見出し画像

良かれと思うその「思い込み」が体を蝕んでいる可能性が、、、特にヨガ、、、

本日もヨガで違和感を感じてという方がパーソナルレッスンを受けにいらっしゃいました。

ヨガを始めてから股関節に違和感を感じるようになり、最近は立っていても座っていても股関節に違和感が出るようになってしまったそうです。

現在のヨガ指導の中では、インストラクターに乗られて膝を押されるようないわゆるアジャストメントを受けているそうです。

さて何が問題なのでしょうか?

ご本人は運動のために、健康のために通われている方です。

【思い込み】

「ヨガは健康のためにいい。」これは大きくはいいでしょう。

「アーサナは健康になる方法だ。」これも大きくはいいんじゃないでしょうか。

「股関節が柔らかいほど健康的だ。」んんん?これはどうでしょうか?本当に股関節が柔らかいほど健康なんでしょうか、、、。

残念ですが、実は股関節が柔らかすぎると関節症になります。変形性股関節症というものがありますが、この原因の多くは股関節の不安定性です。

関節には「安定性」という考え方が必要です。

何でもかんでもあればあるほどいいということではありません。

開脚を見せつけるヨガの先生が多いですが困ったものです、、、。

股関節が柔らかいほど健康だという根拠はありませんし、そういう思い込みが体に無理をさせて結果的に関節を崩壊させることになりますので注意が必要です。

【前捻角】

実は今回相談に来た方は股関節が内股の傾向があるという骨格上の特徴をもっていました。

それは「前捻角」が大きいという特徴です。

前捻角の詳細は僕のAll Aboutの記事を参照して下さい。

この角度が大きいと内股がその方にとっては正常です。つまり股関節を外に回す外旋という動きが苦手になります。というか無理になります。

その無理なものにより外力を加えて動かそうというのは、関節を壊す無謀以外の何者でもありません。残念ですが、アジャストメントというのは体のことの素人が行うと、暴力になります。

そして、受けている側は、、、

ヨガは健康にいい→アーサナは健康にいい→ヨガのインストラクターのいうことに従っていれば健康になれる→ヨガのインストラクターに体を任せておけば健康になれる

こういう考えが危険なんです。

ヨガのインストラクターは体の専門家ではありません。なのに、体に必要以上にアプローチしてきます。かなり危険な状態が野放しにされているのが現状です。

【人は人自分は自分】

人にとっていいことが自分にとってそのままいいかどうかは疑問ですよね。

ある人にとっていい食事が自分にとってはアレルギー源だったり、、、。

ヨガで大切なのは自分にとって快適な状態とは何かということを見つけ出すことです。人と同じことを真似することではありません。

あるポーズが他人にとっていいからといって自分にとっていいとは限りません。

指導者の真似をして自分を見失っているヨガの生徒さん多いですね。

自分の真似を生徒さんにさせて惑わしている指導者も多いですね。

大切なのは、自分自身を見つめる方法を伝えること、習得することです。他人の真似をしてもその先に幸せがあるわけではありません。逆にリアルな体を妄想の世界の虚構に当てはめて、現実が歪められていきます。

リアルは体です。リアルは明確な快適性です。

【自分の体に優しく】

最終的には参加している方の自己責任という話になってしまいますので、自分の体に対して、思い込みで痛めつけるのではなく、体の嫌がることはしない、またはインストラクターに一任するのではなく、自分の体に責任を持てるようにすることが重要です。

不必要な、または暴力的なアジャストメントには「NO」と言いましょう。それがインストラクターのためにもなります。

別に健康はヨガが必須というわけではありません。日本はそもそも世界一の長寿国ですし、別にギーを食べなくても日本食も世界最高のヘルシー食でしょう。

青い鳥ではないですが、自国の素晴らしい文化を無視して、隣の青い芝に夢中になっているのも滑稽です。

冷静にな視点、客観的な視点そういう大人の視点が大切ですね。

医療者という客観的な視点で世が業界や健康産業を見ているからこそ、その中での矛盾、思い違いによる弊害を人一倍感じています。

少しでも冷静な判断と、洗練された矛盾のないヨガ指導が広まることを願って止みません。

よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。