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面バイ考その2(ベーゴマ考41)


岡本さんのところに行きたい。


以前ちらっと見せていただいたことがあったが、
愛媛の岡本さんは
日本屈指のベーゴマコレクターだ

たぶん
私も持っている数で言えば
日本屈指のコレクターになるだろう。
きっと
しらんけど

私の4000個にあわせて
岡本さんの5000個を、確認し
持っていないものを調べさせてもらった。

考察第一弾は
岡本コレクション
面バイだ
第1回はコチラ

面バイ一覧


①鬼
(未確認)
本では見ているが、本物をまだ見ていない。

②おかめ

③ひょっとこ

ひょっとことおかめは
まれにオークションなどに出るが
顔の部分が加工されていることが多く
原型をとどめていることは少ない


④力士

力士は
私が個人でもっているもの
右ふたつは加工されていて原型が崩れている

⑤狗

⑥鉄兜と呼ばれる表面に顔が描いてあるもの

⑦崩れた顔が表面にあるもの(仮に翁と呼ぶ)


裏側の戦意高揚

今回の1番の収穫は
この「狗」の
裏側


岡本さんのコレクションのなかでも
もっともレアなものにあたる「狗」

メンバイはバイの凸側にデザインを施してあるとこから
「めんうち」の流れをくんでいると思われるが
この「狗」の特徴は
平面がわに兵隊のデザインが施されていた。
これば肉弾(爆弾)三勇士のモチーフと思われる。
(第一次上海事変中の1932年(昭和7年))
最近の研究では事故だったという見方もあるが、国に命を捧げた美談とされこどもたちの玩具である、面バイにもつかわれ、戦意高揚に使われたものと考える。

鉄兜と呼ばれるものも
戦争の影響でそう呼ばれているんだろうなぁ。
これらが使われた後に
日中戦争
日露戦争
太平洋戦争とうつりかわっていく。


面バイは
かなり古いので
現存している数も少ないが

ベーゴマを見る中で
戦争への歴史を垣間見た気がする。

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