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レコードにハマる。

みなさんいかがお過ごしですか?
先日GEOが中古CDの買取をやめると発表しました。
結構な衝撃でした。
本当にCDの時代が終わるかもしれない。

ただレコードの買取は続けるとのこと。
僕も流行りに乗り、アナログレコードを買っています。
CD世代の僕が、アナログレコードを買い、聴くようになったきっかけを話していきたいと思います。

元々、70年代80年代の音楽が好きだった。

小5の時に、尾崎豊に出会ったことで僕は音楽を聴き始め、CDを買い集めていくことになります。
主に70年代、80年代のアーティストのCDです。
500枚ほどのCDを所有していますが、1枚たりとも手放したことはありません。

尾崎豊がデビューした1983年頃は、レコーディング自体もアナログの磁気テープに録音し、アナログレコードで販売をする。
音楽は「アナログ」だったのです。

1982年10月に初のCDが発売され、1986年にはCDでの売り上げがレコードを抜きます。

同時に1984年頃より、レコーディングにもデジタル技術が取り入れられ、音楽は名実ともに「デジタル」なものになっていきます。

マスタリングの凄さを知った。

岡山のシンガーソングライター「パンツゴンザレス哲朗」のアルバム制作に携わって、1番の衝撃を受けたことは、マスタリングという音の最終調整によるサウンドの変化でした。

マスタリングを詳しく語れるだけの知識を持っていないのですが、マスタリング前の音源は少し大雑把な音です。
マスタリングを施すことによって、音が引き締まり、音がドレス音をまとった様な印象を受けました。

マスタリングでの大幅な変化。ではアナログは?

そこで、気になったのです。
70年代、80年代の音源はレコードでの再生されることを前提に、録音やマスタリングされているのではないか?

CDの音ではなく、レコードの音がリアルで、制作者の意図と合致するのではないか!
これは聴いてみるしかありません。

実は数枚のレコードを所有していました。
好きなジャケットの中古レコードを購入し、部屋に飾っていたのです。

早速レコードプレイヤーを購入しました。

音はどう変わるのか?

吉田拓郎さんの1974年発売「今はまだ人生を語らず」というレコードを清聴。

なんか音がまろやかだな。
僕のレコード体験はそんなことから始まりました。

間違いなくCDやサブスクとは違う。
ふくよかなサウンドが部屋に広がりました。

正確な聴き比べはできない。

ただ、僕のしたかった真の聴き比べはできなそうだということがわかりました。
CDやサブスクになるにあたって、ほとんどの音源はリマスタリングされているのです。

「もう一度、マスタリングをやり直している。」

これは、経験からして別トラックと言っていいでしょう。
僕の目論見は、遠くに離れていきました。

レコードからCD (デジタル)への移行への、音質追求への紆余曲折は、大滝詠一さんの名盤「A LONG VACATION」のWikipediaが参考になります。

レコードにも種類が?何度もリマスタリングされる名盤たち。

レコードのことを調べていくうちに、新たなことが判明。
レコードの元になる「ラッカー盤」
これはプレスを重ねるごとに劣化していき、何度か作り直されたりするそうです。

プレスしたのが、初期であればあるほどレコードの方が音がいいとか、当たりや外れのラッカー盤もあるとのこと。

もうお手上げです(笑)

つまり、
レコードはリマスタリングされていなくとも、盤によって音が違うことがある。
CDはたくさんリマスタリングされている。
サブスクストリーミング用にもリマスタリングされていることがある。

これは沼です(笑)

音楽体験を楽しむ。

たくさん売れている作品ほど、全てを聴き比べるのは大変です。
ただ、レコード・CD・サブスク。
この3つの聴き比べでもかなり楽しむことができました。

僕は、ジャケットや音質の好みから、アナログ録音され発売されたレコードを中心に購入しています。
普段聴いているお気に入りの曲も、聴く媒体を変えてみると新たな発見があると思います。

アナログレコードや、オリジナル盤のCD、リマスタリングされたCD、サブスクなど、音源を聴きくらべてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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