高野直人(こうのなおと)@ビジネス×メンタル

ライフコーチ、メンタルトレーナー。コーチング歴10年、起業塾サポート5年の経験を持ち、…

高野直人(こうのなおと)@ビジネス×メンタル

ライフコーチ、メンタルトレーナー。コーチング歴10年、起業塾サポート5年の経験を持ち、主に起業家や経営者のメンタルサポートをしている。起業や経営における不安やストレスの緩和、方向転換、「心とお金」「仕事とプライベート」のバランスがとれたライフスタイル構築を応援しています。

最近の記事

他者イジメは非難するのに自分イジメに気づかない人

こんにちは。 高野直人(こうのなおと)です。 「イジメは良くない」なんてことがよく言われますが、世の中には他人をイジメていなくても、自分をイジメている人がいます。 例えば、 ・本当はやりたくないことを自分に無理強いする ・苦しい環境にいつまでも身を置き続ける ・やりたいことを諦める ・「自分はダメだ」などと自分に対して人格攻撃する などです 自分をイジメることは社会的な問題にはなりませんが、「一個の人格を蔑ろにしている」という点では、他者をイジメているのと同じです。

    • 苦労をするのは何かが間違っている?

      「苦労するのは、人生が間違った方向に進んでいる証拠」 というフレーズを、むかしある本で目にしました。 私は親の世代から、 「苦労は買ってでもしろ!」 「まだまだ苦労が足りない!」 と言われて育ったので、 人生のある時期までは、 「苦労はした方がいい」 「苦労は必要」 と思っていましたが、 この本に出会った時、真逆のことを言われているのに、妙に納得した覚えがあります。 今の私は、 「苦労には、良い苦労と悪い苦労がある」 と思っています。 良い苦労とは、「

      • 「メンタル不調になるのが普通」の時代

        私は日頃から、免疫力を高めるような生活を意識していて、毎日しっかりと睡眠をとり、なるべく日光を浴びたり、自然の中を歩くようにしています。 風邪を引いた時は、あまり薬に頼ったりせず、しっかりと熱を出して、ウィルスを撃退するようにしています。 別に現代医学を否定するつもりはなく、必要があれば、それらを利用することもありますが、 人間にはもともと、病気を治す力が備わっていますし、免疫力を高めれば病気にかかりにくくなるので、そういう力をなるべく生かしたいと考えています。 そん

        • 気力や体力を人と比べない

          敏感な感覚を持つ人の中には、疲れやすい人がよくいます。 疲れとは、脳が感じているものであり、それほど体を動かさず、体力を使っていなかったとしても、 色んなことを感じとって心配したり、不安に思ったり、気を遣ったりしていると、それだけで疲労感を感じたりします。 ですから、感じやすい人というのは、日々を生きるだけでヘトヘトになってしまって、やりたいことがあってもなかなか前に進められない、ということもあるようです。 そういう人は、エネルギッシュな人たちと比べると、動ける量が少

        他者イジメは非難するのに自分イジメに気づかない人

          一喜一憂しないメンタル

          同じ時代、同じ環境に生きていても、楽しく生きられる人もいれば、そうでない人もいます。 それには様々な要因があると思いますが、その人のメンタルの状態、すなわち考え方や受け止め方も一つの大きな要因かと思います。 同じ出来事に遭遇したとしても、その人の受け止め方によって、その出来事の印象は大きく変わるからです。 「塞翁が馬」の故事をご存じでしょうか? ある村から飼っていた馬が逃げ出して、村人が悔しがっていた時、 一人の老人が、「これが福を呼ぶかもしれない」と言いました。

          ストレス解消よりも大事なこと

          私は、自分のクライアントさんに対して、様々なストレスの対処法をお伝えしているのですが、 そもそもの前提として、ストレスは対処するよりも、ストレスの原因に対して手を打つことが大事です。 ストレスを感じる場所にいたり、ストレスを感じることをするから、ストレスの対処が必要になるわけで、わざわざストレスに触れなければ対処は不要になりますよね。 とは言え、人それぞれに色んな事情がありますから、人生からストレスを完全になくすことはできませんね。 それに、ストレスは必ずしも悪いもの

          良き話し相手がメンタルを安定させる

          多くの人は、生きているかぎり、何らかのストレスを抱えているかと思いますが、 このストレスに上手に対処できないと、どんどん疲弊していって心を病んだり、身体を壊したりします。 このストレスを和らげるための一つの方法が、「自分の話を誰かに傾聴してもらうこと」です。 傾聴とは簡単に言えば、 「丁寧に話を聴く」「真摯に話を聴く」ということであり、 相手の話に集中して共感的に理解を示し、相手を否定せず、安心して話してもらえるような話の聞き方ですね。 人は自分の話を傾聴してもら

          良き話し相手がメンタルを安定させる

          理想の実現に頑張りすぎない

          コーチングを学ぶと、「努力をしてはいけない」ということを教わります。 努力という言葉の意味は、「ある目的のために力を尽くして励むこと」であり、そのこと自体に特に問題はないのですが、 この言葉が使われる際に、 「我慢をする」 「堪え忍ぶ」 「無理をする」 といったイメージや感覚を想起してしまう人がいます。 つまり、「精神的苦痛を伴わなければならない」と感じてしまうのです。 何かの目標を達成するにも、課題や問題を解決するにも何らかの行動が必要であることは言うまでもあり

          なかなか力を発揮できない時

          人生というのは、あらゆるものが繋がっていて、どれも疎かにはできないな、と私はよく思います。 例えば、仕事で成果を上げようと思ったら、継続的な努力が必要なわけですが、そのためには身体が健康で、メンタルも安定している必要があります。 身体が健康であるためには、良質の睡眠や食事をとったり、適度な運動をする必要がありますが、 そのためには、ある程度の健康に関する知識と、それを実践するための時間的・経済的なゆとりが必要になります。 また、メンタルが安定するためには、人間関係が安

          知らずにハマる0-100思考に注意!

          色んな人の相談を受ける中で、私がよく感じるのは、 「極端な0-100思考にハマっている人が多いな」ということです。 0-100思考というのは、 「100点でなければ0点」 「白でなければ黒」 というように両極端のどちらかの結論しか出せない思考ですね。 例えば、0-100思考の人たちは、 人を見る時には、 「良い人か悪い人」 「善か悪」「敵か味方」 「使える人か使えない人」 というような両極端の認識しかできず、 何か出来事が起こった時には、 「良い出来事か悪

          言い訳も大事

          人に何かモノを教える人たちの中には、 「言い訳をせず、とりあえず言われたことを素直にやってみて!」 という人がよくいます。 そうしてくれる人じゃないと、教えるのに手間がかかって面倒くさいからですね。 確かに、何かを教わる場合には、ひとまずは素直に、教わったことをそのまま実行することは大切なことです。 ですが、人にはそれぞれ色んな事情や考え方、価値観がありますから、誰もが素直に教わった通りに行動できるわけではない、というのもまた一つの事実ですね。 ですから私は、クラ

          知識よりも考え方が問題解決を阻んでいる

          今の時代、自分が抱えている課題を解決しようと思ったら、 ネット検索でいくらでも、解決策を見つけることができますし、解決策を知ってる人を探すこともできます。 お金を稼ぐことも、やりたい仕事をやることも、必要な知識を得ることも、必要な人に出会うことも、 ネット以前の時代に比べたら、はるかに簡単になりました。 それなのに、私のところには色んな方が相談に来られます。 それは、「知識を得ても動けない」「自分には難しい」と感じてしまう人が多くいるからだと思います。 人には、知

          知識よりも考え方が問題解決を阻んでいる

          「時間がない」「お金がない」の処方箋

          「時間がない」「お金がない」「自信がない」 これらを「世界の三大言い訳」と言うそうですが、 やりたいことや解決したいことがあるのに、上記を理由にして先延ばししてしまう人が多くいます。 私が色んな方たちの相談を受ける中でも、これらの言い訳は、本当によく耳にします。 私は言い訳することを特に悪いことだとは考えませんし、それぞれに事情があるのでしょうから、そういう人たちにそれ以上、余計なことは言いませんが、 いつまでもやりたいことができず、問題が解決しない人生は、あまり楽

          「時間がない」「お金がない」の処方箋

          一貫性のなさが許せない人

          人は幸せを求めて、犯罪を犯さないかぎり、好きなことを選択すれば良いと思いますが、 そんな幸せを求める他人の行動を、その人の過去の発言によって否定する人がたまにいます。 例えば、むかし言ってたことと違うことをしようとすると、 「以前はこう言ってたのに、それをするのはおかしくない?」と言ってきたり、 以前、好んでいたものと違うものを選んだりすると、 「昔はこれがイイって言ってなかったっけ?」というように、一貫性のなさを指摘してくるのです。 相手が幸せになれる選択をした

          良い環境や良い仲間が見つからない人の問題

          「良い出会いがない」 「良い環境が見つからない」 と言う人がよくいます。 私は今までに、たくさんの良い人や良い環境に出会えてきたので、不思議に思ったのですが、 そのように言う人たちは、もしかしたら完璧主義に陥っているか、物事の悪い面にばかり着目しているのかもしれません。 この世の中には、完璧な人間はいませんし、完璧な環境もありません。 どんな人間にも欠点があり、どんな環境にも問題があるものです。 ですから、完璧主義に陥ってしまうと、少しの欠点が許せず、少しの問題が

          良い環境や良い仲間が見つからない人の問題

          不調の時は自己中心的でOK

          人間関係は幸福を左右する大きな要素だと言われます。 「良い人間関係に恵まれている人ほど、幸せを実感している比率が高い」という調査は有名ですね。 良い人間関係を維持するには、相手の立場に立って考え、感じの良い振る舞いを心がけることが大切などと言われますが、 余裕がある時にはそれができても、疲れている時や体調が優れない時には、誰しもが自己中心的になりがちです。 疲労時や不調時には、「自己保全」といって自分を守る機能が働くため、人は無意識に自分のことを第一優先に考えます。