「時間がない」「お金がない」「自信がない」

これらを「世界の三大言い訳」と言うそうですが、

やりたいことや解決したいことがあるのに、上記を理由にして先延ばししてしまう人が多くいます。

私が色んな方たちの相談を受ける中でも、これらの言い訳は、本当によく耳にします。

私は言い訳することを特に悪いことだとは考えませんし、それぞれに事情があるのでしょうから、そういう人たちにそれ以上、余計なことは言いませんが、

いつまでもやりたいことができず、問題が解決しない人生は、あまり楽しくなさそうです。

せっかく応援しようとしてくれる人がいたとしても、留まろうとする人にはお手伝いのしようがなく、

そういう人たちが去ってしまうため、「もったいないなぁ」と思うこともあります。

何を始めるにも、最初から時間とお金と自信がすべて揃っている人は稀で、完璧主義に陥って思考停止してしまうと何も進まなくなります。

時間やお金は工夫すれば作れますし、自信よりも大切なのは能力をつけることです。

必要な全てが今すぐ揃わなくても、今あるものの中で何か進められることがあると思います。

ただ、もっと本質的なことを言えば、

「時間がない」「お金がない」「自信がない」というのは、実は表面的な言い訳で、

本当はその奥に何かしらの恐怖や痛みを避けたい気持ちがあるのかもしれません。

言い訳が出るのは、状況の問題というより、当人には無自覚のメンタルの問題である場合もあるんですね。

だから、そういう人たちに、「こうすれば時間やお金や自信ができる」と説得をしても、あまり意味がありません。

最初に見直すべきは、その人たちのメンタルだからです。

その人が自覚して、「なんとかしなきゃ」と心から思わないかぎり、周りの人たちは、今のあり方を尊重して放っておくしかないのです。