第2回201807

フードトレーサビリティー・本人認証・投票システム/第2回ブロックチェーン研究会


 ブロックチェーンが普及した世の中で、どう生きていく?


日進月歩、日々可能性が広がっているブロックチェーンの世界、ブロックチェーンの基礎・動向・応用した取り組み事例を学び合いながら、どんな未来を創りたいのか、どのように生きていくか考え、行動するきっかけの参加型勉強会開催中。

7月第2水曜日・第4水曜日に、第2回ブロックチェーン研究会を行いました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
*人数と会場の都合上、2回に分けて開催しておりますが内容は同じです。

藤原直哉より

“ブロックチェーン関連での日々の進化を見ながら、非常に面白く感じることは、お金儲けをやっていた人たちの退場。どんどん消えて、本物がどんどん出てきている。役割が交代していっています”

“ブロックチェーンは、次の小売業とサプライチェーンの革命になると言われています”

“仮に政府の基準にクリアして認証ラベルを貼れたとしても、今この製品がどうかという保証にはちっともならないわけですよね。そこにブロックチェーンで・・・”

“SharedProcess_1つのマンゴーの旅路の中で全ての業者が同じやり方でデータを記録する考え方、これが革命的に違うところです。フローのタテ割りがなくなり全部ヨコになっちゃうのですよ”

“これまでは安全な食品が高かったのですよ。これからは安価なものでも安全で透明性が保証できる、画期的なことですよね。食品の透明性と安全性はみんなで責任を共有するより良い食品システム”

“ブロックチェーンによるバトンリレー:責任を共同で持つことで責任転換はできない、インチキができなくなる、不正をしたらみんなに迷惑がかかるのです”

“私たちが持っている免許証は、メインのデータベースのコピーですよね。今度は違うのですよ、自分のスマホがメインのデータになるわけで、役所がデータを持つのではなく、自分がデータを持つやり方なのです”

“パスポートでもなんでもこれまでは国が認証をおこなうものでしたが、人々がシステムによって認証を行う時代なのですよ”

“ブロックチェーンというのは、不特定多数が参加するシステムの強靭性というものが信用の根源にありますから”

“役所の窓口を使って本人認証をやっている今と、今度はその出入り口がシステムになると、何らかのかたちでデジタル機器を持っていないと”

“今は投票用紙が無記名、何人かはわかっても誰かはわからないですよね。でも、ブロックチェーンを活用することで、誰が何時に投票したのかはっきりわかる透明性の投票システムとなるのです”

“人は嘘が嫌いですよね。政府崩壊を見据えて、大企業崩壊を見据えて、ブロックチェーンシステムが広がりをみせています”

“いまの銀行みたいに、ボーッとしていると異業種が入ってくるのですよ。ここが怖いことですね。本当の競争というのは、異業種が入ってくることですから”

第2回 特集/フードトレーサビリティー・本人認証・投票システム

2018年/平成30年7月11日(水)・25日(水)開催

▷フードトレーサビリティー

・農場からテーブルまでの考え方と偽物の排除
・食品以上に農薬について厳しい化粧品
・ペルシャ絨毯は本当にペルシャで作ってる?
・色の入っていない人工ダイヤモンド
・正しい情報を製品に載せられないのか
・原産地が違う商品に活用できるブロックチェーン
・サプライチェーンの見える化
・正確性と透明性と迅速性を届けよう
・現在のフードサプライチェーンの問題点
・世界の10人に1人が食中毒・42万人が食中毒で亡くなっている世界
・食品由来の病気と損失とリスク
・2006年ほうれん草食中毒事件
・1 Supplier, 1 Lot, 1 Day
・気がついたときには手遅れなまでに広がる食中毒
・1つのチョコレートケーキに8カ国
・今までにないレベルでの安全性確保とコスト削減
・2001年〜2013年49,500件の食品製造流通事件が起きた中国_非合法な活動と食品事件
・WalmartとIBMが進める完全な透明性のある食品流通システム
・マンゴーの一生とブロックチェーンで生まれる4つの効果
・Commodity flowと全く同じ考え方_マンゴーの付加価値
・1分1秒単位で追跡できるトレーサビリティー
・不正や風評被害の軽減とブロックチェーン
・よりサステナブルな食品システムとブロックチェーン
・農家にとってどんなメリットが生まれるのか
・産地偽造と仲買さんが混ぜちゃう問題
・税関の非効率性_国の競争力
・安価なものでも安全性を確保するブロックチェーン
・ここがあれがそれが_複雑なフードシステム全体を一瞬でわかるように
・食品の透明性と安全性はみんなで責任を共有する
・より緻密に正確に管理できるブロックチェーン
・抜き打ち検査から全量検査へIoT導入
・ 可能性をどう使えるかの知恵

▷本人認証

・Civic Secure Identity Platform
・パスワードやログインが不要な本人認証プラットフォーム
・簡単に高められる双方向のセキュリティ
・指紋データや光彩データ
・根本的に変わってくるデータの持ち方
・指紋データや光彩データ
・ブロックチェーンはEcoSystemという考え方
・自分のデータは自分のスマホだけに置いておこうの流れと賛否
・巨大なデータベースにデータを置いておく発想の崩壊
・チップのインプラントで生活している人たち
・一人一台デジタル機器を持つ時代
・社会システムの組み替えが止まらない
・黒電話からプッシュホンからスマホ

▷投票システム

・新しい産業部門としてブロックチェーン産業をつくった韓国
・スイス連邦ツーク(Zug)市でのブロックチェーンを活用した住民賛否投票システム
・マイナンバーとブロックチェーンを活用したデジタルIDの違い
・新興国や後発国と相性の良いブロックチェーン
・国が一元管理しているシステム
・教育、課税、健康、資産、負債のデータを個人で持つ
・政府主権のデータ管理か個人でのデータ管理かの哲学論争
・e-voting systems
・巨大な1つのサーバで行われない分散化システムでの管理
・ツーク(Zug)市とルツェルン(Lucerne)応用科学大学とLuxoftとの連携
・オープンソースで作成され投票システム
・ソースコードを公開することで投票システムを世界中に広げたい
・Bright Minds Sharp Solutions_Luxoft
・デジタルIDサービスuPort保持者_市のレンタルバイクや図書館との連動
・デジタルID uPortを使ってみたい参加企業の募集

▷書籍 The Truth Machine:The Blockchain and the Future of Everything

基礎の積み上げ、論理の組み立て、歴史的な事件も含めて大変わかりやすく書かれています。

・ブロックチェーンの誕生と政府の信用性
・人々がシステムによって信用性をつくる時代
・一人ひとりが責任を担う
・ヴェネズエラとジンバブエとイランの動向
・ハイパーインフレで通貨がない国での仮想通貨と法定通貨
・短期的な利益を求める手段から実用としての仮想通貨
・不正受給を根絶できるブロックチェーン技術
・社会保障の制度向上のためにも良いブロックチェーン
・ブロックチェーンを導入した慈善事業団体
・経済金融の先祖帰り・思想教育・社会の鉄則
・経済の支配者とブロックチェーン誕生
・シリアから逃げてきたヨルダン難民キャンプとブロックチェーン
・1万人の難民キャンプAzraq_公平公正な食料の配給とブロックチェーン
・過去の出来事を今とつなぐ様々なシステムがなくなると
・過去と今の自分をつないでの社会参加
・無国籍であることの立場の弱さ
・国家から切り離された人たちとブロックチェーンと社会の作り直し
・本人の言っていることが正しいのか瞬時に誰でも確認証明できるシステム
・汚職やデータ改ざんで利益を得ることができなくなる
・ブロックチェーンによる公正なシステム
・目によるデジタルウォレットと盗難防止
・決済システム空洞化の恐れ
・産業や企業育成と銀行融資
・コミュニティーに1つの分散型台帳システムがある
・時系列データベースで常に最新で確実な情報
・ミドルマンなしでのお金のやり取り
・中央集権化データベースの危険性
・一番狙われる一番弱い立場の人のデータ
・社会資本をもう一度つくりなおそう
・コストや社会効果の話よりも黎明期だからこその想い
・自治会とブロックチェーン
・実社会で気がついてくる瞬間・方向感を持つことと取り組みやすさ

動画販売

当日の動画(02:34:46)は、下記よりご覧いただけます。

*質疑応答・シェアタイムの部分で、参加者の方や特定の個人等を識別できる部分につきましてはカットされていますので予めご了承ください。

◎次回は、8月8日(水)12時〜開催の詳細は、こちらから。
技術的な学びというよりも、私たちの暮らしに寄り添うブロックチェーンの魅力・私たちの生活に溶け込んでいくブロックチェーンの世界観を毎月ご縁ある皆さんと共有・探求するコミュニティです。

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