒルトップハイツの移転改修事業になります。
単独の事業で4億4000万ではなくて、ヒルトップハイツと同じ場所にあるデイサービスの移転、移動先の遠軽厚生病院丸瀬布クリニックの受け入れに係る改修工事費全体になります。

地域にとって大切な介護施設であり、高齢化が進む遠軽町にとっては非常に大切な事業であります。

こちらの工事費も全額一般財源ではなく起債が充当されます。

建替えより移転の方が費用も抑えられ、遠軽厚生病院丸瀬布クリニック側もスペースが空いているので、素晴らしい選択だと思っています。

現在のヒルトップハイツです。


移転先の遠軽厚生病院丸瀬布クリニックです。病院と共にある介護施設と言うことで利便性の向上も予想されます。

ほかにも・・・・!


もちろんこれだけではなく、各地区の町営住宅の建設事業や道路と橋梁の補修工事などハードに関わる工事はたくさんあります。

ソフトに関わる事業としても、ブラジルバストス市姉妹都市盟約50周年記念事業やアイルランド交流事業、芸術文化交流プラザ開館記念事業、新規就農に対する支援金や移住支援事業など、新年度も様々な事業があります。


今まで皆様に新年度予算の概要についてわかりやすい形で説明する機会がなかったので、今回NOTEを活用して投稿してみましたが、皆様いかがだったでしょうか♬

今後も様々なツールを活用しながら、わかりやすい情報発信に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願い致します。

最後に・・・


今回の議会において、ロシアに対するウクライナ侵略を強く非難する決議について議決を致しました。

他国に対する侵略は許されるものではありません。

戦後75年積み上げられてきた平和が引き続き守られることを、北海道の小さな町からではございますが、祈念を申し上げて、今回の令和4年度予算の概要説明とさせて頂きます。

また更新いたしまーす♬








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