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ノルウェーの歩き方

ノルウェーの散歩は楽しい。

地形上、どの地域でもフィヨルドや湖がそばにある土地柄。
家から少し歩くだけで、湖畔や海沿いの散歩道にアクセスできます。

運動不足かなと感じたり、気分が晴れない時は、防寒ジャケットをはおって、よいしょっと外に出てみます。
森の小道を歩き、おだやかな湖面を見ていると、自然に心身がデトックスされていく。

今回は、そんなノルウェー散歩をご案内したいと思います。

戸外アクティビティの神アプリ

ノルウェーに住み始めたばかりの頃、「ハイキングやサイクリングするならこれが絶対おすすめ」と現地の人からお薦めされたアプリ 「UT」(Webでも使えます) 

UT app

ノルウェー中のハイキングやサイクリングコース、そしてスキーや山小屋情報が網羅されている神アプリ。

戸外アクティビティのメニュー

うちの近所の数キロ範囲で地図を出しても散歩マークのこの多さ!

散歩マークがたくさん

安全なハイキング・サイクリング専用コースや、一般利用可能な山小屋がノルウェーにはたくさん用意されているようです。それらがアプリで地図機能と共に情報を引き出せるからとてもお役立ち。

アプリの運営団体は、ノルウェートレッキング協会とノルウェー国営放送公社。アクティビティ環境の整備に国全体で力を入れているのは、健康促進のための投資なのでしょうか。

アプリを最近使い始めて、うちの近所にもハイキングコースがいくつかあることがわかりました。
自転車で10分の距離にある、湖畔をぐるっと一周するコースが良さげです。

UT情報によると、「初心者向け・全長8キロ・所要2時間・高低差180m」とのこと。2時間は長めな気がするけど、簡単なコースとあるのでいけるかも。

たとえばこんな、ご近所ハイキング

天気の良い週末、さっそくアプリ片手に歩いてみました。
ここからは徒歩2時間(閲覧2分)の散歩コースにおつきあいください。

幹線道路わきにある駐車場に向かうと、そこから小道が始まります。

散歩コースの始まり

小道を少し奥に進むと、湖が見えてきました。
案内板を見て現在地を確認。一周コースを時計回りに歩いてみましょう。

なかなか大きな湖です
今いるのは湖の一番下のところ

軽快にジョギングしている人たちが次々に通り過ぎていきます。いつも思うけど、ひきしまった体にフィットしたウェア姿がかっこいい。

颯爽に走っていくジョガーたち

小道には、黒+グレーの北欧カラスや、尾長で黒白のマグパイが。この地域ではどこでも見かける定番の鳥たち。

カラスとマグパイ。モノトーンな鳥たち

少し進むと牧草地が見えてきました。天気も良くなってきましたよ。

広々とした牧草地

この湖では、遊泳区域、魚釣りエリアがあり、カヌーもOK。
この看板は「氷の上は危ないよ」の意味っぽい。

氷上注意の看板

これは「乗馬禁止」の看板。禁止されてなければ乗馬する人がいるってこと?

乗馬禁止マーク

しばらく進むとゴルフ場の一角に合流します。手入れされた芝生の緑が美しい。

冬でもきれいな緑の芝生
湖に向かって気持ちよくショット

湖に注ぎ込む小川には小さな橋がかかり、脇には可愛らしい小屋が。

小川にかかる小さな橋
小川の脇にはかわいい小屋

草屋根のおうちや小屋がいくつか目に入ります。
草屋根は冬季の保温・夏季の断熱に良いとか。でもメンテナンスは大変そうです。

自然と一体化した感じが素敵
湖畔の小屋はサウナ小屋?
鳥が落とした種が育ったのか、野生化する草屋根

小道は湖畔の素敵な住宅地の一角を通ります。

湖畔の閑静な住宅地
趣のある緑のドア

おや、歩いていると、視界をぴょんぴょん横切るものが。

鹿さん、住宅地にもよく現れます。

さぁ、そろそろゴールです。
ゴール付近では、かもめが並んでお出迎え。

等間隔で並ぶカモメたち

2時間コースは思った以上に長かった!私、よく歩いた!
ノルウェー散歩のシュミレーション、いかがでしたか?雰囲気感じて頂けたでしょうか。

<後日談>
先日、次男が同じ場所でお友達とプレイデートがありました。
小道を少し入ると小さな森があります。彼らは森や湖で、それはそれは楽しそうに遊んでいました。

待ち合わせは「ダックブリッジ」で
森の中でスナックタイム
湖で鳥を眺める

<さらに後日談>
歩きは時間がかかるので、今度は自転車で湖一周にトライしました。
楽勝だろう、と思っていたけど、サイクリングでも30分超。
歩いた時はあまり気にならなかったけれど、道は以外に高低差があり、ひーひー言いながら漕ぐことに。

どうやら私はつい体力を過信してしまうみたいです。もっと日常的に運動して体力つけなくては。

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